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大津公民館の位置付けと指定管理者制度の適切な運営

条例に基づく唯一の社会教育施設大津公民館


平成元年に「大津市コミュニティセンター条例」が可決され、学区ごとにある公民館はまちづくり協議会ができた学区から順次コミュニティセンターに移行することが決まっています。

ただ、指定管理が入っている大津公民館は学区に紐づいておらず、市内全域を対象にしているために、コミュニティセンター化するのか、公民館のまま残るのか、明確になっていませんでした。

大津公民館は条例に基づく公民館のまま残ります。


コミュニティセンター条例について市内各地で説明会が開かれた際に、「大津公民館は今のまま続くんですか?」と参加者が質問したところ、「大津公民館は今回の条例の対象ではありません」と市長が答えていました。
協生会は生涯学習を推進するために、公民館のまま残すべきと考えています。
大津公民館は社会教育法と公民館条例に基づく社会教育施設として今後もあり続けるのかどうか質問しました。

執行部の答え
・大津公民館は条例に基づく公民館として残る。
※この答弁によって、大津公民館だけは、コミュニティーセンター化せず、公民館条例に基づく公民館として残ることが確定しました。


指定管理者制度の事業者選定

近年、1団体のみの応募で指定管理者を選定している例が多く、適正な競争がないことから質の低下が懸念されています。今後は指定管理料の増額見直しや指定管理を継続するかどうかも含めて再検討が必要ではないかと提言しました。

執行部の答え
・過度な経費縮減により行政サービスの低下につながらないよう検討する。また、指定管理者による管理を継続するかどうかについても必要の都度検討する。

同じ項目が並んだモニタリングチェックシート。

指定管理者制度の評価に「モニタリングチェックシート」を活用

指定管理者の評価シートは設置目的が違う施設でも全て同じ項目で評価している現状でした。
施設の設置目的が全く違う施設なのに、同一のチェックシートで評価していては、設置目的を果たしているかどうか、プレゼンで提案した独自事業をやっているかどうかなど、それぞれの施設に合わせた評価ができません。
施設の設置目的に沿って適切に評価できるよう改善を求めました。

執行部の答え
・モニタリング指針の「雛形チェックシート」をそのまま使用していたが、必要に応じてチェックシートの変更、追加を行うよう指針を改定し、担当者に周知する。

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