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私の都市農業!(都市農業の現場から未来を語る by,agri.TOKYO)

どーも、パーマにしました、きょうりょうファームです、

日本一周農家の旅のnoteが神奈川を走ってるタイミングで、agri.TOKYOの都市農業の記事を読んで、めっちゃ面白かったので、レビューというか感想?

元記事 https://agri.tokyo/reports/i-009/

そもそも都市農業って?

都市農業とは、読んで字のごとく都市で行われる農業。その特徴と言えば、面積が狭い分、消費者が近いという点がよくフューチャーされます。少量多品目生産で、地域や農協の直売所で「新鮮な野菜!」として売る。そんなことが代表的に言われます。
ただ最近言われているのが、都市農業の6つの多面的機能です。

都市農業の6つの多面的機能
・景観創出 町に緑があるのっていいよね!
・交流創出 貸し農園で新たな出会い!
・食育、教育 合法的に泥まみれ、楽しいよね笑
・地産地消 新鮮な旬の野菜が手に入り、エコ!
・環境保全 畑にはたくさんの命が循環してます。
・防災 緊急時の避難場所
(個人的な見解が含まれます。)

そんなことから都市農業の必要性が唱えらて、
2015年都市農業振興基本法が制定。
それまでの、東京の農地は宅地化しろ!という風潮が一変していきます。
宅地化、駐車場にしても儲からなくなってるからっていうのは伏せておきます。

そんな私も小学校の頃の田植え体験が、農業を好きになる原体験と言えます。
→後に農協があの田植え体験をあっせんしてたと知り、地元の農協に入った節があります。(全く関係ない部署につきました。泣)


私にとっての都市農業

前述した通り、小学校の田植え体験などから農業に興味を持った私は、同じように農業体験を通して「農業っていいな!」という気持ちを広めたくて、農協に入りました。

結果的に関係ない部署に入りましたが、地域の農家さんや農協職員と関わる機会はありました。
そこで感じたことは

「東京の農家がんばってるな!」

ではありませんでした。。。
どちらかといえば、

「駐車場にしたところで儲かんないし、
とりあえず節税のために農地を残して、
この制度があってラッキーだね。」

って感覚。。。
もちろん都市農業を盛り上げようと努めてる農家さんも沢山いますし、後継者問題など、誰にも責められない現状が見えました。
しかしただただ寂しい気持ちでした。
そういう意味でも農協から都市農業を盛り上げることに諦めがついて、自分でやろうと思い始めたんだよね。

東京農大の頃には、キャンパスが世田谷にあったので、研究室で借りていた農園で調査をしたり、都市農業って熱い!と思ってましたが、その感覚は農協では薄れていきました。
小学校の田植え体験に駆り出されるのは、若手がやる面倒な仕事の代表ですから。。。


くにたち はたけんぼ

都市農業の良いところ紹介のつもりが愚痴っぽくなりすみません笑

日本一周中、1度地元の国立に戻ったとき、記事にもある「くにたち はたけんぼ」さんに伺いました。
最初は公民館で講演会をやるってことをTwitterで発見。友達との飲み会を遅らせて、公民館で聴講しました。こういう時の金髪は本当に恥ずかしいんですが、「講演会にいた金髪です!農園見学させてください!」って言いやすいのだけはメリットでしたが笑

小野さんの肩書は

野菜を売らない農家

肩書だけで興味をそそられる。
というのも、畑でのメインは遊ぶこと!!
実際に足を運んだ時は、ここが東京?と思うほど、田んぼで大はしゃぎする子ども達、一緒に泥にまみれるマダムたちが印象的でした。
これが日常の風景だからすごい。。。

小野さんいわく、高級?住宅街でありながら、清水を活かした田園風景が残る国立市は、

世界に誇れる田園都市!

になれる可能性を秘めてるとのこと。

田園都市とは
都市農業とごっちゃになるけど、
都市を囲って田畑が広がるのがそもそもの田園都市の定義だったらしい。

そしてここで遊ぶ子どもたちが、農業に興味を持って、第一次産業を支える様になるのが、小野さんの夢だとか✨✨
もう!めちゃくちゃいい!
だから夢が叶うのはいつか分からない。っていうのがまた素敵。


「今までは農家のものであった都市の農地が、これからは街のものに変わってしまった」

記事中の中村さんの言葉で、この言葉には衝撃を受けました。例えていうなら

自分で蹴ったボールが
跳ね返って顔面に当たった衝撃笑

今まで外野から散々都市農業を語ってきましたが、
これが都市で農業を続けてきた当事者の言葉の重み。
やれ宅地化しろ、やれ都市農地を守れ。
僕らは都市農業の追い風としているつもりが、
色んな時代を経て、農地を守って来た方にとっては、今更なんだよね。それをちょーーーオブラートに包んで生まれたこの言葉は、しばらく忘れません。

しかしこの衝撃から、もっと自分が現場で生きる。という気持ちが強くなりました。
当事者でなければ言えない言葉がある。当事者だから伝わる説得力がある。
言ってしまえばこのnoteすら無駄に思えてくるけど、生涯現役を目指します。まだスタートすらしてませんが。


以上、私の都市農業でした。

文章ばっかでつまらねーけど、スキしてね。






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