アイデンティティとは心次第

こんにちは♪ ロサンゼルスの協子です😊

自分は何者なのか？
自分のアイデンティティとは？

その答えになるのは
「自分の心がどこに属しているのか」
であるような気がします。

実は、まさかの日本国籍喪失。。。
この度そんな事態になることになり
ことのほか心にダメージをくらっております。

母を看取った時と同じような涙が溢れ出て
自分の中での影響の大きさに驚きでもありました。
アメリカに住んで20年以上になり、
この地がマイホームになってはいても、
自分は日本人だというのが当たり前であったし、
そこが変わることなど想像すらしていなかったのです。

しかしその時に思いました。
今後は日本へ帰国もアメリカ人としての入国になっても
「私は日本人です！」という思いは決して消えない、と。

戦時中アメリカに住んでいた日本人達は
日本人として捕虜になるか、アメリカ人として兵士になるか、
究極の選択を迫られたと聞きます。
そして多くの方々が、ただ家族の身の安全と保証を思い
アメリカ人として兵士になることを選んだのです。
そうしたいわゆる日系一世と呼ばれる方々は、
決して日本人としての心は失わなかったはずです。
一世の子孫である二世三世四世の方々が、
日本食や日本の文化を愛している様子を伺えば分かります。

私の状況はそんな先人の方々とは比べものになりませんが、
日本国籍喪失となることで、改めて
「国籍という概念が無くなる世界へ」という思いが増します。

国という線引きをし、国籍という境界線を張らずとも
みんなが友であり家族であるという思いで関わり合えたら
差別や憎しみや争いなど、そうそう起こらないように思うのです。

「アイデンティティの喪失」という悩みを抱える人もいるようです。
そんな方々も、その心が温かく感じられる場所がきっとあるはず。
それこそを自身のアイデンティティとして、
胸を張って生きてもらえたら、と思います。

今日も笑顔で過ごせますように♪