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入院

24W2D(24週2日目)

2015年7月16日(木)に入院。
4人部屋でした。

初日は全く眠れませんでした。
耳がありとあらゆる慣れない音を拾います。

でも、最初のうちは実はちょっとのんきでした。

胎児発育不全は、結局原因がわからず、
横になっていることが一番よいとのこと。

心拍数を測るときも「元気だから、この週にしては、ちゃんと測れる」
などと言われていました。

そして…
入院したばかり、様子を見ながらも、
次の月曜日(7/20)に仕事に行けるか聞いて、
なんとか行こうとしていました。

「ナレーションなので暴れません」
というようなことを言って先生を説得していました。

今思えば、命が優先なのに、その時は先生の許可をとって、
夫の車で仕事に行ったのです。

先生も慎重に何度も子どもと私の診察をしてくださっての許可。

メモには
「シェアキッチン(その日のナレーションの仕事)が終わったら
 はじめに集中!大きくしてあげたい あげる!」
と書いてある…

甘い。好きなんだな、仕事が。
と改めて思います。

そして次の日の早朝、私の血圧が上がりました。

看護師さんが冷静さを保ちながら何度も測り直します。
深呼吸をしてみましょうか、と優しく言って焦らないようにしてくれます。
上が160ありました。
採血をし、張り止め(子宮の収縮を抑える)の点滴を受けることに。

仕事をしたから血圧が上がったわけではないと思います。
全く関係ないとは言い切れないけれど、
行かなくてもいずれその時がきたのだと思います。

ただやはり、その時の私はまだまだ新米ママでした。


逃げ回るはじめ(仮)

病院では毎日まず朝食前に子どもの心音をチェックします。

4人部屋で、みんなカーテンの中にいましたが、
まわりの赤ちゃんの心音も聞こえてきます。

心臓の音を聞くのってなんだか幸せ。
生きてる!って感じです。

のちに友人となる私の隣のベッドのお母さんの赤ちゃんは、
ひときわそのドキドキが早くて元気いっぱいという印象。

はい^^
出てきてもその子はとっても元気いっぱい。
明るく、楽しく、思いやりのある、とても元気な、
…そういえば風邪をひいているのも見たことがない…
素敵な女の子です。
(ちなみに“前置胎盤”による入院でした
 診察を受けて一度も帰らず即入院だったとか)

はじめ(仮)は、というと、これはあくまでも私の感覚ですが、
看護師さんに心音を測らせてあげず、元気に逃げ回っていました。

キャハキャハふざけて笑って「逃げろ~~~」と言っている、
そんな風に私には思えました。

不思議。

実際、今5歳の息子はまさにそんな感じの子どもです(#^.^#)

先生の診察の時は元気をアピールしていたように思います。
またはぐっすり眠っていました。

これが私の入院のスタートの頃。

そしてあの注射を…
また次回、お話します。


担当の看護師池上さんが、とてもできる方で、
私は本当にいろいろ助けられました。
入院してすぐ、たぶん私の様子を見て、
すぐに心理士さんのカウンセリングをさりげなく勧めました。

私が重く受け止めないよう、
せっかくだから話を聞くだけ聞いてもらったら、
というような感じです。

特に問題はなかったけれど、話を吐き出したから、
入院を受け入れることができた、という部分もあると思います。

とにかく!!ありとあらゆるサポート体制が整った病院での
入院生活スタートだったのです。

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