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ベルリンフィルのジルヴェスター

いつものようにフランスのラジオを聴いていたら、2021年大晦日のベルリンフィルのジルヴェスターコンサートが話題になっていました。ペトレンコ氏が背中を痛めたとかで急遽代役に呼ばれたのはまだ33歳のラハフ・シャニ氏でした。指揮棒も楽譜も持たずに出てきて、非常にリラックスした様子で指揮している姿が印象的でしたね。この方のことは詳しく知らなかったのですが、ピアニストとしての腕も素晴らしく、ベートーヴェンの4番のコンツェルトやプロコフィエフの協奏曲を弾き振りしてしまうそうです。それどころか、去年のヴェルビエ音楽祭では、ヴェルビエの室内オーケストラを指揮した翌日にはダニエル・ハーディングが指揮するオーケストラの中でコントラバスを弾いていたのだとか。音楽なら何をやってもできてしまう天才!テルアビブに生まれ、バレンボイムの薫陶を受け、ロッテルダムフィルハーモニーの首席指揮者、2020年からズービン・メータの後を継ぎイスラエルフィルの音楽監督。日本ではそんなにまだ知られていないようで情報も少ないのですが、これから注目して聴いていきたいです。

これまで単発で見ていたベルリンフィルの映像配信サービス、思い切って年間契約にしてアーカイブを聴き漁っています。今はシマノフスキの「ピアノと管弦楽のための交響曲第4番」(協奏交響曲)をアムランのピアノとエラス・カサドの指揮で視聴中。https://www.digitalconcerthall.com/ja


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