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ジェネはなんでドタキャンできたのか

こんばんなまらステ💛Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨

一昨々日の話だけど、EXILEの弟分のなかでも人気グループであるGENERATIONSのLIVEが、当日いきなり中止になった。

メンバーというかヴォーカルの数原龍友(りゅうと)くんがCOVID-19に感染したことが判明したためだというんだけど、

これがソロアーティストなら仕方ないんだけど、所謂束モノだから数原くんを欠いた状態での強行はできなかったわけじゃないと思うんだよね。

EXILE系は最初のATUSHIとSHUNの頃からヴォーカルとパフォーマーが厳格に分かれていて、今は彼らの養成スクールであるEXPGのときからそう。

したがって、全員が歌えるグループだったり、逆にアイドルのように全員が歌えない😓グループだったら、数原くんのパートをサクッと割り振ればなんとかなる。

ジェネの場合はもうひとりのヴォーカル片寄涼太くんにすべてを割り振ることは現実的にできないので、

強行するなら数原くんのパートは録音か、急遽EXPGの若い子を呼んでくるか、裏方さんか、ってことになる。

そんなのジェネの音楽じゃないよ😡中止して当たり前じゃん❗️

っていうのは筋としてはもちろんそう。

ただ、ビジネスとして考えたら中止って相当難しいんだよね。

LIVEの収入はチケットと物販しか基本的にない。

中止した場合でもチケットの返金はしません、というある興業主がいてパンデミック下では物議を醸したけれど、

通常はチケット代の返金か振替かになる。

それに対して1本の公演をやるために動く人、物、金って相当なもので、当日に中止したことで現実的に浮くのは電気代くらいしかない。

運営や裏方のスタッフは当然フル稼働してるし、会場だって開演しなければ使用料減免なんてこともありえない。

運営アルバイトの子達は法令で定められた6割補償か他の近隣LIVE現場の仕事に回すかたちになるけれど、その子達の運営会社は当日キャンセルについては満額を請求してくるはず。

ここで考えられることはふたつ。

ひとつは損失額がそれほどでもない、ということ。

ジェネは単独でドームツアーを開催するクラスのアーティストだけど、

幸か不幸かこの公演は当日が2,112席の神戸国際会館こくさいホール、翌日が5,012席の東京国際フォーラムホールAと規模が比較的小さい。

つまり返金対象もドーム、アリーナクラスと比較したら少ない。

国際フォーラムホールAはホールクラスではないけどね。一般的なホールでは見ないクラスの集客力を持つアーティストや舞台などが目白押し。

といったってアリーナクラスの半分だからね。

そしてアリーナクラスとの圧倒的な違いとして、舞台装置がほとんどないので、かなり安上がり。

よく言われることとしてアリーナクラス、ドームクラスのLIVEはそもそも赤字であり、物販で埋めるビジネスモデルとされる。

それに対してホールクラスの公演は人件費➕会場費の他はそこまでかからないのよ。

とくに規模の大きな東京公演は前日だったこともあり、ある程度の費用は浮かせられたはず。

ジェネがこれまで稼いできた金額、今後稼いでくれる金額を思えば目を瞑れる程度という判断だったんじゃないのかと。

もーひとつの説として、パンデミックの間に興業中止保険が普及したのではないかなと。

パンデミックが始まった2020年の3月頃、中止されるイヴェントも多かったけれど、強行されたものも多かったのは興業中止保険に入っていないことが理由だった。

パンデミックの期間にイヴェント業界と保険業界の間で、あるいは政府も入って相当話し合われたんじゃないかな、これ。

濫用はできないだろーけど、パンデミックの間に練られた保険であれば、演者のCOVID-19感染は適用しやすいはず。

パンデミックの前より世間一般のチケット代上がってる気がするのは人件費などもあるけど、保険代を転嫁してるかもね。

ということは今後、LIVE・コンサートにおいてアクシデントが起きた際強行よりも中止が選ばれることが多くなるかもしれない。

ファンからすれば不運だけど、中途半端なものを観せられるよりは納得いくかな。ただ、遠方から来た人は痛い出費になるね。

プロモーターや運営企業、会場などはまったく痛くないけど、アルバイトの子達と会場の売店は収入減って可哀想。

チケット販売代行企業も返金処理は大変。

そんなことはあるにしても、興業主からすれば、パンデミックを経てよりリスクの下がった強い商品に生まれ変わったということなのかもしれない。

今後、LIVE・コンサートのドタキャンが増えるかどうか、注視していきたい。中止だけに😜

それじゃあバイバイなまらステ💛厚沢部煮切でしたっ✨

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