お陽さまになって(合唱曲)一人で合唱してみた&曲について語ってみた 中山真理

きょうこと申します。中山真理さん作詞作曲の合唱曲、「お陽さまになって」を歌わせていただきました。

先日アップした、同じく中山真理さん作詞作曲の「Smile Again」に続き、一人で合唱してみました。

そして今回はピアノも自分で生演奏して録音したものを使っています。練習不足で拙い部分もありますが、機械の演奏よりは良くなったような気がします。

この曲はとてもわかりやすいので、私の解釈を語るほどのことはないのですが、いつものように少し語ってみようと思います。



私がこの曲に出会ったのは、小学校4年生くらいの時でした。子どもながらに「なんて良い曲なんだろう」と思ったのを、今でも覚えています。

基本的な解釈は、大人になった今も当時と変わっていません。

歌詞を見ていくとわかるように、この曲は「北風と太陽」という有名なイソップ寓話をベースにしています。

この寓話のあらすじとしては、あるとき北風と太陽が力比べをするため、「どちらが通りすがりの旅人の上着を脱がせることができるか」を競いました。北風は強く吹きつけ、旅人の上着を吹き飛ばそうとしましたが、旅人は寒いので上着をしっかり着込んでしまいました。一方、太陽が柔らかに照らすと、旅人は暑くなったので自ら上着を脱ぎました。太陽の優しさは、北風の強さに勝ったのです。

「お陽さまになって」は、この寓話と同じことを言っているのだと思います。

私たちは、他人を変えたいと願う時があります。意地悪な人に優しくしてほしい。落ち込んでいる人に元気になってほしい。私に関心を持ってほしい。そんな時、相手を変えようと躍起になってもなかなかうまくいかないのは誰もが知る通りです。

とても難しいことですが、相手を変えたいなら自分が変わらなければなりません。合わない人というのは一定数いますが、少なくとも冷たくするよりは優しくするほうが、相手は心を開くものです。

特に、「落ち込んでいる人に元気になってほしい」と願うなら、自分の基準を押し付けるのは逆効果だと思います。お陽さまのように、ただ静かに温かく寄り添うことで、相手の「自分自身を癒す力」を引き出すことができるのだと思います。

この曲は、聴いていてとても心が温かくなる曲ですが、難しい教訓を含んでいるとも感じます。他人を無理やり変えようとしないこと。お陽さまのように温かい心でいること。これを実践するのは簡単ではありません。

しかし、曲中で繰り返される「お陽さまになって あたたかいこころで」という言葉を胸に刻み、少しでも実践していきたいと思います。

この曲を聴いた人が、もし同じ気持ちになってくれたなら嬉しいです。その優しさはきっと、誰かの心を照らし、また他の誰かへと巡っていくからです。

ここまで読んでくださった皆様、聴いてくださった皆様、本当にありがとうございました。



noteにて、音楽のこと、持病の精神疾患のことなどを書いています。読んでいただけると嬉しいです。
https://note.com/kyoko211114



●おすすめ動画

Smile Again(合唱曲)【一人で合唱してみた&概要欄で語ってみた】
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同じく中山真理さん作詞作曲の名曲です。概要欄では、「落ち込んでいる人に向かって笑ってと言っているわけではない」という解釈を語っています。

カナリヤ/米津玄師【歌ってみた&概要欄で語ってみた】
https://youtu.be/X05gbMWZ97I
「あなただから いいよ」という究極の肯定を繰り返し、傷ついた心を癒す曲。概要欄では、曲が作られた経緯や個人的な思い入れについて語っています。

●録音環境
【DAW】GarageBand
【録音端末】iPad 第9世代
【マイク】オーディオテクニカ AT2020
【オーディオインターフェース】TASCAM iXZ
【伴奏音源】ピアノ生演奏
【キー設定】原曲キー

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