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栄養を消化して吸収するまでのお話

皆さん、こんにちは!
パーソナルトレーニングサロンCOCOFIT代表のきょーすけ(@kyosuke_keira)です。

ーーーーー今日のテーマは消化と吸収ーーーーー

今日は近頃、美容界でよく使われるようになった内面美容(インナービューティー)に触れてみたいと思います。

ダイエットや体質改善、エイジングケアをしていく上では、ここの理解は非常に重要になりますので、ぜひ参考にしてください。

わかりやすく綴りたいと思いますので、最後までお付き合いください。

動画解説はコチラ

消化のしくみ

消化とは、食べた食材を体の中に取り込めるだけの大きさに小さく小さく分解する作業です。

この作業がうまくいかないと、体にいいと思って食べている食事が意味をなくしてしまったり、気付かないうちに栄養失調になっていたり、アレルギーを引き起こす原因になったりします。

冒頭にも書きましたが、ダイエットや体質改善、エイジングケアをしている!とか興味がある!という方なら、ここの理解は超とっても非常に重要です。

【 消化が行われる場所 その①口腔 】


消化のはじまりは、【お口】

口に食べ物を入れたら最初に、唾液による消化がはじまります。

唾液で消化できるのは、主に炭水化物です。


咀嚼による物理的消化と耳下腺から分泌されるアミラーゼという消化酵素による化学的消化によって分解されます。

多糖類(でんぷん)を二糖類(マルトース)にまで分解します。

よく噛んで食べなさい!は、口の中でしっかりと消化のステップを踏むための教えですね。

【 消化が行われる場所 その②胃 】

次に消化が行われるのは、【胃】です。

胃では主にたんぱく質の消化を行います。

胃液に含まれるペプシノーゲンが、胃酸によってペプシンという消化酵素に変化したんぱく質をペプチドという状態にまで分解します。


胃酸の分泌は加齢とともに低下していきます。

胃酸が少ないとたんぱく質の消化がうまくいかなくなるので、胃もたれや胸やけなどが起こりやすくなるのです。

胃酸の持つ殺菌作用も低下してしまいます。

ストレスや緊張による交感神経優位の状態が続くと、これもまた胃酸の分泌を低下させてしまいます。

この状態は無意識レベルでたんぱく質を避けるようになり、炭水化物中心の食事を摂るようになってしまうのです。

胃は消化したものを一時的に貯蔵しておく役割もあるので、胃酸や胃液の少ない状態で消化や殺菌が不十分だと腐敗した内容物が小腸へ移動してしまいます。

【 消化が行われる場所 その③小腸 】

口腔や胃である程度消化された食べ物は、最終的には小腸で完全に消化されます。

前回の記事でもお伝えしたように、小腸は

十二指腸 → 空腸 → 回腸 の総称です。

小腸で消化を担当しているのは十二指腸で、三大栄養素すべてを消化する膵液と脂質を消化する胆汁が十二指腸へ分泌されます。

そこで最終的な消化を終えた内容物が空腸、回腸へと流れ込み、消化とほぼ同時に吸収もされます。


【栄養は吸収されてはじめて意味をなす】

分解された栄養素は、空腸と回腸を移動しながら吸収されていきます。

消化を担当する十二指腸は25㎝程度しかなく、空腸が2.4m、回腸が3.6m程度といわれています。

小腸の内側には、輪状のヒダヒダに絨毛突起と呼ばれる吸収上皮細胞が巡っており、単糖まで分解された糖質とアミノ酸にまで分解されたたんぱく質は血液へ吸収され、脂肪酸とグリセロールにまで分解された脂質はリンパ管へと吸収されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

消化を正しく行うためには唾液や胃酸の分泌が良い状態で行われること、吸収を正しく行うためには消化が正しく行われ、且つ、腸内細菌をいい状態に保つことが大切です!ということが伝わればうれしいです。

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それでは。

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