PRP療法は肌やケガだけではない!AGA・FAGAの治療にも効果的です!
こんにちは。共立美容外科の磯野です^^
皆さんは、PRP治療が肌再生医療や再生医療に使われているだけでなく、AGAやFAGAの治療にも使われていることをご存知でしょうか?
近年、薄毛の再生医療としてPRPを使ったものが注目されています。
そこで今回は、薄毛に悩まれている方や興味がある方に向けて「PRP治療によるAGA・FAGAの治療」についてお話したいと思います!
AGA・FAGAとは
AGAは一度は聞いたことがあるかもしれませんが、FAGAという言葉を聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんので、改めてどのようなものなのか解説します。
AGAとは
AGAというのは「男性型脱毛症」のことをいいます。
加齢により髪が脱毛していくのは自然なことですが、10代〜30代といった若い男性が、薄毛になる状態は「AGA」という病気に該当します。
原因は、遺伝や生活習慣、男性ホルモンなどが関わっているとされています。進行性の病気であるため、放っておくとさらに薄毛は悪化を辿る一方です。
主な症状として、額の生え際から薄毛の範囲が広がっていくタイプ、頭頂部から徐々に薄毛の範囲が広がっていくタイプがあります。
FAGAとは
FAGAというのは「女性型脱毛症」のことをいいます。
薄毛の病気は男性のイメージが強いという方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、女性の10人に1人が悩んでいるといわれています。
加齢やストレスなどによって女性ホルモンが減少すると、ヘアサイクルが乱れて抜け毛が増えて薄毛になると考えられています。
主な症状は、全体的に髪が薄くなるような感じで、髪が細くなりボリュームがダウンする、頭頂部の分け目が目立つようになるといったものがあります。
ヘアサイクルについて
ヘアサイクルは毛周期とも呼ばれ、髪が生まれ変わる周期をいいます。
周期は全部で3つあり「成長期」「退行期」「休止期」が繰り返し行われています。
【成長期】
髪が生えはじめたり髪の長さが伸びて成長していったりする期間です。成長期が終了すると抜けていきます。
【退行期】
成長期を終えると細胞分裂がされなくなり、成長が止まって抜け落ちていく期間です。退行期は約3週間あり、髪全体の量の約1%が移行期間に入ります。
【休止期】
髪を生やす働きを担う毛母細胞の細胞分裂が止まる期間です。この時期の間に毛根の萎縮と角化が完了します。休止期が終了すると、再び毛が伸びはじめます。
従来のAGA・FAGA治療
従来のAGA・FAGA治療は、外用薬や内服薬で行われてきましたが、最近では成長因子のみを注入し発毛を目指す方法もあります。
まだ日本ではミノキシジルやフィナステリドなどを配合した外用薬や内服薬による治療のみを取り扱っているところが多く、薄毛治療の発展が進んでいる韓国では、成長因子による薄毛治療がよく行われています。
PRP毛髪再生療法の治療方法
PRP毛髪再生療法は、患者さんの血小板を濃縮させたPRPを用いて発毛・育毛を促す治療方法です。
頭皮に注入されたPRPは、頭皮の中でさまざまな種類の成長因子を放出し、薄毛を改善します。成長因子の作用はゆっくりですので、効果を感じられるまでに少し期間がかかります。
ゆっくり作用される分、急激に毛量が増えるわけではないため、ナチュラルな薄毛改善を目指せます^^
患者さんご自身の細胞を使いますので、副作用やアレルギーの心配はありません!
AGA・FAGAにPRP毛髪再生療法が効果的な理由
血小板の成長因子は傷を修復するだけでなく、毛母細胞などの髪の毛の作る細胞の機能低下を改善する効果があります。
毛母細胞などの髪の毛に関連する細胞たちは、頭皮に流れる血液から栄養を受け取ることで正常に機能します。しかし、AGAやFAGAの患者さんの場合、血管が傷ついていることが多く、血液から十分な栄養を受け取れていないために薄毛の症状が起こっているケースが少なくありません。
PRP療法は、傷ついた血管を修復しながら発毛や育毛を促すことができます。髪を育てるには栄養が必要不可欠ですので、PRPで髪を育てる土台を整え、栄養を受け取れるようにするといったイメージで治療を受けていただくといいと思います^^
PRP療法のメリットとデメリット
PRP療法にはたくさんのメリットがありますが、一方でデメリットもあります。もしPRP毛髪再生療法を受けるか検討されている方は、メリットデメリットを確認したうえでどうするか決めるようにしましょう!
メリット
PRP療法でAGAやFAGAの治療を行う場合、以下のようなメリットがあります。
患者さん自身の血液を使うため安全性が高い
ナチュラルな薄毛改善ができる
日帰りで施術できるため入院が不要
効果が現れやすい
ダウンタイムが短い
デメリット
一方、デメリットとして以下のことが挙げられます。
費用が自己負担のため高額
施術を数回継続する必要がある
まれに感染症などを起こすことがある
人によっては受けられない
PRP療法のダウンタイムやリスク
PRP療法のダウンタイムやリスクとして、まれに注入部分に内出血や周辺部の赤み、腫れ、しこりのようなものが現れることがあります。
個人差はありますが、これらの症状は2週間程度で落ち着いていきます。
PRP療法の費用相場
PRP療法の1回ごとの費用相場は、平均で16万円前後くらいです。
ただ、1回の施術では効果は現れません。効果はおよそ2~3回目くらいで感じる方が多いので、16万円×2~3回と考えるとやはり金額は高めです。
施術頻度
施術頻度については、1回の治療で3か月~6か月かけて細胞ははたらきますので、2~3か月に1回の間隔で2、3回施術を受けるのが目安です。
PRPによるAGA・FAGAの治療が受けられない方
妊娠中または妊娠の可能性がある女性
授乳中の女性
心臓病・脳梗塞にかかったことがある方
血液を固まりにくくする薬を服用している方
肝臓疾患がある方
ガンなどの悪性腫瘍を患っている方
投薬治療や成長因子注入で実感できなければPRP療法もおすすめです!
投薬治療や成長因子によるAGA、FAGA治療に効果を感じられない方や、アレルギーが出てしまって受けられなくなってしまった方は、PRP療法も検討してみてはいかがでしょうか。
メリットとデメリットを下にまとめておきます。
【メリット】
患者さん自身の血液を使うため安全性が高い
ナチュラルな薄毛改善ができる
日帰りで施術できるため入院が不要
効果が現れやすい
ダウンタイムが短い
【デメリット】
費用が自己負担のため高額
施術を数回継続する必要がある
まれに感染症などを起こすことがある
人によっては受けられない