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王道家清水社長はなぜ藤井氏の独立を許したのか

こんばんナマステ💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

今までも色んなことがありすぎた王道家関連だけど、今回はとうとうネットニュースになってしまった。

ここに書かれていることが全てだけども、

画像の盗用が指摘されたのはちょうど今年3月、福岡の春吉に王道家直系ふじいがオーペンする動画がYouTubeでUPされた直後のことだった。

要するに、この動画を見た中華蕎麦ひら井の店主ないし従業員、あるいはお客様、ないしこの画像を元々撮ったYouTuberなどの誰かが王道家直系ふじいのSNSを見て発見したんだろうね。

この動画、特に2本目では王道家直系ふじいの店主である藤井氏の資質を疑うようなシーンが何度も出てくる。

そのうえで画像の盗用。

もちろん知的財産権といった問題も有るんだけど、それ以上に一国一城の主が自分の味に自信を持てていないというのがあまりにヤバい。

そこで疑問が湧いてくるのは、清水社長は何故藤井氏を独立させたのか❓

王道家直系ふじいについては、他の直系店とは大きく異なることがある。

それは他の直系店が、基本的に自分の地元などで店を開きたいと考えて王道家に教えを乞いに来るのに対し、

王道家直系ふじいは清水社長が豚骨ラーメンの本場であり吉村家直系の内田家も先に進出している福岡に自分も進出したいと考えて、そのための弟子を募集したというところにある。

現在、清水社長(有限会社清水商事)の直営店となっているIEKEI TOKYOも実は当初政策的な直系店として考えられていたものの、そこを任されるはずだった弟子が自前の店を出したいと懇願してやむなく直営店になった経緯がある。IEKEI TOKYOの頭に王道家直系の文言が入るのはそのため。

その弟子が苦節の末昨年開業したのが千葉県君津市にある環家で、店主は清水社長への御恩に報いるべく、との丸家のスタートアップに入り、柏ラーショのオーペン当日を手伝い、藤井氏や間もなく茨城県つくば市に開業する王道家の弟子の面倒も見ている。いわば王道家というスクールを出た後に環家がインターン、OJT先みたいになってるわけ。

自分も環家に行った時に、藤井氏がそこで手取り足取り教えられているのを目の当たりにした。

件の動画では、藤井氏が柏の王道家で学んだ基本を疎かにして、環家や神道家(千葉県野田市にある清水社長直営店、あえて作り方を変えており王道家より神道家が好きという人も多い)で学んだ要素を取り入れたら味が崩壊したという描写があった。

基本を疎かにして応用に走ろうとするような人が店主のレヴェルたりうるんだろうか。

そしてこのような事件を起こしてしまうとなると人間性も未熟と言わざるをえない。

何故彼をこのタイミングで独立させたのだろう。

清水社長による独立の基準は、ラーメンを作るうえでの最低限の基本的な技術と人間性の確立。

お客様に信頼されるためにはまず清水社長に信頼される人になれ、ということが重視されており、王道家の自家製麺などを買うも買わないも自由。また基本が確立していれば味をどう仕上げていくのかも自由。

売上からのロイヤリティはないが、十分に稼げるようになったら地域貢献をすることがロイヤリティだと思え、ということになっており、

これを満たした弟子は開業資金の無利子貸付がある。また、修行生として入った人でない従業員でも5年の勤務期間と上記技術と人間性の確立をもって独立を認めている。

なお、修行したものの清水社長のお墨付きを得られず、王道家グループ外で独立開業した店もある。

それはさておき、藤井氏がこの基準に達しているとは申し訳ないけど思えない。

何故このタイミングで独立開業ということになったのか。

そんな疑問を抱きながら、藤井氏が王道家へ面接に来たときの動画を見返してみたら答えがちゃんと言われていた。

藤井氏は新潟出身だが九州に住んでいたことがあり土地勘があるのだという。

ここは自分も覚えてた。仕事柄地名に関連することは覚えるもんなんだよ。

そして清水社長の九州にいる友人が藤井氏を紹介してきたのだという。

ここだけ見たら縁故採用感があるんだけど、清水社長は当初藤井氏が九州の人間ではないことを方便にしつつ実は人間性に疑問を感じて断ったのだという。

残念ながら清水社長の見る目は正しかったことになる。

それでも藤井氏はやりたいと言ってきて再度の面接に臨んだのがこの動画で、清水社長は人間性に問題があることを藤井氏にはっきり伝え、相当の艱難辛苦が待ち構えているけどその覚悟があるのかを問うた上で採用を決断する。

もしかすると九州の友人は藤井氏を戦力として推薦したのではなく「藤井氏を漢にしてやってくれ」ということで清水社長に預けようとしたんじゃないかな。

そして藤井氏に妻子がいることを確認すると、伴侶が本当に修行と独立を了解しているのかを電話で確認させたうえで、

当時藤井氏の第一子が5歳の年中生であり、翌々年の4月から小学校に入ることを確認。

清水社長は子どもを親の身勝手で転校をさせるわけにはいかないといい、それまでに福岡に開業させると言い出す。

翌々年の4月、って要するに今月のこと。それで先月オーペンしたというわけ。

これで話が繋がった。

藤井氏の資質云々でいえば恐らくまだまだ修行をさせないといけない身だけれど、藤井氏の子どものことを考えて独立を許したということになる。

今回の事件はいわば王道家の看板に泥を塗られたわけだけれど、それでも清水社長が藤井氏を見捨てなかった理由はそういうこと。

清水社長が見捨てなかったのは藤井氏というより藤井氏の子ども。仮に藤井氏が独身だったり、子どもが成人していたら、破門宣告を下した可能性もある。

普通に考えたら、破門にしなかったとしても柏に召還して再修行になる気がするんだけど、それをさせていないのも、そういうことなんだろう。

清水社長にも小さなお子さんがいることが王道家やつじ田のYouTubeから確認できるし、藤井氏を見捨てなかったのは師匠としての責任以上に親心だと思う。

清水社長のこの心意気に藤井氏が気がつくことができるだろうか。

挫折は人をさらに屈折させることも、立ち直させることもある。

藤井氏が後者の道を進むことを願ってやまない。

とりあえず先月九州行った時は臨休で食べれなかったので、多分秋にあると思う九州出張の時は食べに行っくぞぉ🔥🔥

それじゃあバイバイナマステ💛暑寒煮切でしたっ✨


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