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趣味で詩を書き始めました。
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2024年8月の記事一覧

【詩】自由

自由になりたい そう思うとき わたしには 「本当はこうしたい」 という思いがあって でも できないから 「自由がない、自由がほしい」 と思ってしまう 「本当はこうしたい」 という期待や希望がなかったら わたしは こんなに苦しまずに済んだのに 「もうこれでいいや」 って思えたら すごく楽で 悩まなくて済んだのに 「もしかしたら 自由が手に入るかもしれない」 と思うから苦しむ 「自分は不自由だ」 と思う 「自由」と「不自由」のあいだを

【詩】幸せ

幸せってなんだろう いい天気で気持ちがよかった 作ったご飯がおいしかった おしゃべりが楽しかった わたしにとって 幸せって ほんのささいなことで いつでもそばにある でも そんなささいな幸せは ほんのささいなことで 台なしになってしまう イライラをまき散らす他人 言うことを聞かない子ども やることがたくさんあっていっぱいいっぱい 幸せなことは 日常にたくさん転がっているけれど 幸せじゃないことも 日常にたくさんたくさん転がっている 幸せと

【詩】親

両親は わたしが期待するような親ではなかった 好き勝手に行動して 好き勝手なことを言う 親ってそういうものなんだっけ 親って 子どもを想って行動して 子どもにあたたかい言葉をかけて もっと愛情を注いでくれるのだと 思っていた なんで自分の親は こんなにわたしにつらく当たるんだろう わたしは愛されていないのではないか もっとがんばらなきゃいけないのかな そんなことが頭をもたげるけれど あの子は何にもしていなくても 愛されている わたしだけ な

【詩】夢

将来の夢は? かつて何度も聞かれたこと 先生や親や、友達が 何度も何度も聞いてくる 「夢?わたし、“あたたかい家庭”が持ちたいなぁ」 こんなことをボソっとつぶやいてみる 友達は「えっ?」という顔をしながら言うんだ 「もったいないよ」 「もっとすごいことできるよ」 「あたたかい家庭を持つなんて、夢じゃないよ」 って。 「夢」ってなんなの? 夢に、「正しい」とか、「間違ってる」とか あるのかな? 夢 それは、 みんなから認められるじゃないといけなく

【詩】明日は晴れる

明日は晴れる そう思ったのに、今日も雨だった まとわりつく湿気 晴れない心 そう言えば わたしの心はいつも雨だった あふれる感情 止まらない涙 誰かが 誰かが、わたしを助けてくれたらいいのに どうして誰も助けてくれないの 雨は強くなるばかり 視界は狭く 目を凝らしても 誰も、何にも見えない なんで なんでなんだろう 自分の心だけずぶ濡れ 何日も 何日も雨が降り続いたあと 雨が上がった 視界は開け 明るい日差しがふりそそぐ 向こうか