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京都市バス、その峻別はかえって混乱を招くよ

こんばんナマステ💚Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

コロナ禍前の京都市バスの混雑が元の木阿弥になったようで、バスの一日券の値上げも意味がなかったみたい。

それで京都市当局がなんかすげーことを言い出した。

言いたいことはわかるんだよね。

観光客がそこまでいなかった頃の京都市バスは今ほどは混雑してなかったのは事実なんだから。

だけど、運用上難しいなぁ、というのが正直なところ。

パッと思いつくのは、京都市民は身分証を提示するとその場でドライバーが割引運賃を提示するという方法だけど、オペレーションに負担がかかり確実に乗降時間が増える。

乗降時間が増えるということは、停車時間を含めて平均速度を指す表定速度が落ち、利用者の不満はさらに高まるし、バスの回転効率も悪くなりバスを増やさない限りバスは必然的に減便になる。

そしてバス停が専用レーンになっていないバス停では、バスの乗降時間が長くなったせいで渋滞が発生し、他のバスにも影響が出る。完全な悪循環。

市民のみが持てるICカードを発行し、このカードを持っている人だけが割引運賃になる仕組みを作ることはできるだろうけど、実際これが市民に普及するかどうか。また導入コストも高い。

現実的なのは観光客特化系統である洛バスをもっと増やし、かつ運賃を上げることだろう。

何度でもいうけど、京都市は値上げとかどうとか言う以前に、やるべきことをやるべきでしょ。

やるべきことというのは、

自家用車の一方通行化を推し進めて、バスレーンを捻出する

連節バスを導入する

地下鉄への誘導策を徹底する

連節バスこそお金かかるけど、それ以外は京都市が本気出せばできるだろ、って。

観光客から金を取る方法は宿泊税の値上げや、観光施設の入場料に課税するなど他に方法があるはずで、バスに関しては表定速度を上げるのが世界の都市交通の趨勢。

京都市のバスの充実度はすごいけれど、京都市のバスについての見識は京都市電を京都市バスに置き換えていった頃以降、何にも勉強していないと思う。

ああ、都市交通の専門家を高給でどこかから連れてきたらいいよ。その分を観光客に何らかのかたちで負担してもらうことにしようか。

それじゃあバイバイナマステ💚暑寒煮切でしたっ✨


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