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白でも黒でもない”部屋”の中を描写したい~FACTFULLNESSを読んで~

 ハンス・ロリング氏の「FACTFULLNESS」を今更ながら手に取った。読む前の僕は、正直ファクトブックに近いものとしてこの本を捉えていた。いくつかの世界に対する質問を提示しながら、本当はそうではないのだと説明するという構成自体は知っていたのが、そのファクトを知ってどうなるのだろう、という気持ちが拭えず正月から積ん読していた。  通常ファクトを知ること自体は、何も価値生まない。これは多少なりとも知識獲得のみを目的とする勉強から脱した人にとっては当たり前の事実である。しかし

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