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豆まき×サイバーゲーム

年々食べる豆の量が多くなりすぎて、ある程度の年齢になると大きい豆を10個分にして端数を食べるようになりました。
最近は恵方巻きをコンビニで買って食べるだけになっています。

というのはさておき、
現代の力をもって鬼(疫病・厄災)を払って欲しいという思いで
サイバーゲーム豆まきをイメージして描きました。

豆まきの歴史は中国の「追儺」という文化が日本に入ってきて
宮中行事になったというかなり長い歴史があるそうです。
その長い歴史の中で様々な解釈が加わって
日本独自の行事に変化して現在の形になっていったようです。
(諸説あり)

私が「追儺」という言葉を初めて知ったのは京極夏彦先生の小説でした。
榎木津さんという探偵がすごく楽しそうに鬼やらいをしているのを想像して笑ったのを覚えています。
身体能力もかなり高い人物なので殺傷能力の高い豆が飛んでくるのでは、と思っていました。

後、大和和紀先生の『あさきゆめみし(源氏物語)』にも宮中行事として
その情景が描かれていたように記憶しています。

過去に読んだ小説や漫画、実体験が
現在のふとした瞬間に転がり出てきた言葉とリンクするとき
最高に幸せな気分になります。

特に京極夏彦先生の作品は幅広い知識が散りばめられていて、
過去に読んでいた作品が現在でリンクすることが多々あります。
例えば今では有名な「シュレーディンガーの猫」の話を
高校の時に『姑獲鳥の夏』で知って
大学の授業で話に出てきた時の興奮は忘れられません。

大学受験で必要だったので学んだ倫理哲学はどの学問にも通じていて、
副教科だったのにとても楽しんで勉強していました。

色んなリンクがマインドマップのように広がって、
『こういうのってあるのかな』と疑問に思って調べて
また一つ知識を得たり、
世界は知らないことだらけで面白いな、
とありきたりなことを思いながら送る人生が
とてつもなく楽しくて幸せです。

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