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【Clubhouse連動】閣僚級議題⁉️デリー空港はなぜ混雑するのか

はじめに

こんばんナマステ🤎❤️🧡Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

今日は先ほどClubhouse『インドの衝撃(インド大学)』で話した現在デリーのインディラ=ガーンディー国際空港で起きている異常な混雑について書いていきたいと思う。

これが一時のものなのか、恒常的に続くものなのかはわからないけれど、のちのち読み返してあの頃そんなことがあった、というのを記録しておくことも必要だしね。

んじゃいってみるよ🛫

インド人がカオスというとき

混雑が顕著なのは10月下旬のディワリの前後以降、かつ国際線が発着するターミナル3におけるものだけど、特にSNSで連日悲痛の声が上がり、とうとう内務省が動く事態にまでなっている。

どれほどの混雑なのかというと、国内線ですら出発の3.5時間前に到着することを航空会社から要請される始末。

各報道媒体がこの状況をカオスと書いているのが興味深い。
日本人にとってはインドそのものがカオスというイメージだから、インド人がカオスと感じるというのは並大抵のカオスではないよね😨

こうなってくると、例えば航空機で1時間、特急列車で4.5時間のデリーからジャイプールの間では1時間前には駅に着いていればいい後者の方が実質的に速くなってしまう。

それも航空機が時間通り出発できればの話で、実際には相当出発自体が相当遅れる。出発が遅れているのに、それでも乗り遅れてしまう人が多発して、SNSに怒りをぶつけている。

その結果、デリーの滑走路も満杯になり到着できない航空機が空で待機している間に燃料がなくなり、燃料補給のために他の空港に緊急着陸する(ダイヴァート)事例すら起きているという。

なぜこんな悪循環が起きているのか。

今年12月1日から7日のデリー空港の利用者は1日平均19万5000人で、2019年12月の3倍だという。

理由は2020年、2021年のコロナ禍で差し控えられていた外出需要の反動によるもの。

といっても、世界一混雑するアトランタ🇺🇸のハーツフィールド国際空港は毎日30万人近い需要が恒常的にあるのだから、まだまだ甘ちゃんといえばそうなのだけど。元々の需要に基づいたキャパシティというものがあるからね。

ちなみにこの状況はインドだけではなく、世界中の空港で需要の急増に耐えられなくなっている。

ただ、欧州の場合は発着便に制限をかけていわば計画運休というようなことで凌いでいる。どんなに遅れても強引に乗り入れさせるインドとどちらが合理的なのかは何ともいえない。にっちもさっちもいかなくなれば、インドだって発着制限に踏み切る可能性があるし。

インド内務省は12月15日に内相をはじめとした幹部級による緊急会合を開き、適切な人員配置を行い、特にピークタイムの発着を混雑するターミナル3からターミナル1、2へ移行させる策を発表した。また、同様に混雑するムンバイとベンガルールについても同様の措置を取る。

ただ、それにしたって空港の職員たちはディワリ以降休暇をまったく取れていないほど出ずっぱりのようで、いつまでもは続かない。

何か根本的な解決策はあるのだろうか。

箱は大きくなるけれど

今回のように突発的な需要増は想定外だけれど、長い目で見たら今回どころかそれ以上の需要増は見越していて、インディラ=ガーンディー国際空港は現在絶賛拡張工事中。

最終的には年間1.4億人の処理が可能と謳われているから、今の倍の混雑を吸収できる。

前出のアトランタがコロナ前で1億人を少し上回る程度だったから、それを超えるキャパシティを持つことになる。

それとは別に、郊外のグレーターノイダに新空港を建設中で、来年の供用を予定している。こちらは最終的には7,000万人の処理能力を持つという。

今回の混雑を空港拡張の遅れに求める論調があるけど、これには違を唱えたい。なぜなら、箱が大きくなったところでそこで働く人が増えなければ意味がない。

日本や欧州と違い、人口ボーナスのインドでは人材自体はいるだろうけれども、彼らの習熟がすぐにできるわけではない。

拡張が終わればターミナルが広くなって待つのは窮屈ではなくなるかもしれないけれど、窓口が増えなければ結局待たされるだけになる。

暴論としてのエコノミーシャトル便

結局、空港の拡張とそれに伴う人材の習熟以外に方法はないのか。

ひとつ暴論を提示してみたい。

それはムンバイ、ベンガルール、コルカタ、チェンナイなど主要幹線において全席エコノミー、それもLCC規格のシート間隔の大型機で飛ばし、予約枠ではなく手荷物検査を終えた乗客から突っ込んでいくというもの。機内食もなし。

これを1時間に何便も飛ばす。

要するに通勤電車の感覚ということ。

最早時間の概念も狂っているのだから、それを取り払ってしまえばいい。

民営化した新生エアインディアはボーイングとエアバスに大量の機材を発注しており、混乱が終わるまでこのような運用に徹してみてはどうか。

ひみつ旅のススメ

ビジネスなどどーしてもデリー首都圏に用がある人は仕方ないけれど、旅行者はデリー空港を避けるのが一番。

アーグラーへ行くにも、ジャイプールへ行くにもとりあえずデリー、と思ってる日本人が多過ぎるけれど、そのどちらにも空港がある。

こうしたインフラを上手く活用して密を避ける旅をしてみてはどうか。

ムンバイとベンガルールもデリーに次ぐ混雑はあれど、デリーほどじゃなく日本から直行便があり、そこからアーグラーやジャイプールに向かう手もあるし、バンコクからジャイプールへの便もある。

鉄道にしても特急クラスはたいした遅れもない。

この3年間で密を避けるという意味のひみつ旅を日本国内で実践した人も多いだろうから、それをインドでもやればいいわけ。

やむなくデリー空港を使うにしても、充分な時間を確保するのみならず例えばニューデリーの街中ではなくエアロシティやグルガオンに泊まるようにする、車での送迎ではなく地下鉄を使う、といったことで余裕を生み出すことが大切。

あえてカオスに突っ込んでみるのも面白いかもしれないけどね。各自の価値観に沿ったプランニングを。

おわりに

現在羽田ーデリー線でロストバゲージが多発しているのだけど、それは羽田側の問題らしい😓

そーゆーことも含めて、デリーを使わない方がいいのかもね。

ムンバイやベンガルールは成田発着だからさ。

それじゃあバイバイナマステ🤎❤️🧡暑寒煮切でしたっ✨


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