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日記 2024年3月17日

甥っ子を誘ってプロレスを観にいく。
高校生の甥っ子にとっては初めてのプロレスだ。
リングサイドのスーパーシートを取った。
あまりの近さに困惑する高校生。
「大丈夫だよ、おっす(私)は少し後ろで観てるよ」とそのまま座らせる。

そう、初めてのフェスではホルモンの暴動最前エリアへ突っ込む、初めてのプロレスは最前リンクシートで観せる。そんなおばちゃんだ。

ロックフェスもプロレスも最前列で見るとセッティングをしているスタッフや、セコンドのプロレスラー、自分の試合(演奏)が終わったあとも通路や舞台袖から観て楽しんでるレスラーやミュージシャンの姿が見える。
大人が本気で楽しいものを作り上げてる現場を見せたいんだ。そこにはたくさんの学びがある。
大人でも全力で楽しむし、コンプラギリギリまで無茶するし、大人も本気で悔しがる。 
時には本当に泣いたりする。そんな姿を多く見せたいんだよ。学校と塾の往復だけじゃ出会わないから、そんな大人に。かつての私もそうだったけど、高校生の時に出会った演劇で世界が変わった。

しかし、この日はDDTプロレス創業27周年興行。
5時間だった。それを伝えると
塾があるので17時くらいに出なくちゃならない。
とのこと。まじか!メインまで観られないじゃん…

せめて納谷さんや樋口さんが出る試合まで見てほしい。と思ったら、その次の試合まで見れてホッとした。途中、ガンバレ⭐︎プロレスの大家さんと高木社長の試合で、今成さんが怒って飛び出してきた。大家さんに激を飛ばし、高木社長の握手も拒否。その後、スタッフにも何かガチギレしていた。そこだけ生々しくて気になった。

後から調べたら、試合の前に今成さんが作ったオープニング映像(煽り映像)が流れなかったとのこと。しかも意図的ではなくて、単なる連携ミスだった。
それにしてもこの一連の流れ、今成さんがSNSで『オープニングの煽り映像作りますよ』と声を上げて納品したのが前日(徹夜だから当日?)→スタッフに伝わってなくて流れない→今成さん怒りの告発→会社が謝罪→動画サイト、レッスルユニバースで映像と当該試合が無料配信される。→本編映像にも動画が組み込まれる。
この一連の流れが速い!

でも映像が流れているのにも関わらず今成さんの怒りのシーンは、そのまま残ってるのでタイムリープしているような不思議な感覚に陥る。
この人は何で怒ってるんだろう?と訳がわからなくなる。
そんなくだりを今成さんは「今成の怒りまで楽しんでください」と書いていた。
人が怒っているシーンまで、エンタメとして昇華していくプロレスという特殊な世界。その度量の深さたるや。パッと怒りを表明した後は遺恨を残さないのもいい。
実生活でも活用していきたいライフハックだ。

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