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タータン 伝統と革新のデザイン展

関東では三鷹美術ギャラリーで2/17最終日、その後岩手、久留米、新潟と巡回。危うく三鷹での開催を見逃すところだった。手芸オタクとしたことが。

「タータン」といえば「チェック?可愛いよね」くらいの知識しかないのだが、英語で"Check"は市松模様かタータン以外の格子柄をさすとのこと。では「タータン」とは何かというと、ケルト人がスコットランドの北西部で着始めた織物で、その後、着用が禁止されたりし、今ではスコットランドを象徴する文化として脚光を浴びている。

スコットランドにはタータンの登録所があり、氏族(クラン)や地方、企業などで独自のパターンを登録することができる。赤3本、白3本、濃紺5本・・・のような糸単位でのパターン登録でびっくりした。会場には企業のものとしてBrooks Brothersや伊勢丹(あの紙バッグ!)やキティちゃん(赤・白・黄色などキティちゃんの構成色が使われている)などのタータンが紹介されていた。展示には、こうした様々なパターンのタータンほか、エディンバラで活躍した風刺画家の作品、チェックを使ったヴィヴィアン・ウエストウッドのような最近のデザイナーのドレスまで紹介されている。

タータンの色にはそれぞれ意味が込められているらしい。日本スコットランド協会のタータンは日本の赤・白、そしてスコットランドと日本の森の緑・・・というように。象徴性も強いため、禁令になってしまったこともある。考えたこともなかったことだったのに、奥が深い。面白かった。
あとチケットがギザギザでかわいい。紙はほつれないよー!

展7 タータン 伝統と革新のデザイン展

#タータン展 #三鷹美術ギャラリー #タータン #スコットランド

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