ハンドパン奏者(?)インタビュー『サカン』②
こんにちは。
竹山キョんです。
前回に引き続きサカンさんのインタビューの続きです。
第1回を見てない方は以下のリンクから見てくださいませ。
今回も雑談を交えながら根掘り葉掘り聞いていきます。
根掘りって分かるんだけど葉掘りってどういうことなんだ??
お気に入りの場所
キョん:ハンドパンを演奏する際にお気に入りの場所ってありますか?
サカン:なんか、なんだろう、自然の中じゃない?
キョん:あ〜良いですね。自然。良い。
サカン:川の側とかめっちゃ好き。あんまやったことないけど(笑)
キョん:あんまやったことないんですかっ!!
サカン:実家の近くに川があって、小川の近くでRav drumを叩いたのはめっちゃ気持ちよかったですね。
キョん:うわ〜〜気持ちよさそう〜〜〜
サカン:自宅で叩いてるともっと良いところで叩きたいなぁってなるんです。ハンドパンやRavはライブハウスとかよりも、自然で演奏する方が気持ち良いなぁと思います。
ハンドパンを始める前にやっていた、聞いていた音楽
キョん:サカンさんは民族音楽がめっっっっっっちゃ好きなイメージがありますが、ハンドパンを始める前はやはり民族音楽を聴いていたのですか?
サカン:はい!ワールドミュージック系のDJをやったりしてました。
キョん:DJ!?めっちゃ初耳です。
サカン:他には南インドの古典音楽打楽器や中東の打楽器をやったりしてました。
キョん:ほえ〜〜〜幅が広いのですな。
🐧:サカンさんは世界各国の楽器や音楽に強いぞ!!!以下のリンクはサカンさんより送られてきたオススメの楽曲たちです。ぜひチェックしてみてくださいませ。
好きなハンドパン奏者
キョん:これも色んな人に聞いているんですけど、サカンさんの最近ハマっていたりリスペクトしたりしている奏者はいますか?
サカン:日本人だと、久保田リョウヘイ氏・峯モトタカオ氏・REO MATSUMOTO氏ですね。最近オノユウゴくんヤベェなって思ってます。
キョん:ありがとうございます!ユウゴくんは最近すごいかっこいいですねぇ。
サカン:まじでびっくりです。久保田くん並みの驚きです(笑)
キョん:若くして技術が高い!的な感じですかね?
サカン:それもありますが、何より吸収力が強いですね!ハンドパンでの曲作りがとても上手と言うか、センスを音楽として表現させている技術はとても強いと思います。
キョん:そうですね〜〜〜!僕もユウゴくんめっちゃファンです。ふふふ。海外の好きな奏者も聞いてよろしいですか?
サカン:海外だとMarcel hutter・Kabeção・Adrian Portiaです。
キョん:お〜〜わかります!好きです!Marcelめちゃくちゃに好きです。
サカン:それこそ Oxalistaを購入したのはMarcelの影響です。
サカン:Marcelは様々な曲や演奏方法が綺麗で、とても技術が高いなぁって思ってます。今までの経験や素養がめっちゃ活かされてんなぁって思ったり、要はめっちゃ好きってことです。
キョん:めっちゃ好き。
サカン:KabecaoとAdrianはハンドパンの可能性を広げていっているイメージがします。
キョん:ほお!!
サカン:kabecaoはマジで神でしょ。どうやったらそんな演奏できます!?!?を常に感じます。本当にすごい...
キョん:東京のライブで生で見ましたが何やってるかは分からなかったですね。
サカン:そうそう、この世には色んな楽器があって、その楽器でいきなり(技術が)突き抜けちゃう人っているじゃないですか。
キョん:いますね。
サカン:彼はそれですね。めっちゃ突き抜けてると思います。ライブを見たときは久保田くんとか、他にも周りにいた人も感動していました。
キョん:演奏で人の心を動かせるのって本当にすごいと思います。
🐧:以下、サカンさんセレクトの楽器で突き抜けちゃう人特集です
タブラで言う所のザキール・フセイン氏
※動画を記事に埋め込めなかったのでリンクから見に行ってください。
ムリダンガムで言う所のパルガット・マニ・アイヤール氏
カンジーラで言う所のG.ハリシャンカール氏
ダラブッカで言う所のムスルルアフメット氏
※あくまでほんの一例です。
ハンドパンとRav drumの好きなところ
キョん:サカンさんはハンドパンもRav drumもめっちゃ好きなイメージがあるのですが、それぞれに好きなポイントってありますか?めっちゃざっくりですいません。
サカン:Rav drumはデザイン、機能性が美しすぎますね。
サカン:あの形に全て凝縮されてる感じがしますね。見えない部分(Rav drumの中身)の仕組みが細かすぎて本当にすごい。作り込まれすぎてますね!!!
キョん:うおおお、確かに中身はよく分からない構造になってますね...本当にすごい...
サカン:タングをただの切れ込みではなく、デザインとして楽器に落とし込むのって本当にすごいんですよ。しかもそれが量産可能ってやばい。
🐧:Rav drumはこの切れ込み一つ一つから音が鳴るぞ!すごい!
キョん:それでは、ハンドパンの好きなポイントってどんなところですか?
サカン:なんだろうなぁ〜。最初はこんな楽器が生まれるなんてすげぇなって思いました。
キョん:ほうほう。
サカン:Hangが誕生したことが奇跡だと思っているのです。楽器って元々の形があって、その楽器が人のニーズによって進化してきたじゃないですか。
キョん:そうですねぇ。
サカン:トリニダード・トバゴではスティールパンが生まれて、インドではガタムが生まれたりして、その国独自で楽器が発達していると言うのに、その別々の国で生まれた楽器が元になってスイスでHangが発明されたってもう奇跡としか言えないんですよ!!!!!!!!!!!!
キョん:確かに、スティールパンとガタムを合わせようなんてネットや飛行機が普及していないと絶対にあり得ない発想ですよねぇ。
サカン:そうなんですよ!ハンドパンはHangを基にして世界中で様々な職人が増えており本当にザ・職人仕事の結晶って感じがします。
キョん:メーカーも増えてますしまだまだレベルアップしていきそうですね。
今後のハンドパンと関わる上での目標
キョん:今後、ハンドパンを使用した活動の中で「こうなりたい」「こんなふうになるぞ!」と言う目標はありますか?
サカン:日本一敷居の低いハンドパン体験会ですかねぇ...
キョん:ふむ!とても素敵だと思います。
サカン:と言うのも、僕は自分のことをただのハンドパン好きのおじさんとしか思ってないんですよ(笑)そんなテクニカルなことをするような奏者でもないので....
キョん:めっちゃ謙虚!!!それでも目指しているものはかっこいです!!!
サカン:僕の場合はレッスンとかではなくあくまで体験会で、ハンドパンを叩いたらこんな綺麗な音が鳴るし色んな演奏方法があるんですよって言う魅力を伝えていく事は出来るので、まずは本物を見てみたい・とりあえず触ってみたいと言う初期衝動を満たすことは出来るかなぁと思って活動しています。
キョん:ん〜〜〜かっこいい。とりあえず触ってみたいって人は多分とても多くいる感じがします。
サカン:最近は森田 収さんや峯モト タカオさんなどに直接レッスンを申し込めたり、Tokyo Handpan LabではREO MATSUMOTOさんがレッスンやイベントを行ったり実際にハンドパンに触れられる場所って増えてきてはいるんですよ。
キョん:増えてきてますねぇ
サカン:棲み分けをするとしたら、プロがいて直接話を聞いたり出来るのがTokyo Handpan Labをはじめとする様々な奏者のハンドパン教室で、公民館で誰でも来ていいですよ〜ってゆるい集まりをしているのが僕の立ち位置なのかなぁ。
キョん:最初の段階をサカンさんが担うような感じですかね。
サカン:そんな感じですね。僕のハンドパンで遊ぶ会などに来てくれた人がもっとハンドパンを知りたい、もっと技術的なことをやりたいって声が上がれば様々な奏者のレッスンやTokyo Handpan Labを紹介することが出来るので、僕はあくまでやってみたいの第1歩になれればいいなぁと思ってます。
キョん:めっちゃ良いです。ありがとうございます。
終わり!!!雑談!!
キョん:長々とインタビューをしてきましたが、これにてとりあえず終了とさせていただきます!ありがとうございました!
サカン:ありがと〜〜〜楽しかったよ〜。普段なかなかこんな話しないからね(笑)
キョん:僕も貴重な話をたくさん聞けて楽しかったです〜!早く家に遊びにきてください〜〜
サカン:前行った時より綺麗になってるんでしょ〜?行きたい〜〜〜!!!
キョん:次はハンドパンで遊ぶ会企画しますね(笑) ハンドパン界隈って広くて狭いなぁって感じました。
サカン:そうだね。何が面白いって界隈が狭い!けど広い!矛盾してるけどそれはとても素敵なところ。
キョん:みんな優しいイメージです。
サカン:もうハンドパン持ってるだけで、もしくはハンドパンが好きなだけでみんなウェルカム〜〜!ってところ、好き。
キョん:みんな好き。
サカン:ハマった人同士で仲良くなれるのは楽しいね〜。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
サカンさん回はこれにて終了とさせていただきます。
「こんな質問聞いて欲しかったのに〜」とかあればじゃんじゃんください。
サカンさんは優しいしハンドパン好きにはなんでもハンドパンのことも教えてくれるので、今後も要チェックな素敵な人です。
次回は誰にしようかな(まだ何も決めてない)
Twitterでもここでもなんでも、コメントくれたりしてくれたりしたら喜びます。
それではまた次回〜〜🐧
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