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JATA経営フォーラム2022インプット④おかえり、インバウンド

はじめに

こんばんナマステ💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

一昨日からやってる #JATA経営フォーラム2022 のインプット企画、第4弾はお好きな方にはたまらない #インバウンド 編‼️

基調討論:旅行業「再生」へ向けて

分科会A:コロナ禍での海外旅行の顧客維持に必要なことを考える

分科会B:デジタル×リアル融合による新しい旅行会社のビジネスモデルのあり方

でわでわ本日は、分科会C:ウイズ・ポストコロナの訪日旅行に向けてをインプットしていくよ❗️

もう一度、世界中の人に来てもらえる日本に戻せるのか。もう一度、成長産業になれるのか。そんな熱い議論を見ていこう🔥🔥🔥

分科会Cの概要

まずは分科会の顔ぶれを見ていこう。


モデレーター

株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベル 代表取締役社長執行役員/太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部 会長 黒澤信也氏

パネリスト

日本政府観光局(JNTO) 企画総室長 奈良裕信 氏

東武トップツアーズ株式会社 ソーシャルイノベーション推進部顧問 磯康彦氏

株式会社日本旅行 取締役兼常務執行役員 グローバル戦略推進本部長 喜田康之氏

インバウンド専門の中小旅行会社だったり、インバウンド専門企業、あるいは他業種のインバウンド担当者の姿がないのは寂しい。

今回、他業種のスピーカーがあんまりいない傾向にあるよね😢

とりあえず大手×政府観光局というところで、これからのインバウンドを語っていこうぜ、と。

それと今回のはトラベルビジョンがまだ記事化してないっぽくて、ここで適当なこと書いても誰もファクトチェックができない😱

それが気楽なのか責任重大なのかは何とも言えないけども。

I.コロナ禍における訪日と世界の観光市場

JTBGMT黒澤「2019年の #訪日 3,188万人から2021年は24.6万人へ。2019年時点では自動車に次いで2番目4.8兆の輸出産業がインバウンドだった。それがこの2年でゼロに等しくなり10兆円を逃していることになる。」

インバウンドって輸出産業に換算されるのね。逆のように思うかもしれないけど、お金の流れで見ればわかると思う。日本の観光資源を世界に売ってるわけ。ってことはアウトバウンド(海外旅行)は輸入にあたり、海外の観光資源を日本が輸入している、ということになる。

JTBGMT黒沢「IATA(国際航空運送協会)の見通しは国内線旅客数は2022年には2019年比100%に戻るが、国際線は2026年まで戻らない。当初目論んでいた予測より厳しい。世界各国の半数は入国制限が緩和されているが、アジアパシフィックでは依然としては制限のある国が多い。経団連から鎖国状態緩和の訴えも飛び出した。」

JNTO奈良「日本は入国規制についてG7で一番厳しい措置を取っている。各国も厳しい措置を取っていたが、英国やタイ、豪州などは今年2月頃から緩和に動き出している国もある。」

東武トップ磯「日本の水際対策、特に空港におけるPCR検査が問題。オミクロンが落ち着いたとして昨年11月と同様の体制だったとして1日5000名、年間182.5万人しか入国できないことになる。」

NTA喜田「昨年の実証実験時点では72時間以内の陰性証明と入国時のPCR検査のダブルチェックに加えて4日間の隔離で外国人には不評だった。検査はどちらか一方にすべき。相手国の検査を信頼し、隔離期間もなくすべき。感染は止める、経済は止めないという観点から言っても感染症の分類を2類から5類へ移すべき。」

JTBGMT黒澤「UNWTO(国連世界観光機関)の予測でもアジアパシフィックは観光需要の回復が遅い。アジアパシフィックの旅行者は衛生面での関心が高い。次に海外旅行をしたい国アンケートでは日本が1位。国内受け入れ施設への調査ではFITより旅程管理型を歓迎。実証実験の受け入れをしてくれる自治体が少ない。日本在住者をどう守るか→訪日客をどう守るかへのシフト。GOTOなど日本国内の広域移動活性化→放任違い客受け入れのための実証実験→安全が確認された国からの段階的ビジネス・観光の受け入れ開始→対象国の段階的拡大と入国後の規制緩和条件の柔軟な運用・段階的緩和→規制緩和最上位ランク国からFITベースでの受け入れ開始(管理の規制緩和)という手順になるが、時間軸がまだ見えてこない。」

東武トップ磯「訪日旅行推進委員会の下にウイズ・ポストコロナの訪日旅行に向けたワーキンググループを設け、管理型旅行による訪日旅行の再開、インバウンド旅行客受入再開にむけた意識調査、旅行業における新型コロナウイルスガイドライン、という3つのテーマで動いている」

JNTO奈良「感染状況と当該国での入国規制の状況がマッチする国が限られる。現地旅行会社との関係性が薄い国もあり、今から築かなければいけない」

東武トップ磯「国民のインバウンドに対する世論が厳しい。意識調査を続けてインバウンドに対する受け入れ意識を見える化したい。」

NTA喜田「自治体の実証実験については協力者が少なかった。また、国と自治体の間に旅が立つことで機動的に動くようになる」

自分なんかはもう旅行産業が元通りにはならないことを覚悟して動いているので、全然現状に焦りがないんだけど、なんかすごい旅行業界の人達の焦りを感じる議論。

II. ウィズ・ポストコロナにおける 訪日インバウンド復活への課題と対処方

JNTO奈良「重点分野として高付加価値旅行、 #サステナブルツーリズム 、アドベンチャートラベル(アクティビティ・自然・文化体験のうち2つ以上)の3つ。」

JTBGMT黒澤「海外の旅行会社に調査したところ、海外訪日商品の販売意欲は高いが渡航制限がネック。途中離団のキャンセル既定の明確化、アプリなどを通じて陰性証明を提出する体制、住民感情の改善といったことが課題に挙げられる。ゴールデンルートツアーは引き続き人気、サステナブルツーリズムに海外の旅行会社の6割くらいが重視している。日本におけるサステナブルツーリズムの実施状況、宿泊業に対して旅行業は低い。宿泊業の大半がサステナブルツーリズムに取り組んでいるが、旅行者に伝わっておらず共感が今後の課題。」

NTA喜田「ツアーオペレーター品質認証制度の認定・更新基準に安心・安全・品質向上に加えてサステナブルツーリズムへの取り組みを追加する。今回旅行会社各社にSDGsへの取り組みについてアンケートを取ったところ、まだまだこれからという結果になった。」

JTBGMT黒澤「ニューノーマル時代に適応した持続可能な観光への取り組みとして、①欧米豪・富裕層の誘致による旅行消費額の拡大、②観光政策における安全・清潔環境の創出(クリーンツーリズム)、③オーバーツーリズム・3密回避問題の解決に向けた地域誘客の推進、④MICEの廃部ロッド開催によるMICEサステナビリティーの推進、⑤ソサエティ5.0時代におけるSmart Travelの推進を掲げ、訪日ツーリズムの質的向上を狙いたい」

JNTO奈良「高付加価値旅行に向けて、旅行者の関心に沿った体験ができるコンテンツを増やしていく、サービスの柔軟性・多様性への対応(例えばレストランのヴィーガン対応)、専門人材の不足という課題が出てきているd。安心・安全という観点からこれまで個人旅行をしていた人が旅行会社を使いたいという要望が増えてきている。」

東武トップ磯「GSTC(グローバルサステナル協議会)が業務委託しているトラベラフという会社のパートナー認証を得ていたり、国連のグローバルコンパクトに加盟して地球環境問題や地域創生事業に取り組んでいるところでサステナブルツーリズムに活かしていきたい。」

NTA喜田「日本旅行もSDGs宣言を行っており、SDGsの関心が強い学生のサポートやカーボンオフセットの旅行商品の販売といったところで動いている。」

JTBGMT「訪日6000万人という目標は無くなっていない。大阪万博、札幌オリンピックなどで起爆剤にしていきたいが、まずは段階的に質的向上をはかりながらインバウンドの復活を期していきたい。」

なんかサステナブルツーリズムの話ばかりになっている。

それはとても重要だし、すべての旅行商品はもうそうなっていかざるを得ないのだけど、果たしてそれだけがインバウンドの復活だろうか。インバウンドがどんどん伸びていった2010年代に旅行・観光関係者が青臭く語っていた「日本のファンを増やして外貨を稼ぐ」といったインバウンドの根幹が忘れ去られている議論に感じる。

コロナ後の旅行者のマインドというのが結局まだよく見えない。だから旅行者がサステナブルを求めるのかどうかもわからない。

当面、量的な需要が戻らないのなら、来てもらう旅行者を選別して平均客単価を上げる必要があり、その際のリトマス試験紙として意識高い系に来てもらうと所得も高いことが多い、ということならいえると思うんだけど。

顔ぶれを見た時に、大手ばかりで違和感を持ったことが的中してしまった感じ。

おわりに

明日も引き続き #JATA経営フォーラム ‼️と言いたいのだけど、土日が出張なのでその話をしていく予定。

今のところ月曜日からまた再開していくつもりでいる。

その月曜日には #Clubhouse#インドの衝撃 ( #インド大学 )』もあるよ🌟

それじゃあバイバイナマステ💛暑寒煮切でしたっ✨



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