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ミエナイ沿線

こんばんなまらステ💚Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨

JR東日本のネット銀行、JRE BANKが大きな話題になっている。

預金額50万円で運賃・特急料金4割引などなど株主以上の優待を受けれるとあって、多くのJR東日本エリア内の人は口座つくるだろーね。

少し前に京王電鉄が住信SBIネット銀行と組んで京王NEOBANKってのをはじめたけど、あんまり話題になってないのと大違い。

沿線の範囲が違い過ぎるというのはあるにしても、これ使ったところで京王用のポイントが貯まる程度だからね。

私鉄が重視する沿線価値の向上にはなるけど、それ以上でも以下でもない。

そして京王以外は金融に直接的な手を出してすらいない。

阪急の小林一三、東急の五島慶太、西武の堤康次郎といった人達が創り上げたのは目に見えるビジネスで沿線を盛り上げることであり、金貸しに興味を示さなかった。

だけどJRは国鉄時代に沿線の宅地分譲を🈲じられていたので、私鉄のようなビジネスモデルを構築しようにも無理があった。

そこで特にJR東日本はエキナカの充実へ躍起になり始めた。私鉄のように駅前に影響力を及ぼせないからさ。

実際中の人から聞いたのは、同期の中で一番優秀な人がエキナカに回されるんだってさ。

これNEXCOでもそーで、SA・PAの開発に優秀な人が行くんだって。

だけどエキナカには致命的な欠点がある。

それはエキナカを充実させて乗客にお金を落とさせることはできても、乗客そのものを増やすことはできないということ。

とくにパンデミックで乗客が激減したとき、そのことを痛感したに違いない。

私鉄ももちろんダメージが大きかった。

だけど、沿線の家に籠ってテレワークしている人は、そもそも私鉄の営業努力で呼び寄せた人。

ウーバーイーツなんかはかえって沿線の活性化に繋がっているんだよ。

こーゆー生命力がエキナカにはない。

人が移動しなくなればそれで一気に衰退してしまう。

そーじゃなくて乗客そのものを増やせないのか、ってところで銀行という答えになったんだろーね。

沿線という資産がないからこその産物ということかな。

JR東日本の沿線価値に対する意識の低さをずっと批判する立場だったけど、沿線に囚われないからこそできることもある、ということは大きな学び。

私鉄とは違った鉄道会社のビジネスモデルが台頭するのはそれはそれで面白いよね。

ただ、京葉線の件みたいにJR東日本そのものへの嫌悪感を持つ人が増えれば、それはJRE BANKの口座開設数にも影響が出る。

新しい社長がJRE BANKの具体的な施策発表とともに京葉線の改善に言及したのはまさにそーゆーことなのだろーと。

私鉄のようなきめ細やかなことはしないにしても、一定の好感度がなければ経営に影響が出てしまうということ。

JRE BANKの存在がJR東日本の良心になってくれたらいい。

それじゃあバイバイなまらステ💚厚沢部煮切でしたっ✨



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