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愛玩動物看護師国家試験対策

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令和4年度から開始される愛玩動物看護師国家試験に向けての対策です。
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#試験対策

愛玩動物看護師国家試験対策 問題120 解答と解説

正解 5

犬の発情周期は、発情前期、発情期、発情休止期、無発情期の4期に明瞭に分けることができる。

発情前期は、外陰部の腫脹、充血、発情出血(血様粘液の漏出)が起こる。この時期には、動作に落ち着きがなくなり、飲水や排尿回数が増える。しかし、交尾は許容しない。

愛玩動物看護師国家試験対策 問題120

犬の発情周期について誤っているのはどれか。

1 犬の発情周期は、発情前期、発情期、発情休止期、無発情期の4期に明瞭に分けることができる。
2 発情前期には、外陰部が腫脹し、血様分泌物を排出する。
3 交配適期は、発情開始後5~6日である。
4 発情前期には、排尿回数が増える。
5 発情前期に、交尾を許容する。

愛玩動物看護師国家試験対策 問題119 解答と解説

正解 3

狂犬病予防法により、犬の生涯1度の登録と年に1度の予防接種が定められている。

ちなみに犬の登録は、犬を取得した日から30日以内に行わなければならない。(生後90日以内の犬を取得した場合は、生後90日を経過した日から30日以内)

狂犬病施行令により、狂犬病の予防注射は、4月から6月の間に打つことになっています。

狂犬病は発症したら、ほぼ100%死亡する感染症です。今、日本にないから

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愛玩動物看護師国家試験対策 問題119

飼育犬の登録について規定している法律はどれか。

1 家畜伝染病予防法
2 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
3 狂犬病予防法
4 獣医療法
5 動物の愛護及び管理に関する法律

愛玩動物看護師国家試験対策 問題118 解答と解説

正解 5

パスツレラは犬、猫、ウサギ、鳥類などの常在菌。人獣共通感染症。

咬まれたり、引っかかれたりすることにより感染する。ウサギのスナッフルの原因菌。

愛玩動物看護師国家試験対策 問題118

次の微生物に汚染された食品を人が食べることにより食中毒を起こさないのはどれか。

1 カンピロバクター
2 サルモネラ
3 ノロウイルス
4 黄色ブドウ球菌
5 パスツレラ

愛玩動物看護師国家試験対策 問題117 解答と解説

正解 3

消毒薬は、殺菌作用の強さによって高水準、中水準、低水準の三つに分類される。(高水準の消毒薬は、細菌芽胞を含むすべての病原微生物に対して毒性が強い。)

高水準(多数の細菌芽胞が存在するときを除き、すべての微生物を殺滅する):グルタラール、ホルマリンなど

中水準(ほとんどのウイルス及び真菌を不活化。芽胞には無効):次亜塩素酸ナトリウム、消毒用エタノール、ポピドンヨード、クレゾールせっけ

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愛玩動物看護師国家試験対策 問題117

消毒法に関する記述として正しいのはどれか。

1 逆性石鹸はすべての微生物に有効である。
2 クレゾール液はすべてのウイルスに有効である。
3 次亜塩素酸ナトリウムはすべてのウイルスに有効である。
4 グルタルアルデヒドは芽胞に有効ではない。
5 消毒用エタノールはすべてのウイルスを不活化する。

愛玩動物看護師国家試験対策 問題116 解答と解説

正解 5

人獣共通感染症:猫ひっかき病、レプトスピラ症
・猫ひっかき病
<病原体>バルトネラ・ヘンセレ
<感受性動物>猫
<感染・伝播様式>感染猫の血液をノミが吸血。糞に菌を排出。猫がグルーミングにより、その糞を歯牙、爪に付着させ、人に感染させる。
<症状>猫:ほとんど症状を示さない(不顕性感染)
    人:潜伏期間3〜10日、感染部位に丘疹から水疱。リンパ節腫脹など。

・レプトスピラ症(感

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愛玩動物看護師国家試験対策 問題116

次の疾患のうち、人獣共通感染症でない組合せとして正しいのはどれか。

a. 猫ひっかき病
b. レプトスピラ症
c. 猫汎白血球減少症
d. 犬のジステンパー
e. 犬の伝染性肝炎

1 a 、b
2 a 、c
3 b 、c
4 b 、d
5 d 、e

愛玩動物看護師国家試験対策 問題115 解答と解説

正解 4

瓜実条虫の中間宿主はイヌノミ、ネコノミ、イヌハジラミ

※原虫類や蠕虫類は世代の交代や、宿主の転換を行う。

終宿主:原虫類では、有性生殖、蠕虫類では成虫を宿す宿主。

中間宿主:幼生期に寄生あるいは無性生殖が行われる宿主。

寄生虫には種類によって中間宿主が二つ必要なものがある。最初の宿主を第1中間宿主、後の宿主を第2中間宿主という。

食物連鎖の関係で、中間宿主と終宿主の間に介在す

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愛玩動物看護師国家試験対策 問題115

犬や猫において中間宿主を必要とする寄生虫はどれか。

1 犬鞭虫
2 ランブル鞭毛虫
3 犬回虫
4 瓜実条虫
5 犬鉤虫

愛玩動物看護師国家試験対策 問題114 解答と解説

正解 3

・SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、マダニにより媒介されるウイルス感染症。SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。

・蚊が媒介する病気はその他、チクングニア熱、ジカウイ

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愛玩動物看護師国家試験対策 問題114

次の病気のうち蚊が媒介しないのはどれか。

1 犬糸状虫症
2 日本脳炎
3 SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
4 デング熱
5 ウエストナイル熱