開腹手術記~子宮腺筋症・子宮全摘出(術後6日後/退院)

退院前診察がある日。朝から採血があった。看護士からは、今日午前中に診察ある日のでまた呼びに来ますねぇと言われた。


月曜日に入院し、この日がまた月曜日。もともとの予定では次の日火曜日が退院。なんとしてでも今日退院したい。もうあのベットで夜を過ごすのは勘弁してほしい。


いよいよ診察に誘導された。診察室で私が乗った内診台が上がると、主治医はすぐに血液検査は全く問題無かったと教えてくれた。そしてすぐに手術以来ずっと貼りっぱなしだった患部のテープが取り除かれた。


鉤(はり)抜きますねぇと言われ、ビビっていたお腹のホッチキス外しが次々実行された。全く痛みも無く、これぞ取り越し苦労であった。

超音波は問題ない、傷口も今のところ問題ないです。明日退院できますよ。後でまた患部のテープの貼り方の説明します。次回は1/27に診察します。


これ以外で言われたのは...。

・腹筋を使う筋トレなどはしないこと
・何時間も大声で歌わない
・重いものは持たない
・仕事復帰は退院後3週間後が理想
・とにかく無理をしない

最後に聞きたい事ありますか?ときたので決死の覚悟で


あのぅ...先生、今日退院は無理ですか?


手術医: あー...。そうですよねぇ、お正月気分が全くなかったですしねぇ。今日ならまだ3日だから最後にお正月味わえるし...。帰りますか。と、すんなりオッケーしてくれた。



やったー!(気持ちはカズダンス)


病室へ戻るやいやな、夫、母と姉、近所のママ友にLINEで報告した。精算の時間も必要との事で、お昼ご飯を食べてからすぐの退院となった。夫に1時ごろ迎えに来て欲しいと伝え、お昼ご飯が運ばれるまでに1時間はあったので、早速荷造りをした。今夜から自分のベットで寝られるかと思うと本当に嬉しかった。

大きめのテープが外され、小さめの傷口だけを覆うテープに変わった為、お腹周りに関しては解放度が増えただけに少し不安になった。やはりしっかりガードがある方が安心だ。普段私は防寒用のゆるいが暖かいガードルくらいしか履かないため、サポートをしっかりしつつ動きやすそうなガードルをネットでポチった。

ちなみに入院するにあたって、無印の縫い目のないハイライズショーツを購入したが、これは当たりだった。歩ける様になってからは入院中もこればかり履いていた。


夫には1時と言っていたが、12時過ぎに運ばれてきた昼食をものの20分ほどで平らげ、最後にパジャマから入院時に着ていた私服に着替えた。入院中、メイクもコンタクトも初日のみ、ブラは初日と退院日のみつけていた。院内では次男に借りたパーカーをずっと羽織っていた。ニットカーデは静電気が気になるから避けたが、院内の乾燥がすごかったので正解だったと思う。


夫が迎えにきてくれた為、みなさんに挨拶をし病棟を後にした。そして、会計で精算をし自宅へ戻った。


早速荷解きをしている間に、夫がぜんざいを用意してくれた。といってもレトルトではあるが、しるこにお餅を焼いて出してくれた。自宅へ無事戻ってこれた安堵感と家族に会えたこの上なく幸せな気持ちが相まって、甘い甘いぜんざいがカラダにしみた。このお餅1つがおのお正月に食べた唯一のお餅となった。


Apple Watchの測定でこの1週間の平均睡眠時間は4時間となっていたが、退院した日の夕方、自分のベットに横になるとすぐに眠りについた。やっと眠れたのだ。やはり自分のベットが1番の楽園なのである。


手術前の看護士からの説明で、退院後は次の外来診察まで、お風呂はシャワーのみと聞いていたが、退院時に主治医からは湯船につかっても問題ないと告げられた。ある女医さんが開腹で子宮全摘された経験談を記されているのをネットで見かけたが、その方も、すぐ湯船に入ったと書かれていた。もちろん、ケースバイケースであろうが、私の場合はオッケー出たのですぐに湯船につかっている。ただ、看護士の反応から推測すると、ここの病院も先生によりけりなのかもしれない。

1週間ぶりにゆっくりお風呂に入り、自分のベットで眠りに落ちた。夕方少し寝たものの、入院中の睡眠時間があまりに短かったからか、これを補うがごとく、朝まで熟睡できた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?