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くねくねハニィの「What's up? ~最近どうよ?~」8月後半号 – ゲーム活況は続く! 7月のアメリカゲーム市場&世界のデジタルゲームソフト市場データ!EpicのAppleへの宣戦布告とその誤算?Newzooのサブスクに乗っかろう!とゲーマー層考察などなど!

7月が涼しかったからなのか、ここのところの猛暑にはかなりげんなりしています。熱中症のリスクを抱えながらのマスク生活が早く終わるといいなと思いつつペンを走らせています。

アメリカ市場(NPD)と世界デジタルマーケット(SuperData)の7月のセールスデータが出ていますのでさっそく行きましょう!今回の為替レートは1ドル=106円で計算しています。

<2020年7月 米国市場動向 NPDデータ分析!>

2020年7月アメリカのゲームを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン真っ只中と比べると少しずつ日常を取り戻していますが、現在も多くのユーザーがエンタテインメントを求めてゲームに集まっています。7月もこれまでの過去5カ月間と同様に好調を維持していますよ!

3月~5月までは、まだ現行機を所有していないロックダウン中のユーザーがこぞって購入してくれたため爆発的な売上金額を記録しました。が、ようやく出回ったのでしょう、7月のハードウェア売上金額は例年通りの水準にまで落ち着きました。

実は困ったことに(笑)、今月からNPDは「ソフトウェアの売上金額」ではなく、「ゲームコンテンツの売上金額」へと表記を変更しました。それに伴い集計項目もそれまでの「PC およびコンソール向けゲームソフトウェア本編 (パッケージおよびとデジタル)」から「コンソール・クラウド・モバイル・携帯機・PC・VRにおけるソフトウェア本編(パッケージとデジタル)、ゲーム内課金、DLC、サブスクリプションによる売上金額」となりました。

ええええ、いまさらモバイルは入るわ、DLCなど本編以外の課金売上も入るんですか???しかも、これはソフトウェアのランキングには反映されていません。あくまでも市場規模を図る数値上ですべて網羅してみましたということらしいのです。ケタがひとつ上がっていますのでビビりました。笑。

では先月までの数字と比べてもしょうがないじゃん!と思っていたら、NPDが遡ってデータを作り直してくれたようで、ソフトウェアの売上規模は比較する前年同月も含めて「コンソール・クラウド・モバイル・携帯機・PC・VRにおけるソフトウェア本編(パッケージとデジタル)、ゲーム内課金、DLC、サブスクリプションによる売上金額」となりました。

NPDは、POS(Point of Sales)データからパッケージの売上データを抽出するだけでなく、パブリッシャーから直接デジタルデータを取得しています。しかし、すべての企業が参加しているわけではありません。下記をご覧ください。

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