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短歌〜鏡心の短歌ReA「渡れぬ踏切(51首)まとめ

目の前に 困窮事はないけれど うまくいかない 渡れぬ踏切


《鏡心の短歌=ココロそのまんまの短歌》です。

日々の暮らしの中の絶望…孤独…かすかな光…ええぃぜんぶまとめて「愛」だ!!…を詠んでいる《祈りと叫びの短歌(短歌ってことにしちゃう)》です🌱

作品の根幹は『人生、いろいろあるけど、私、元気を出して!!』の《じぶん応援歌》です📣

生きるよろこびが、生きるかなしみにのみこまれないように…🌸

Keep going with joy(and a sigh)!!!

ため息つきつつ、楽しくいこう!!!

そんな《鏡心の短歌の風》が結果的にいつか誰かへの応援歌…《あなたへのエール》にもなれたら良いなぁ…と思っております⭐️

こちらの記事は今まで ReA- #ほぼ毎日短歌 として日々upしてきた私の #鏡心の短歌 をReA章「渡れぬ踏切」としてまとめた #鏡心の短歌まとめ です📒

まとめ形式ならではの、ぶわぁぁぁとしたインパクトを書籍感覚でお届けできたらなぁ🌟🌟🌟

🍀🍀🍀🍀🍀

〜渡れぬ踏切〜

目の前に困窮事はないけれど うまくいかない 渡れぬ踏切


数値ではとっても健康なのになぁ 隠した手紙 朝がまた来る


更年期 この苛立ちも かなしみも ひとくくられて 遠い青空


更年期 そう名付ければ いまの我 わかってくれるか ゆるしてくれるか


不安定 もがきあがく 更年期 特効薬(くすり)をください 正解(こたえ)をください


夜は明ける またすぐ夜になるけどね 螺旋に進め 更年期宣言


洗濯し 掃除買い物 ご飯つくる こきつかわれてる 思っちゃう寒空


主婦業を こなすは気骨か 意地なのか 優しさじゃないよなぁ 大晦日 なう


年末年始 どんどん家事がつらくなる 昭和の母の 凄さを思う


流されて 漂い着いた 現在地 頑張ったんだよ ねぇ お母さん


この道が 正しかったと 思いたい 根拠なくとも 信じていたい


いい加減 後悔やめて しゃんとしな 墓石の奥から 母からの喝

帰り路 チャージ残高 1111(いちよっつ) なんだか明日はいいことありそう

おまじない いまがいちばん しあわせと 毎日そっと つぶやいてみる


そうきたか 思ってもみなかった ダメージをドラマチックと いうことにして


銀メダル 勝ち抜けなかった かなしみを 一人そっと のみこみ そして


くやしいね 頑張ってたの 知っている 挫折の勲章 一緒に泣こう


少しずつ 元気になれるよ あなたなら わたしたち皆 ちゃんとみてきた


くもり空 いつものチョコが おいしかった それだけで もう 風がきれいだ


どんとこい 震える声で 言い放つ ばれてる強がり それでも前へ


梅が咲く ああどこまでも 行けそうと 思えたことが うれしかった


いつもとは 違った行動した時に 出会った人に 励ましもらう


桜の木 咲いていてもいなくても 静かにそっとそこにたたずむ


マンションの 共有廊下で すれ違う 老女の笑みに 答えをもらう


通勤路 はみ出た生垣 坂の途中 慌しい朝 薫るバラ在(あ)り


リフレッシュ 休むことを頑張って 益々疲れる 夏日の夕方


青い空 まぶしい日差し 白い雲 ハワイと思えば ハワイになるよ


つくらずも個性は既にあるのだと 無言で進む スクランブル交差点


夜の蝉 あんなにうるさかったのに ふと月見れば コオロギの音(ね)


袋麺 冷し中華を 食べ終わり 私の夏に サヨナラ告げる


甘き風 地面を染める 金木犀 かたわらにそっと 立ち枯れの向日葵


ああ なんだ ごらんよ今日出すゴミ袋 こんなにいっぱい生活してたよ


憂い時 そっと寄り添い 先示す ポールの歌と バカボンのパパ


成長は 目的ではなく 義務でもない よろこびなんだと 彼の人はそっと


散らかった 気持ちのカケラ つながった 大きく伸びする 深夜のお風呂


とりあえず まぁいいかと ひとやすみ 何か食べよう 雨音はやさしい


帰り道 偶然会えた 旧知の人 ああ 大丈夫だ この選択(みち)進む


からまって 力まかせに 引っ張って はずれた輪っか ハートの形に


風が吹く 勝ち取る時代は 終わったと そっとささやく 睦月の空は


混んでるねぇ笑いあったね恋しいねそう遠くではないあの頃


静かだねぇそんなことでも笑ってたあの頃恋しいお昼の休み


一人旅 みんなはちゃんとしてるのに にじんだ目元を マスクは隠せず


私はね キミの濃厚接触者 そう言えるのが うれしい時も


熱さがり トンネル抜けたと 思いきや セキの飛礫(つぶて) あちらの部屋でも


冬の路 うまくいかないことばかり ふいと頂いた お茶の温かさ


積み重ね 今だからこそ 聞こえる音(ね) 思いをはせる無くした足音


昔唄 あの頃の自分が傍にいる 温かな泪 チカラ 再び


成し遂げた 輝くメダルは ないけれど思い出語れる キミがいるなら


アームから こぼれ落ちゆく ぬいぐるみ ああ 欲しかったね 笑いとばす 次へ


手探りで 頑張ってきたよ いつだって 落ち込みながらも 信じた明日


希望(ちから)ある だから信じて すすみゆく しあわせになるよ しあわせであるよ

鏡心の短歌ReA章:「渡れぬ踏切」(51首)まとめ


読んでいただけてうれしいです!!
本当にありがとうございました!!

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お気持ち、とってもうれしいです! ご縁に感謝!!です  【春霞 遠くの富士は 見えぬけど 確かにあると 信じられる朝】(←鏡心の短歌:137)