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PRPとセルリバイブジータの違い

こんにちは。共立美容外科の磯野です^^
今回は、PRPとセルリバイブジータの違いについてお話したいと思います!

PRPの特徴

PRPについては何度か紹介していると思いますので、簡単に説明します。

自分の血液を採取し、血液から血小板を抽出します。そして、お悩みの部分に注入する方法です。

血小板には、止血作用のほかにも傷を治す作用があります。成長因子を多く含んでおり、成長因子が活発に働くことで傷の治りを早くします。

年齢や生活環境により衰えてしまった肌に、成長因子が含まれる血小板を注入することで、肌に活力がよみがえります。成長因子がしっかりと働くことでシワやたるみといった老化現象の改善が期待されます。副作用に関しましては、痛みや腫れ、皮下出血などがみられますが、大きな副作用はないとされています。

セルリバイブジータの特徴

セルリバイブジータというのは、従来のPRPに白血球をプラスし、肌の再生する力をアップさせたものです。

また、医薬品として認可されている成長因子を加えることで、最大限の治療効果を引き出すことが可能です。

セルリバイブジータは、クリニックにより呼び方は複数あり、プレミアムPRP療法や細胞成長因子添加W-PRP皮膚再生医療と呼ばれる場合もあります。

副作用について

セルリバイブジータは、患者さん自身の血液を使用するため、大きな副作用はないとされています。しかし、PRP皮膚再生医療と同様に痛みや赤み、腫れ、皮下出血などの副作用が現れる場合もあります。

痛み、腫れ、皮下出血は一時的なものが多く2日〜3日程度で落ちつくのが一般的です。腫れがある場合は、1週間程度続く方もいらっしゃいます。

成長因子を使う施術では、美肌成分であるコラーゲンなどを活性化するとともに血流の増加により、炎症反応をともなう可能性が高くなります。このことを覚えておいていただくと、副作用の心配が軽減されるのではないでしょうか。

成長因子について

PRPやセルリバイブジータの施術をするうえで、重要な役割を果たすのが成長因子です。成長因子という言葉は聞き慣れていない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。PRPやセルリバイブジータに含まれる成長因子について簡潔にお話しします。

血小板には4つの成長因子が含まれています。

①血小板由来成長因子(PDGF-aa, ab, bb)
細胞を増やすほか血管の修復や美肌成分のコラーゲンを産生する。

②形質転換成長因子(TGF-β1, β2)
上皮細胞や血管内皮の細胞を増やしたり新しく生み出す役割がある。自然治癒力を促進する。

③血管内皮成長因子(VEGF)
血管内皮の細胞を増やしたり新しく作り出したりする。

④線維芽細胞増殖因子(FGF)
組織の修復をおこない、美肌成分であるコラーゲンやヒアルロン酸を産生する。

セルリバイブジータは、医薬品の成長因子である線維芽細胞増殖因子FGFを加えられています。この成長因子は、肌を健やかに保つ働きがあり、美肌には欠かせません。

しかし、残念なことに成長因子は20歳ごろをピークに減少します。そして、加齢によるシワやたるみといった肌トラブルがおこしてしまいます。

PRPやセルリバイブジータによって成長因子を補填することで、肌の本来持っている力を増強してシミやシワ、たるみへのアプローチをおこないます。

PRPとセルリバイブジータの違い

①医薬品である成長因子を加える
②効果の持続期間
③料金

①医薬品である成長因子を加える

医薬品の成長因子を加える理由としましては、効果のバラつきを防ぐということです。

PRPでは、患者さんの血液から血小板を抽出します。そのため、健康状態によっては再生能力を最大限発揮できない場合があります。

しかし、セルリバイブジータは医薬品の成長因子を加えるため、成長因子にバラつきはありません。そのため、肌トラブルに対して有効的な効果が期待できるのです。

②効果の持続期間

PRPの持続期間としましては、個人差もありますが1年程度となっており、セルリバイブジータの持続期間は2年〜3年です。

注入後2週間〜3週間で効果が現れ、3ヶ月ほどでお悩み部分の改善が期待できます。

PRPに比べてセルリバイブジータの方が成長因子が安定しており、持続期間が長いのが特徴です。

③料金

PRPの料金は平均しますと1回あたり3万円〜50万円と幅広くなります。

対するセルリバイブジータは、15万〜40万円となります。

当院では、PRP皮膚再生医療の料金は1回あたり33,000円です。PRPを濃縮した超高級スーパー濃縮PRPプラチナであれば110,500円〜(モニター価格)となります。

セルリバイブジータに関しましては、26,400円で施術しています。

PRP治療の注意点

持続期間が長く、肌の内側から改善できるためメリットが多いPRPやセルリバイブジータですが、注意点もあります。

それはシコリができる可能性です。特にセルリバイブジータの方がシコリがおきるリスクがあがります。

シコリができる可能性としましては、成長因子が活発に働きすぎることです。想定以上の効果を発揮した場合、肌の活性化だけでなく軟骨細胞にも成長因子が働いてしまいます。それが原因でシコリができてしまいます。

1度に注入する量が多いとシコリにつながる可能性が高くなりますので、少量ずつ的確に注入する医師の技術が求められます

注入量が多すぎたり濃度が高すぎたりすると再生する力が強くなりすぎ、シコリとなります。反対に注入量が少ない場合には効果を発揮することが難しくなります。

PRPやセルリバイブジータの治療には、確かな医師の技術が必要です。

当院では、様々な施術や病院での執刀を経験している医師を積極的に採用しています。その理由としましては、技術力の維持や病院全体が常に最前線の技術を取り入れることが可能となるからです。

また、肌再生医療をおこなうには厚生労働省の認可が必要です。

そのため共立美容外科は、厚生労働省の認可はもちろんのこと、日本美容外科医師会の認定医療機関でもあります。

日本美容外科医師会は、美容医療の質向上や美容医学を推し進めるために結成されています。認定を受けるには、過去に重大な医療事故をおこしていないかや医師の倫理観など複数の条件をクリアしなければなりません。

安心して施術を受けていただくためにも、厚生労働省の認可や日本美容外科医師会の認定機関であるかを確認したうえで施術を受けるのがおすすめです。

認定機関の一覧はこちらで確認できますので、お時間があれば一度目を通してみてください。

日本美容外科医師会 認定機関一覧