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コーチング・バイブル再読メモ vol.1

これから、二日に一章のペースでコーチングバイブルを再読し、現時点での自分自身の理解や解釈・経験を、本文の引用と共に記録していこうと思っています。

きっかけは、CTI上級コースで共に学んだメンバーとのSkillDrillでした。そのとき私は、クライアントとして
「これからCPCC(資格試験)を受験するにあたって、今一度CoActiveをしっかりと自分の中に再インストールする必要があると思う。その方法について具体化したい。」
というような、今思えばおもいきり事柄に振ったテーマを出しました。その時の流石なコーチの関りについては、第一章のところで振り返りたいと思います。

そして二日後、今度は応用コースで一緒だったメンバーとのSkillDrillで、彼の「一週間、CPCCの準備をしないで!」というチャレンジングな提案にNoを突きつけ、逆提案として「一章あたりにかける時間は二時間まで(要するに、ダラダラやらない)」と応じました。

本文を引用する形式については、ライターの印南敦史さんへのあこがれから、彼の著書『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』を参考に演習させていただきます。

遅読な私の、全12章約300頁の再読プロジェクト。
CPCC取得のための、単なる準備作業にならないよう、
クライアントに焦点を合わせて、期待と共に進めていきたいと思います。

第1章 コーアクティブ・モデル

◆その人すべてに焦点をあてる(P34最終段落)

人生のある一つの領域における決断が、人生のすべての領域に影響を及ぼすことは避けられません。・・・、コーアクティブな会話では、その人全体あるいはその人の人生全体を含むより広い範囲を意識してクライアントに関わるのです。

「その人すべてに焦点を当てる」という礎に立つと、どうも私は身構えてしまうようだ。
「事柄に走ってはいけない!」
「コーチングは課題解決の時間じゃないからね!」
「いや、でもクライアントはこの事柄を話したいのよねぇ。」
「あれ?クライアントは切羽詰まっているのかな?」
「あれれ?私なにきけばいいんだっけ???」
この私の迷走は、奇妙な”間”としてしっかりとクライアントに伝わっているらしい。

一方、前出の上級コースのメンバーはというと、私の「かなり事柄な」話しに頷きながら、話し終わるとテンポよく
『CoActiveは、きょーこさんの人生にどんな意味があるの?』
と尋ねた。
短い。だから何を聞かれているのかがわかりやすく、すぐに思考が始まる。
『私の人生にとって?』
それまでHowを考えていたので、視界がパッと広がる。
『人生』ってインパクトもある。
彼女からは、奇妙な間など1㎜も感じない。違和感なくすっと、自然に発せられているようだった。

『これはあなたの人生の目的とどんな関係がありますか?』
『あなたの価値観を尊重するためにできることは?』
などなど、似た質問は応用コースのテキストにも、バイブルのツールキットにも出てくる。耳なじみのある質問なのに、パッと出てこない。
クライアント経験の中で聞かれてみて、自分でも聞いてみて、こうして記録して、馴染ませていこうと思う。

◆自己管理(P.48第二段落)

自己管理とは、別の言い方をすると、自分が相手にどのようなインパクトを与えているかについて、常に意識する力でもあります。

たまにセッションで、『クライアントさんには耳障りだろうな~』と思われることを、かなりの勇気を振り絞って言う時がある。
終わってからも、ちょっとドキドキしながら振り返る。

「怖いコーチだったかもしれない。」
「落ち込んでおられたらどうしよう。」
「次回から結構です。と言われるかもしれない。」

いずれにしても、インパクトがあったことは確かだろうし、そういう働きかけが自己管理の下で出来たことをまずは認めることにしよう。
自分に対するNCRWだ。
そして、次のセッションまでにクライアントが何を体験し、何を学ばれるのか。
クライアントに対するNCRWを信じて、待つことにしよう。(←いまココ)

今日はここまで。
読んでいただいてありがとうございました。


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