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【京都バス崩壊を考える❷】洛バスは蘇るか

こんばんナマステ💚Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

昨日に引き続き、京都のバスについて

観光客による混雑が激しいために観光客のみ値上げするという報道が踊り、賛否両論を巻き起こしている。

やるべきかといえば、やった方がいいとは思っている。

現状では明らかに観光客の増加が市民の足を阻害しているわけだし。

だけど、現実的には難しい。

それは地元民と観光客をどうやって見分けるか。

運転免許証やマイナンバーカードなどをドライヴァーがいちいち目視で確認していたら降車に時間がかかり過ぎる。

現状でも車内混雑で降車に時間がかかり過ぎて、それによって停車時間が延びることでさらに乗客が乗り込んできて、の悪循環なのでそれが加速することになる。

どうしてもやるなら市民専用のICカードを発行することだね。

ただ、今やモバイルICが圧倒的に便利で、いちいちICカードを取り出すことすら嫌われつつあるから、そのための開発コストはそれなりのものとなる。

本気でやるならそれはそれでいいけれど、より現実的なのはリンク先でも触れている「観光専門の路線をつくって運賃を上げるといった方法」。

観光専門といえば思い出すのはコロナの前に走っていた洛バス。あれを値上げするのはどうか。

しかしながら、洛バスは他の市バスと運賃は同じであったにしても、洛バスに観光客が集中して他の市バスと棲み分けられる、ということが起きていなかった。

それは何故なのか。

洛バスがどーゆーものだったのかを振り返ってみる。

洛バスは京都市営バスの急行運転を行うもののうち、特に観光客向けの100, 101, 102号系統がそう呼ばれており、

独自のラッピングや英語・中国語・韓国語のアナウンスが採用された。

100号系統は京都駅前と銀閣寺前を三十三間堂、智積院、清水寺、祇園、平安神宮、南禅寺といった名だたる観光名所近くを経由して走り、7〜8分おきに走っていた。

ちなみに清水寺は京都市内の観光客入れ込み数では不動の1位、

銀閣寺は清水寺、嵐山、金閣寺、二条城に次ぎ、その次が南禅寺。

さらに八坂神社、高台寺、平安神宮もトップ10に入るからオールスターに近い。

101号系統は二条城、金閣寺を経由して北大路バスターミナルまでで15分間隔が基本、

102号系統は銀閣寺と金閣寺を結び30分間隔が基本となる。

前述の通り金閣寺、二条城が今の京都では3位、4位に人を集めるところとなっている。

まず100号系統については、オールスターなのはわかるけれど、途中停まりすぎなうえに東大路が激混みなので銀閣寺まで時間がかかり過ぎている。

また結局ポコポコ停車するので、市民の生活路線にもなってしまっている。

河原町通〜二条通〜白川通経由にして平安神宮と南禅寺近く以外は通過すべき。

これで一般の路線バスより速くなり、加算運賃への理解も得られるはず。

10分間隔が妥当だろうか。

これとは別に清水寺へのシャトルバスも欲しい。

これは本当に3分とかまたずに乗れるものにして、産寧坂手前のバス駐車場に乗り入れるべき。

銀閣寺系統も銀閣寺「道」ではなく銀閣寺「前」発着で観光客に対するプレミア感があるので、清水寺系統も産寧坂まで乗り入れてほしい。

101号系統もいちいち烏丸通を通って烏丸四条で乗客を拾おうとしているけれど、スムーズに走れる堀川通を突っ走ったほうがいい。

二条城と北野天満宮だけ停まればよく、金閣寺「道」ではなく金閣寺の駐車場に乗り入れればプレミア感が出る。

15分間隔では待たされるから10分間隔にしてほしい。

102系統は元々30分間隔にしか走ってなかったし、復活したとしてもあえて高額運賃を取る必要もないかな。

京都駅から清水寺、金閣寺、銀閣寺へ行く観光客向け特急バスだけ割増運賃ということでいいんじゃないかと思う。

これとは別に四条河原町発着の上記3寺への特急バスもあっていいかもね。

京都駅ー四条河原町間の需要を入れたくないので、京都駅発着のバスを四条河原町には絶対停めちゃダメ。

地下鉄から行きづらいこの3つの寺の人気が高いというのが、京都のバスに観光客が乗り込んでくる原因のひとつなので、ここをどうにかすることで道も開けてくるといえる。

それじゃあバイバイナマステ💚暑寒煮切でしたっ✨



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