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1勝2敗⁉️山手線でラーショは成り立たないのか

こんばんなまらステ❤️Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨

今日さ、近くで所用あったのでたまたま渋谷の「らぁ麺大和田」へ行ったのさ。

そしたら今日閉店ってどゆこと⁉️

「らぁ麺大和田」はすぐ近くにある「麺屋大和田」のネクストブランドで、「麺屋大和田」を移転させた跡地に昨年7月14日にオーペンしたので、1年もたなかったということになる。

「麺屋大和田」は横浜家系ラーメンの総本山「吉村家」のもと直系「横横家」出身者が立ち上げた家系ラーメン店であり、家系ラーメンの店がネクストブランドとしてラーショ(ラーメンショップ)系の店を始めたということになる。

「らぁ麺大和田」自身の口上として「渋谷で唯一のラーメン○ョップ系!?」と仰せだしさ。

んで食べてみると普通にラーショだったよ。

ややもすると後述の2軒よりラーショの本流っぽいし、結構真面目に食べ歩いて作ってると思うんだよね。

この物件から撤退はせず6月14日から「中華そば大和田」になる様子だけど、店名からいってラーショではないだろうね。残念だ。

さる2月29日には池袋にあった「ラーショマルミャー」が閉店した。

こちらは王子への移転ということで、3月16日に再開業を果たした。

同じように「らぁ麺大和田」も阿佐ヶ谷とかに移転してくれないかなぁ。

麹町を中心に店舗展開を進めている人気ラーメン店「ソラノイロ」が、「伊蔵八中華そば」と組んで始めたブランドで、両者が共通のブランドをシェアするも、それぞれで運営する形態。

また両者共同出資と思われる丸猫商事株式会社がブランド及び「ラーショ」の商標権を保有し、フランチャイズ展開の管理もしている。

「伊蔵八中華そば」側は大泉学園と松原に店舗を持っていたけどともに閉店、「ラーショマルミャー」事業そのものからも撤退して「ソラノイロ」単独事業となった様子。

現在は「ソラノイロ」直営の王子のほか、宇都宮と高崎にフランチャイズ店舗がある。

池袋の物件は「ソラノイロ」系列のラーメン店が入っていたところを閉めて、当初は「ソラノイロ」運営であることを伏せて始められた。

「ソラノイロ」のほか「王道家」のカラーも入っていて、当初両者のジョイントヴェンチャーではないかという見方もあった。

実はこれが色々と波乱を呼ぶ。

「王道家」は「横横家」と同じように、横浜家系ラーメンの総本山「吉村家」の出身ながら現在は直系を外れている店。

「吉村家」はラーショの総本山である「GOOD MORNINGラーメンショップ」の前身である、京浜島トラックターミナルにあった屋台「椿食堂」の出身。

したがって家系ラーメンの源流はラーショにあるわけで、仏僧が釈尊以前の『マハーバーラタ』や『ラーマーヤーナ』を読み解くように「王道家」もまたラーショの研究を始め、近い将来ラーショ店舗の立ち上げを目論んでいた。

2021年の春頃に行われたYouTubeのラーメン店主討論会で出逢った「王道家」と「ソラノイロ」の店主が意気投合し、共同でラーショイヴェントをやるなどしていた。

「王道家」の店主曰く自分の持っている技術をかなり「ソラノイロ」の店主に教えたと。

「ソラノイロ」はその一方で「伊蔵八中華そば」との「ラーショマルミャー」立ち上げを進め、口約束で「王道家」の許可も取った様子。

「王道家」側も友達だから2つ返事で🆗したと言っている。

ということで2021年9月18日に「ラーショマルミャー池袋店」がオーペン、それに遅れること1年、2022年10月2日に「王道家」が本拠地柏に「柏ラーショ」をオーペンさせる。

しかし「ラーショマルミャー」側が「ラーショ」の商標登録を行っていたことに「王道家」が怒り狂い、「王道家」と「ソラノイロ」は決裂する。

だけど「ソラノイロ」のバックにいる「伊蔵八中華そば」と「王道家」のバックにいる「つじ田」の方で上手く折り合いはつけていたようで、

両者はその後はとくに干渉することもなく、「王道家」店主はこの問題のもう一方の当事者である「伊蔵八中華そば」店主を恨んでる素振りもなく、かつ商標登録を尊重して「王道家」は「柏ラーショ」を2023年7月28日、「◯柏ネギラーメン」に改称する。

それに先立つこと4月14日には新橋に初のFCなのかプロデュースなのかというかたちで「◯新ネギラーメン」を立ち上げており、既に「ラーショ」の名前を使っていない。

新橋の方はとくに金曜の夜なんかサラリーマンにかなり当たって、柏より遥かに売れたことから柏の味を新橋に揃えるようなこともしてみたけど、

結局は「王道家」やバックにいる「つじ田」の関心が家系ラーメンの廉価版に移り、11月26日に閉店して、そちらの店に切り替えた。

「◯新ネギラーメン」は赤坂の山形割烹「赤坂あじさい」が山形の肉そばを出すサテライト店「最上川」として始めた物件をリニューアルしたもので、今でも「赤坂あじさい」が運営していると思われる。

ここで山手線沿線の3店舗に絞って開店・閉店を時系列に並べるとこうなる。

2021年9月18日 「ソラノイロ」系列店の跡地に「ラーショマルミャー池袋店」開店
2023年4月14日 「最上川」跡地に「◯新ネギラーメン」開店
2023年7月14日 「麺屋大和田」跡地に「らぁ麺大和田」開店
2024年2月29日 「ラーショマルミャー池袋店」閉店、王子へ移転
2024年6月7日 「らぁ麺大和田」閉店、「中華そば大和田」へ業態変更予定

山手線沿線のラーショって、あとは代々木からも一応歩ける西参道にある「ラーメン道楽」がラーショ系という見方もされてる、という程度であとは知る限り見当たらないんだよね。

山手線の内側だと春日にある「らぁめんかすが」がラーショ系と言われるけど、ずっと休業しておりこのまま終わるんじゃないかと思う。復活を切に願うよ。

ラーショは総本山がトラックターミナルから始まったこともあってか、郊外のロードサイド店舗が多い。

それがこの数年で突然、他ジャンルの新業態というかたちで山手線沿線に相次いで出店され、そして今年に入って撤退が続いている。

なんでなんだろーね。

ホープ軒、背脂チャッチャ、二郎といったラーショと近縁のジャンルは山手線内にも結構あるわけで。ラーショの子どもである家系もそう。

「ラーショマルミャー」と「◯新ネギラーメン」は前述の通り関連店であり、「らぁ麺大和田」も同じ家系ラーメンの同門だった「王道家」の動きを見て始めた可能性がある。

つまり突然の山手線家系ムーヴメントは「王道家」を中心に回っていて、逆にいえばそれ以上に何かを巻き込めてはいない感じがする。

ラーショって別にそこまで盛り上がってもないんじゃないかな。

大半の店舗はとっくに無くなってしまったとはいえ、牛久結束店をはじめ、一部の店の人気はとても加熱しているし、今も新規出店はまあまあある。東京23区でいっても知る限り最近2店、いや3店かも⁉️ができている。

また、ラーメンYouTuberのSUSURU氏がラーショを取り上げたことで、若い人がラーショを食べ始めているともいう。

でも、書いてきたように池袋や渋谷、柏の店は続かなかったのが実情でしょ。

少なくとも家系ラーメンのようなブームではないよ。

「◯新ネギラーメン」に関しては、とくに金曜夜の行列は新橋のひとつの景色として定着しつつあるから、ある程度続く気もするし、

だから神田とか新宿みたいな昭和酒場的な店が流行るエリアなら今後ラーショの新規出店もありうるかもしれない。

ただし物件取得は相当大変であり、そこの初期投資をしてまでラーショを始める勢力があるかどうか。

元が屋台であり、家系ラーメンなどと比較したら比較的狭い厨房設備でも可能なので、重飲食の許可が出るなら立ち食いそばなどの居抜きでもやれなくはないけど。

本家椿食堂管理や「ニューラーメンショップ」、「さつまっ子」など、あるいはラーショ出身といわれる「山岡家」なども山手線には手を出してこなかった。

「珍珍珍(サンチン)」もラーショ系という説があり、だとしたら昔は駅から遠いにしても高田馬場にあったか。

いま残った2店舗くらいって際コーポレーションなんだよね。それもビックリだけど。

昔山手線沿線にあったラーショ、あるいは今生き残ってる知られざるラーショをご存知の方がいたら是非教えてほしい。

あるとすれば今年2月に曳舟で始めた「ニューラーメンショップ主水」系列、

あるいは千葉の人気ラーメン店「福たけ」がやってる「ラーメンショップ◯化」あたりかなぁ。

あとゴーストレストランでラーショっぽいやつを見かけたことあるので、そこの実店舗化もなくはないかも。

とりあえずは令和のラーショ言い出しっぺといえる「王道家」独り勝ちな感じはあるけど、

これが続くのか、

新勢力が出てくるのか、

あるいは「王道家」も滅びるのか。

資本系が入ってきたらそれはそれでイヤな感じなので、そーはならない程度にほどほどで流行ってほしいかな。

それじゃあバイバイなまらステ❤️厚沢部煮切でしたっ✨


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