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コロナ陽性になった話

県内の新規感染者は過去最多で、人口16000人の我が町でも42人の感染者がいた8月9日。
私もその中の一人にカウントされてしまった。

気を付けて過ごす…
感染対策をする…ということに慣れ過ぎていて、逆に油断があったのだと思う。

それよりも、発症する直前、仕事も忙しく、スケジュールも一杯で、ものすごく疲れていた。それは確か。
免疫力低下しまくって、全てのスケジュールをこなして帰宅したあとに発熱した。
タイミング的に、夏風邪ならいいなと思ったくらい。
職場では他に陽性者が出たが、皆軽症で良かった。
熱で苦しんだのは私だけだろうか…
ちょうどお盆休みのタイミング。詳細はわからない。

長くなりますが、記録として。

発症の前日に仕事の関係で実家に泊まっていた。翌日に備えて、前日夜に帰宅したワタシ。

0日目。
この日は午前中にZoom会議、午後は地元の施設で講習会の講師。スケジュールパンパンで、忙しくバタバタと過ごし、夕方帰宅。
ものすごい疲労感で、少し休む。
講習会についてのダメ出しメールを送って力尽く。
ダルい、頭が痛い、顔が火照る、悪寒がする。
食欲もない。
38.6度の発熱。
これはやばい…
職場のグループLINEに連絡。
職場の中の一人から、微熱と喉の痛みあると連絡あり。
運良く、この日、相方は夜勤で留守。
熱は38.9度まで上がる。

1日目。
熱は38.6度。
相方が帰宅する前に、自主隔離開始。
まずは洗濯と、布団の消毒、布団干し。
室内の消毒、除菌モップで床掃除。
個室に籠る。
朝イチで発熱外来を予約するも混んでいて、予約は16時。
16時、発熱外来受診。(車に乗ったまま)
抗原検査で、あっという間に陽性判定。
熱と持病の喘息に備えて薬を処方される。
車から降りず帰宅。
10日間の自宅療養決定…
相方も濃厚接触者として、しばらく自宅待機。
買い物などはお願いできる状況だったのが幸い。

熱は下がらない。
身体のあちこちが痛い。
寝ていると腰が痛い。
熱と出始めた咳でよく眠れず。

2日目。
1日目とあまり状況は変わらず。
処方されたカロナールを飲めば、37.5度くらいまで熱は下がるが、依然、身体が重い。

発熱する前日、実家に泊まっていたので、実家の両親も濃厚接触者に。
二人とも基礎疾患があるゆえ心配したが、とりあえず大丈夫な様子。

その状況を知った親戚が、私に対してだいぶお怒りのようだったが、感染するまでの状況を話したところでわかってはもらえないであろう。それは仕方ない。
私がどんなに疲れていたか…なんて、わからないからね。

県の健康観察センターというところからSMSでメッセージが届く。
あれ?保健所からではないのかな?
で、どうしろと?という内容。

3日目。
37.9度の熱。
なかなか下がらない。ツラい。
前日に来たメールに、以下の症状の人は連絡せよとあった。
「38度以上の熱が2日以上続く」
はい、私です。
電話してみる。
咳も出るし、喉の痛みもあって、声を出すのもやっとだったが、看護師さんが話を聞いてくれて、心強かった。
熱はまだ出るし、みんな食欲もない。
汁物だけでも、ゼリーやアイスだけでも良いから口に入れるようにと。
電話してよかった。
このあと、おにぎりが1個食べられた。

4日目。
熱は36.8度まで下がる。
身体が楽になる。
依然として熟睡できないが、ウトウトしながら1日過ごす。
世間は山の日でお休みか。
暑い日になりそうだったので、南東の部屋から北側の部屋に移る。

5日目。
熱は変わらず。まだ何となくダルい。
お腹がすくようになったが、あまり食べられない。
私が2階へ上がらないので、心配した猫たちが時々冷やかしに来る。
夜中2時に大きな声で「ニャー」とされた時にはびっくりして飛び起きた。

6日目。
熱は37.1度。なかなかしつこい。
咳が乾いた咳になってきたし、喉の痛みも引いてきた。
首を寝違えてしまい、ツラい…
夜、少し熱が上がる。
腹痛に襲われる。冷えたか。

7日目。
やっと36.2度の平熱に。
今日は起きている時間を増やしたい。
味の濃いものが食べたくなる。
お腹を壊した。薬のせいか…?
相方は明後日から出勤するらしい。
さっき、抗原検査キットで検査したら陰性だったらしく、意気揚々と結果を見せに来た。
良かったね。
この7日間、ずっとご飯の準備してもらっていた。本当に助かったよ。

8日目。
熱は36.5度。平熱をキープするようになってきた。
無性にオレンジジュースが飲みたくなり、買って来てもらった。

相方は明日から出勤なので、隔離も今日で解除しようとの話に。
私も生活リズムを戻さなければならない。

NHKのドキュメント72時間という番組の特番をアーカイブで見る。
時々見て、面白いなと思っていたけど、まとめて見たことでハマった…

この1週間、散々、YouTubeやらアマプラやら、パラビやらで動画を見たが、こんなに時間があっても見きれないものだな。

この1週間で、体重が3キロ落ちていた。

9日目。
あともう少し。
相方には感染させずに済んだようだ。
出勤して行った。
この1週間、買い物からご飯の支度、猫たちの世話まで任せっぱなしだったが、発症しなかったのが本当に幸いで助かった。
発症前のいちばん感染させる確率が高いという時期に、ちょうど留守で顔を合わせていなかったのが良かったか。
相方も暇すぎてYouTubeを見まくっていた。
隔離を解除してリビングで過ごす。
療養開始から初めて、夜眠れた。

10日目。
いよいよ最終日。
熱は上がらなくなった。
自分としては珍しく、きちんと毎日薬を飲んだ。そのお陰か、咳は出るものの、息苦しい程ではない軽い咳になった。
ただ、体力が落ちて、少し動くとゼーゼーする。
明日から働けるか?

明日から復帰する旨、関係各所に連絡し、最終確認として抗原検査キットで検査。
見事陰性。ああ、よかった。

こうして、10日間の療養が終わり、11日目から復帰。
まだ揚げ物や肉などの油っこい食べ物や、お刺身などは食べられないが、徐々に慣らしている。
本当に身近でも感染した人の話を聞くようになった。
職場でも情報交換しながら過ごしている。
加入している生命保険で給付金がもらえるらしいので、今はその手続きを進めている。

まだまだ新規感染者の数は減らず…
終息なんて程遠い日々である。
身近な人たちに健康でいてもらえたらと思う。
いつ、どこで感染するかなんて、もうわからない。感染したとしても、軽症で乗り越えられることを願ってやまない。

私も自分の働き方や体調を見つめ直す良い機会になった。

自身の記録として、残しておく。

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