見出し画像

旋風の中で。気づかずにハードルを超える順算ならではの形【ユタカジン】

「ユタカジンLIVE」が終わってしまった…

先週7/6に、50人を超える参加者とともに予想以上に盛り上がったオンラインイベント。その楽しさと、いつまでたっても消えない余韻、そして祭りの後の寂しさは、関係者が記事やSNSなどで口をそろえてつぶやいているところ。

・・・

イベントが終わった次の日は、ぽーっとした状態だった。次に来たのは、胸の真ん中が熱を帯びて、くすぶっているような感じ(ほんとに火照ったような感じだった)と、視界の明るさ。
次々とやってきた「初めて」を飛び越えられた、大きな成功体験だったのだと思う。階段をまた1段登れたのか、周りにあるハードルが、なんだか少し低くなったように感じられる。

LIVE本番(zoom)での15分の登壇の他に、Xのスペースでの告知(は聞くだけだったけど)、Youtube Live での前夜祭と後夜祭、suzuriでのグッズ制作、記念のオリジナルzoom背景(最終的にバリエーション6種) etc… 
zoom登壇以外はいずれも初めて触れるものだ。

いつもならまず、ちょっとしたハードルへの躊躇から始まることが多い。
やる!といった後も「本当にできるだろうか」「うまく行かなかったらどうしよう」「ああなったら、こうなったら…」と不安になる自分を、「いや未来のことなんて分からないんだから、心配するだけ無駄!」と「いま」に引き戻す…というやり取りが、割と頻繁に頭の中で行われている。

でも今回は、そんな時間はごくわずかだった。
タスクシュート協会のプロジェクトは、いつものように「順算」で進む。
新しい意見が次々出て、ネクストアクションがどんどん決まっていく。
私もどうやったらそれが実現できるかを、都度、調べながら進んでいく。

グッズはどこで作る?デザインはどうする?どのサイズで作ってどうUPすればいい?
zoom背景は?時間帯に合わせて作る?この彩度じゃ背景としてうるさすぎる?
Xのスペースは? Youtube Live はどこからどうやって入ればいい?勝手はzoomと同じで大丈夫? 光源は…できれば肌色補正があると嬉しいんだけど設定できないかな(笑

もし逆算ですべてのタスクの洗い出しから始まっていたら、あまりの作業と調べものの多さに、「忙しい気分」だけが高まり、ひたすら残っているタスクの数を考えながらため息をついていたかもしれない。
こんな風に一つ一つの作業を楽しむことなんて、できなかったんじゃないだろうか。

会議を重ねるごとに、みんなの「楽しもう」という気持ちが高まり、伝播していく。やるべきことと期待感で頭がいっぱいで不安が押し出されるのか、一瞬頭をよぎる「どうしよう…」もすぐにかき消され、どう行動しようかという「どうしよう」に変わる。

・・・

メンバーへの信頼感も絶大だったのだ、と思う。
とりあえず自分のやるべきことをやって、後は何も考えずに舞台に上がるだけでいい…そう思えた。

はじめに登壇の話をもらったときも、他の登壇メンバーが「かめりんさん」「ありひとさん」だと聞いて、私がそこに入っていいのかと正直一瞬固まった。
私のお二人のイメージは、物静かで穏やかで、でも口を開くと、考え込まれ整理された無駄のない意見がふっと出てくる人たち。そこに超感覚的にモノをいう私。

つり合いが取れるのだろうかと戸惑ったけれど、自分に声がかかったのも、たぶん何か考えがあってのことなんだろう。背伸びをせずに、今の私のままで、自分のカラーを出せばよいと思った。そして「いま」を全力で楽しもうと思った。

いつも頭をもたげてくる不安が追いつけないほどの、ちょっとした(?)忙しさと、高揚感、熱気、その他もろもろの渦の中、気がついたら祭りが終わっていた。名残惜しい…。けれど現実感を取り戻すにつれ、周りの景色が変わって見えることに気が付いた。
あれだけ「無理、私はいい…」といっていた音声配信も、ちょっとだけやってみようかな、という気になり始めた。

・・・

身の回りで、なにか良い旋風が吹いていたら、進んで巻き込まれていく、という選択肢もありかもしれない。きっとそれが自分の中の、何か大きな転機になってくれる。


この記事は noteマガジン「ユタカジン」への寄稿です。
文中で出てきたショップはこちら。

「タスクシュート手帳術の会」も定期開催しています。ぜひ♪

タスクシュート手帳術の会

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?