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福岡市科学館 デジタルアート ゴッホ展

2024年3月15日から6月16日まで

福岡市科学館でゴッホ展が開催されています。

普通の美術展とは違って、デジタルでゴッホの絵を見ることができます。


いくつかのモニターが会場に設置されていて

モニター一か所で数十枚、全体では何百枚もの絵を見ることが出来ます。


ゴッホの生涯を解説した20分程度の映画も上映されていて、

ゴッホの絵に対する情熱、世間から受け入れられない想いと言動に苦しむ人生を感じて思わず涙が出ました。


私は一つの道を究める人、自分の道にすべての時間を費やして努力する人に

魅力を感じます。普通の精神力では達成できないからです。

そこまで情熱を注げるものを人生で見つけたということだけでも

成功だと思うけれど、人から認められないことの辛さもあるのだと思います。


ゴッホは、弟のテオが支援し、心のサポートもしてくれていて

孤独ではないように思えたけれど、

本人はとても辛かったのだと思います。


人生の終盤は精神科病院に入院していたし、

最期は自殺という行動もとってしまいます。

自分で自分を追い詰めてしまっている。


今、こんなに評価されて、ゴッホが亡くなった現代にまで作品がたくさんの人を

感動させているのに。この未来をゴッホが知ったら、自殺などしていないのではないかと思います。


彼の絵は、希望と絶望という相反する感情が1枚の絵から感じることができます。

このような作品は、死がそばにあった彼だから描けたのか、

世間から受け入れられない孤独という感情を持っていたからか、

絵に対する情熱が他の画家とは違うからか、

とにかく、彼の絵を見ていると胸が苦しくなります。

繊細でキラキラと美しい色と暗くて闇を感じる色が共存している。

感情が絵に込められているのをデジタルでも感じることができました。


私が映画で涙を流したのをRKBテレビの取材の人が見ていて、

インタビューされることに・・・。

突然、自分の意見を言うというシチュエーションってあまりないので

勉強になりました。

感情を言語化できるようにしておかねば。

興味のある方は、3月15日夕方のニュースをYouTubeで見てみてください。


デジタルとリアルの良さを比較することもどちらが良いと選ぶこともできませんが、

科学技術で、どんなに離れた国のものも手元で味わえるというのは素晴らしいことだし、その技術を利用する側、感じることが出来る人間でいたいと思いました。


私は健康のためには感動が重要と思っています。

たくさんの人にゴッホの絵の情熱を味わって欲しいです。

https://youtu.be/p5hQ2nZAWOQ

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