せんちゃん、犬を飼う!(第5話)
6)「5つの自由」について
自分が犬を動物福祉的に正しく飼養できているかどうかを確認するために「5つの自由」が使えます。この「5つの自由」は、元々は家畜のために作られましたが、今は広くすべての動物に当てはめて考えられています。
「5つの自由」
1)飢え・渇きからの自由
2)不快からの自由
3)痛み・負傷・病気からの自由
4)本来の行動がとれる自由
5)恐怖・抑圧からの自由
4の本来の行動がとれる自由というのは、例えば、穴を掘るような動物が穴を自由に掘れるようにしてあげることです。犬を飼っていると、人間の生活にはめ込もうと「あれはダメ」「これもダメ」と多くの制限をかけてしまいます。危険なことはダメですが、できるだけ犬のやりたいようにやらせてあげましょう。許容範囲をできるだけ大きくしてあげましょう。犬が人間と暮らすこと自体、不自然なのですから。犬と人、お互い、我慢できるところは我慢して、妥協してあげて、どちらかだけが我慢するということは避けましょう。(つづく)
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