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奇跡の憲法?

俺は日本の経済を背負ってきた方とか所謂識者と呼ばれている学者先生の認識の甘さを今更ながらに思い返しているのだが、失われた30年なんて言ってる場合ではないとは思ふ!
当事者意識皆無、参画意識絶無のまるで他人事なのだ、日本人はと言う時に自分が含まれていないので自分だけは傷つかないのだ!

「日本人は自国の内部に閉じこもり、世界の変化に目を向けなかった。」
これが立派な学歴を持ち、戦前戦後を通して日本を見守ってきた人間の出した結論だとしたら、見通しが甘かったとしか言いようがない。

朝一番で飛び込んで来たのが、某大学の先生の「奇跡の憲法」って言葉だった、それに呼応して例のカントの恒久平和だとか蘊蓄を傾けてるのが目についた。
俺が新憲法が日本人にとって最大な不幸だったという逆説的極論が成り立つって言ってる憲法ですよ!

大体誰一人として前文の普遍の原理に言及しないんですよ、
以前朝生で俺の同級生の小林節と西部邁さんがやり合って西部さんが怒って帰っちまったって憲法ですよ!
その時の西部氏を怒らせた小林節の言葉が「全て市民革命からです」だったそうだ。

これが俺が所謂、日本人は近代化から参入してるので文明化の知識がスッポリ抜けているってやつです、
つまり、カントの恒久平和を語る人間ですら、カントが始めてヘーゲルが完成させたと言われている、プラトン思想の復興運動、詰まりルネサンスの哲学ネオプラトニズムだということすら知らないのです。

フィレンツェのメディチ家のヴィラで開かれたサロン、プラトンアカデミーはフリーメイソンの起源だとさえ言われていて、ネオプラトニズムはフリーメイソンの哲学でもあるために、市民革命、ひいてはアメリカ建国に繋がり、それがGHQの三原則として新憲法に人類普遍の原理として謳われているわけで、日本人はその知識が全くないと言っても過言ではないのです! 

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