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思うこと ep.2:他人の期待に振り回されない生き方

しっかりしている私は本当の私なのか


「しっかりしている」と言われることが苦手です。

見た目からでしょうか、周りの方に「しっかりしているよね」と言っていただけることが多いと感じます。「しっかりしている」と言われると、「しっかりしないといけない」とか、「しっかりしている私でなければ認めてもらえない」とまで思ってしまう。

20代の頃は、そう言ってもらえることで、自分の価値を見出していました。「しっかりしてる」と言われることで、「私は必要とされているんだ」「もっと頑張ろう」と思っていました。いつも強気で、姉御肌。頼られると断れず、私がなんとかしてあげないと、と思っていました。

そうやって過ごしているうちに、仕事のミスなど、弱い自分や出来ない自分を人に見せるのが怖くなってしまいました。「しっかりしていない私」を人に見せられない。しっかりしていない私を見せることで、周りをがっかりさせてしまうのではないかと思っていました。

そう言ってくれる方々は、きっと誉め言葉として言ってくれる方がほとんどでしょう。何も悪気があって言っているわけではないと思っています。


本当の私

「しっかりしている私」は、他人が期待している私の姿でしかなく、本当の私ではありません。

私には、他人の期待する私になろうとする癖があるようです。
本当の私の気持ちに蓋をして、他人の求める私を演じてきたような気がします。その裏には、嫌われることを恐れていたり、ダメな人間だと思われることを恐れていたりと、そんな思いがありました。

30年以上生きてきて、やっとそのことに気が付きました。長い間、自分に対して苦労を掛けてきたと思います。ですがそうすることで、私は私のことを守ってきたのかもしれません。

開き直ってしまえ

今は少しずつ、本当の私を取り戻そうとしています。

今日、仕事でミスをしてしまいました。
大きなミスではないと思いますが、ミスしたことには変わりありません。

そういう時は、結構引きずってしまう私。大丈夫だったのだろうか、何か大事になったらどうしようと、悪い癖が出てしまいます。それと同時に、出来なかったことを恥ずかしいと思い、「あの時こうしていれば…」と後悔して眠れなくなるほどです。ですが今回は違います。

開き直る

自分に非があったことはしっかり認めます。業務フローを見直し、次回からはこうしようと自分の行動を振り返りました。

そこまですれば、あとは開き直る。私だって人間だもの。しかも、スーパー平凡な人間。間違えだってするし、ミスだってする。「しっかりしてる」と言われようが、それはあなたが思う私であって、いつもしっかりしている私だとは限らない。

間違える私も、ミスする私も、すべてが私。それで他人ががっかりしようが、裏切られたと言われようが、私には関係ありません。ちょっとばかり、無責任になってみようと思います。


周りの期待に応えようとする生き方は感謝と共に手放して、これからは私の期待に応えられる生き方を選ぼう。


そう思った、2022年6月最初の金曜日でした。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。






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