ロコモーティヴレスジェネレイション
こんばんなまらステ💙Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨
3日前、大阪府のJR茨木駅で赤信号から動かなくなり広範囲の列車が動かなくなるトラブルが起きて、
これの原因が、茨木駅の1番線に入った貨物列車の長さが規定をオーヴァーしており、それで信号が赤信号から動かなくなってしまったのだという。
少なくとも東海道本線クラスの列車になれば、線路を細かく区切ってその区間に2列車を絶対に入れない閉塞、線路に微弱な電流を流して列車が走っている位置をリアルタイムに把握する軌道回路という2つの仕組みで衝突事故を塞いでいる。
今回の場合は長過ぎる貨物列車が閉塞をはみ出たことが検知されて、ロックがかかってしまったというところ。
じゃあ何で長過ぎる貨物列車を線路に突っ込ませたのかって話になる。
結構有力なのがこの話。
貨物列車なので機関車が引っ張ってるわけだけど、機関車を含めて何両っていうのと含めずに何両って言い方があって、それぞれが意味があって存在しているのも事実。
だけど相手の立場を鑑みる、ということがどーしてわかんないんだろーって思う。
例えば我々の世界で起きやすいのは宿泊。
15日から18日まで宿泊します、という書き方をしたらそれは3泊と4泊のどちらなの❓ってことね。
だから宿泊施設側にもお客様にも絶対に勘違いが起きないように、何泊して何日にチェックアウトします、といったことを念を押すわけ。
実際オンライン旅行会社ではお客様の勘違いで最後の1泊が取れていない、あるいは余計に支払ってしまっている、といったトラブルが絶えないのよ。
そしてこれはどちらかといえば、機関車1両を含めた26両で間違いありませんか❓と確認できなかった司令室の方が悪いでしょ。
そっちがしっかりしてたらヒヤリハットで済んだんだからさ。
恐らく今に始まったことじゃなく機関車を含めて26両編成以内だったためにこのような齟齬が起きても何にもならなかったケースが日常茶飯事だったのではないかなと。
これが起きてしまう理由として双方、とくに司令室側の社会人としてのスキルの低さはあるんだけれども、根本的な理由もある。
それは今の2〜40代からすると、電気やディーゼルで自走するマルチプルユニットの方が当たり前であって、機関車が客車や貨車を引っ張るということを当たり前のこととは捉えないんじゃないかと。
日本が機関車を軽視してきたためだよね。
超根本的なことをいうと日本には馬車の文化がないから。鉄道は英国発祥であり、客車のことをトレインコーチと呼ぶのは、まさに馬と馬車の関係性にある。
もう少し直接的な話をすると、植民地規格の幅の狭い線路を敷いてしまったことと、地盤が弱いことが挙げられる。このため重くてパワーのある機関車を走らせにくかった。
土地が狭かったり、人口密度が高かったりで、長い列車を走らせるより、短い編成で頻繁運転することに重きが置かれ、また国鉄末期以降貨物列車が軽視されてきたといったことがある。
ただ、今貨物列車が見直されてきているのは、ひとりのドライヴァーが一度にたくさんの荷物を運べるからに尽きるし、
この先特に地方では機関車➕客車の旅客列車が復活する可能性もあると思う。
普段は1〜2両だけど、観光シーズンに大量に増結するような実態が結構起きているけれど、コストの高いマルチプルユニット同士の増結ってあんまり効率的じゃないのよ。
先日、山口県でKing & Princeのイヴェント帰りにシャトルバスが崩壊、終電に間に合わなくなった子達が新山口駅の団体待機スペースで一夜を明かす事件が起きた。
この先でいうと宮崎県で日向坂46のイヴェントがあり同じことが心配されている。
これ機関車➕客車編成ならある程度解決できたんだよね。
ということで機関車に馴染みのない世代が鉄道を動かしていることに対して、機関車は復権しつつある。
それが機関車のことを頭に入れずに運転指令をしていた、ということにならないだろうか。
いくらマニュアルはあったって、実感としてあるかどうかは全然別の話なんだわさ。
今後もこーゆージェネレーションギャップに起因するトラブルは色々でてきそうな気がする。
それを防ぐ手立ては、予め認識して先手を打つことだけ。
これに限らずオペレーション能力に疑問が呈されているJR西日本。
応急措置じゃなく根本から叩き直すことは今のところ行われていないので、心配は加速するばかりだよね。
それじゃあバイバイなまらステ💙厚沢部煮切でしたっ✨
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