23.私の中の賢い人

私が「この人賢いな。」と思う一つの指標として、具体抽象化能力が高いかどうか、というのがあります。

いわゆる地頭が良い、と言われる例として、「教科書だけで東大に行きました。」などがあると思いますが、これができる人ってどんな人なんだろう?と考えました。

そして周りの賢い人を考えてみたときに、初めて出くわす概念に対して、自分なりの言葉で理解する力があるなと感じていました。

先程の、教科書だけで東大に行く賢い人も、教科書に載っている誰にでも理解できる汎用性の高い抽象的な概念を、自分で理解できるということです。

それができるのは、新しい概念を自分の持っている知識で理解する能力が高いからなのかなと私は思います。

新しい概念を自分の持っている知識、身の回りの知識に置き換えられる能力は類似点などを見つけることができる能力と似ているし、例示もできる。
例示ができることは抽象的な概念を具体的に落とし込めるということです。

だから私は、賢い人は具体と抽象の行き来がうまいなと思うし、その例が多かったので、具体と抽象の行き来がうまい人は賢いなと感じるようになりました。

そして賢い人の中で、話が興味深い人がいますが、その人は例え話がうまいことと、言語化能力が高いと言うのがあると思います。

例え話がうまいというのは、具体抽象化能力が高いことの現れだと思いますし、常に物事を色々な角度、距離から俯瞰して見る能力が高いと感じます。

建築学科の大学の教授でも、お話がとても面白い人がいましたが、その方の建築においての思考の仕方も、多角的な視点から建築を捉え、広く建築を見て、狭く建築を見ているように感じました。

具体と抽象の行き来って難しいと思いますが、私も興味深い話ができるようになりたいので日々の思考の中で意識していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?