開腹手術記~子宮腺筋症・子宮全摘出(術後4日後)
2022年を病室で迎えた。
夜中に何件かLINEが入っていたが、24時を過ぎるまでに就寝したので気づいていなかった。
異様に寒い病室はどうやら配置の影響らしく、看護士さんがここだけ寒いと言っていた。あちこちにカイロを仕込んでなんとか乗り切っていたところ、この日の看護士さんが小声で、おばあさんは大丈夫でした?とか聞いてきた。
え?どゆこと?と思いつつ
ありのままを伝えた。どうやら、何度か入院している常連のようだ。
独り言、いびき、寝言は想定内のようだったが、雄叫びについては、それは初めて聞きました!記録しておきます!と笑
しばらくしてからその看護士さんが夜勤明けで、交代しますの挨拶に来てくれた時、また小声で、おばあさんは個室が空いてるから移ってもらいますね、と言っていた。私が眠れないと言っていたからか、なんだか申し訳ない気がしたが、おばあさんは個室料金は不要、テレビ見放題との謳い文句に上機嫌で移っていった。
(私)さんに個室とも思ったのですが、もし緊急入院の方が来られたら、同じ目に遭われる事も考えられるので、おばあさんに移ってもらいました、と報告された。
結果、4人部屋に私は1人になり、いずれにしても気楽になった。動画やラジオもイヤホンなしで視聴していた。
元旦の朝ごはんが気になっていたし、友達からも何が出るんだろうねー!と言われていて楽しみにしていたが、クロワッサン🥐だった。
あまりにも正月感無さすぎて残念にも思ったのも事実だが、クロワッサン🥐は大好きなのでなんとか納得した。
こんな元旦の普段すぎる病院ごはんは、なかなか面白いネタになると思っていたら、お昼ごはんはこうなった。
さすがにお餅はなく、かわりにお赤飯。
なます、黒豆、ごまめ、伊達巻、数の子、昆布、鰤もいて、とても立派なお節だ。
それでいてカロリーは500台、タンパク質は常に25gくらいはあった。当たり前だが、ちゃんと管理されてて、管理栄養士という職業の素晴らしさを舌で体感したのだ。
改めてになるが、ここはどの食事も本当に美味しい。全て写真には収めたが、食材と味付けメモを取っておけばととても後悔している。
写真だけでなんとか自宅で再現してみたいと本気で思う。
元旦らしい番組を見る事もなく、このnoteを記したり、iPadでkindleにダウンロードしていた本を読んだり、院内プチウォーキングをしたり、ゆったりすぎる時間を過ごしていた。
歩く際はまだ少し腰が曲がったような体制。お腹をピンと伸ばす事はできない。寝た状態や座った状態から起き上がる時は、小さな決心が毎回必要である。ただ、トイレに行く回数は手術前より明らかに減っていた。確実に貯められるようになっている事は自分で分かる。
この日の夕食後、やっとのことで、まともなお便りがきた。硬化していたのでお尻が痛かったが、これで一安心だ。それでも2日半のうちの一日分という感じではあるので、処方されていた便秘薬は飲んで寝る事にした。
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