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「小さな意思決定」に夫を巻き込む

15秒で分かる今日のポイント
●夫の家事育児離れのきっかけは、家の中のことや子供のことで「分からないこと」が出てくることにある
●夫という生き物は分からないことがあってもなぜか「聞けない」そうなると、ますます分からないことが増えていくという悪循環に陥る
●夫に意見を求めて決めてみる(=意思決定に巻き込む)
●人は「自分が意見を言って決まったこと」に責任を感じる傾向が強い
●夫を意思決定に巻き込むことで、夫に情報を共有でき、夫に「自分も家事育児において責任を担っている」という自覚を与えることができる

夫の家事育児離れは些細なことから

夫の家事育児離れを引き起こす大きな要因は、家の中のことや子供のことが
よく分からなくなることにある
と私は思っています。

例えば、きっかけはこんな小さなことだったりします。

「あ!麦茶なくなった」と思ったけれど、お茶のしまってあるところが分からない…

以前はここにしまってあったけど、いつの間にかキッチンの棚の中が
変わっている…とか。

久しぶりに子供に離乳食あげようと思ったけど…今、どこまで進んでるんだ?!もう、10倍かゆではなさそうだけど…とか。

夫たちはわからないことをあまり人に聞きません。

人にモノを尋ねない男たち

例えば先日、娘のリクエストで塗り絵を買いに文房具屋へ。

でも塗り絵コーナーが縮小されたのか、塗り絵がほとんど置かれていない。以前はあんなにあったのに!!

私は夫にこう伝え、別の階に食料品を買い物に。
「店員さんに聞いてあげて!倉庫に引き上げてあるだけかもしれないから」

で、帰ってきたら、娘が不服そうに少ない塗り絵の中から選んでいる。

私「店員さんに聞いてあげた?」
夫「聞いてない。どうせないでしょ」
私「なんで聞かないのよ!?聞かないと分からないでしょ?!聞く事で損することでもあるの?」

他の男友達にこの話をしたら、「え?!俺も聞かない」と…

だって、店員に手間かけるでしょ?店員に嫌な顔されて無駄に傷つきたくない面倒くさい!話しかけるのってちょっと労力いる
などなどなど…

なんだこの生き物たち…汗

色々と理由はあるのだと思いますが、「聞く・尋ねる」という行為は彼らにとってちょっとした気力や労力がかかることというのは間違いないと思います。

妻に家の中のことを聞くことのリスク

それに、私が思うに、家庭内で「お茶の場所どこ?」と聞くことや、「離乳食今どこまで進んでるの?」と聞くことは、

「え?すごい前にお茶の場所変えたんだけど!!どれだけ長いこと台所仕事してなかったかわかった?!」とか、

「離乳食のこと把握してないなんてどんだけ子供に関心ないかをあらわしてるよね!」とか、言われたり、思われるリスクも含んでいるわけです。

そうなるとどんどん聞けなくなりますよね
そして、どんどん分からないことが増えていく…

こうやって夫の家事育児離れが始まるわけです。

ちょっとまとめると、
・夫は分からないことがあっても聞けない
・分からないことの増加が夫の家事育児離れに繋がる

じゃあ具体的にどうすればいいか

夫の家事育児離れを引き起こさないためにすべきこと

夫の家事育児離れ防止のためにできることは、主に3つあります。

①夫が分からないことを作らない
②夫に何かを頼むとき「分からないことが生じないほど詳細に情報を与える」
③意思決定に夫を巻き込む

この「意思決定に夫を巻き込む」が重要です!

特に夫にお願いしたいことから、ごく小さなことでいいので、夫を意思決定に巻き込みましょう!


例えば、
・「お茶っぱってこの棚に置いた方がいいかな?それともこっちの方が取りやすい?」
・「赤ちゃんのお出かけセットって、何入れたらいいかな?オムツとお着替えと、哺乳瓶と…後何がいるっけ?」
・「子供達のクローゼットの中、使いやすく整理したいんだけど、保育園のお着替えセットってここにまとめた方がいいよね?」
などなど。

別に「あぁそうだね」程度の返答でも構いません。「一緒に決めた」という事実が大事!

意思決定に巻き込む=相手の意見を聞き、最終決定する


この「一緒に決めた」という事実をちょこちょこと様々なことで作りましょう!

意思決定に巻き込むことのメリット

これは、相手に情報を共有する意味もありますが、何より相手に責任を持たせることにもなります。

人は自分がわずかでも意見を言って決定されたことに責任を感じます。(*男性はわりと責任感が強い人が多いです)

それに、自分が家事育児に関しても、一定の役割を担っていると実感・自覚してもらうことにも繋がります。

また、
「この間決めた場所にお茶っぱ入れてるから、麦茶なくなったら補充しておいてくれると嬉しいな!」とお願いすることも気軽に出来るようになりますよね。

ただ、何でもかんでも夫に聞いて決めるのは面倒ですし、あまりに頻繁だと、「そんなこと自分で決めてよ!」となるかもしれないので、ほどほどの頻度で。

特に今後夫に負担をお願いしたい事から「意思決定に巻き込む」ことをお勧めします!

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