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元保護犬・ルーク①

ルークがうちに来て、早くも7回目の夏が
過ぎました。
…ということは、ルークの年齢は推定9歳に
なるということか。早いもんだな。
すっかり初老の爺さん犬です。

今年は暑すぎたのか、初めて「水風呂」に
喜んで入るという珍事が発生しました(笑)

そんな我が家の人気者をご紹介します😊

ルークの生い立ち

ルークは保護団体から譲り受けた保護犬です。
大阪を拠点とする「保護犬カフェ」の出身。
譲り受けた日から遡ること4ヶ月前と2ヶ月前に、
先代犬2匹(共に16歳)続けて看取り、
悲しみに暮れていた我が家にやってきました。

先代犬は共にほぼ老衰で犬生を終えました。
しかし年齢が近かったせいもあり、次男犬は、
まるで長男犬の後を追うように、
たった2ヶ月後に逝ってしまいました。

右のレッドのジャックが長男。
左のブラック&タンが次男のコーディ。
共に私の息子たち長男次男の子育てに
参加してくれた、超優秀なベビーシッターでも
ありました。彼らの話はまた後日。

我が子、我が兄弟を亡くした悲しみに、
暮れていた我が家。
毎日シクシクと、誰かが涙していました。
夕食時、動物番組見ては食事もそこそこに
号泣💦
そんな毎日から2ヶ月ほど経ち、ようやく
涙々の生活が落ち着いた頃、私と次男で訪れた
保護犬カフェでブラボーと名付けられた
1匹のダックスフンドと出会いました。
それが今のルークです。

犬に触れたい、抱っこしたい。
ご近所の犬を触らせてもらっても、心にぽっかり
空いた穴は埋まることはなく、
あの犬の柔らかさや手触りが、忘れられない
ペットロスな日々でした。

その悲しみを埋めたいが為に訪れた保護犬カフェ。これは運命の出会いじゃないか!?と感じたのが、ルークとの出会いでした。

ルークは初対面の当時小学校1年生になったばかりの次男の膝の上に、ずっとおとなしく乗ってたんですよね。

小さな子どもの膝は狭くて、胴体の長いダックスフンドは、すぐずり落ちそうになるのですが、それでも必死に落ちないように支える次男に、必死で応えるようにしがみつくルーク。

ルークは次男に変なところを掴まれても少しも嫌がりもせず、ずっと次男の膝の上に乗っていました。

先代犬も子どもが大好きで、新生児の頃からの子どもたちの安全監視役。昼寝から子どもが起きると、小さく吠えて知らせてくれたりしました。

また、長男が夜に一人寝するようになってからは、長男犬にあたるジャックが必ず一緒に添い寝し、寝かしつけてくれました。

そんな子ども好きな先代犬のような、ルークの
次男に対する優しい接し方を見て、
絶対にこの子しかいない!と思ったのです。

今、この子を逃すと一生後悔する!と、
午前から来店していましたが、昼には引き取りを決意し、夕方に主人と長男にも来てもらい、
家族で面接を受け、無事、引き取りが決まり
ました。

三代目のダックスフンド

ルークは「三男」にあたりますが、人間の子どもを合わせると、我が家の家系図的には五男になります(笑)

ジャック→コーディ→長男→次男→ルーク

ルークに血統書はありませんが、先代犬と同じくミニチュアダックスフンドになると。
(見た目明らか過ぎますが)
カラーはブラック&クリーム、毛質はロング。
マズル長め、頭頂部はきれいな丸形、耳位置もちょうどよく、柄もきれいな対象になっている、
なかなかのハンサム犬。

ルークの保護理由は「ブリーダーによる飼育放棄」でした。血統書はありませんが、繁殖目的で飼われていた種犬、であったかと思われます。
なので血筋はショードッグの父親を持つのでは?と思われました。

引き取った時は推定2歳と診断された
カニヘンダックスフンドに分類されるくらい
細くて小さかった。
体重は、たった2.2キロしかありませんでした。
ミニチュアのスタンダード(標準規定4.5キロ)の
半分しか体重がありませんでした。

細過ぎるせいか、長めのマズルはより一層長い顔立ちに見えました。体はガリガリで、太モモはペラペラ、肋骨が出ていて、背骨もゴツゴツ立っていました。 

また肉球はツルツルぷにぷに。外を歩いたことがない事がうかがえました。
引きってすぐは小鼻の両脇に縦筋のハゲがありました。ずっとケージ(飼育檻)から顔を出していたのではないかと思われます。

保護犬カフェでホスト犬デビューして3日目に
私と息子に出会ったルーク。
引き取りの際にはひとつ、条件がありました。

本来保護犬カフェから譲渡を受ける前に犬猫らは
必ず避妊去勢手術を受けています。
これは生い立ちが不明なため、個体の持つ遺伝
情報に確証が取れない事と、
繁殖目的の引き取りや再譲渡を防ぐためです。

引き取りを希望する人の中には、保護犬を
繁殖目的で欲しがる人も存在します。
血統書が無くても、見るからに純血種である
場合には、商用目的で販売する為に利用しようと
する人がいるのです。それらを防ぐために
必ず避妊去勢手術を行います。

しかしルークは、心音が弱く、去勢手術に
(全身麻酔)に耐えられるかどうか、との
医師の診断から、去勢手術は受けていません
でした。なので、譲渡手数料は規定により
発生するが、繁殖は絶対にさせない条件で
あるということ。そして、心臓に何かしらの
病気が、今後発生する可能性もある事を理解し
引き取ることになりました。

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