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ケーキ作りの乱

明けましておめでとうございます。

前回大晦日はM-1だよと言ったことを話させていただきましたけれども(謎理論)

小さい頃大晦日だいすきだったんですよ、暦上の大晦日。わたくし普段詰め症なんです。あ、詰め症というのは予定を毎日パンパンに詰めないと気が済まない性分という意です。そんな私がのんびりすることを心の底から許可している日が大晦日でしたもので、かなり楽しみにしてました。

別に普段からのんびりしてればいいじゃないのと思う方、みなまで言うなと。大晦日ってテレビも大晦日って感じじゃないですか、紅白にガキ使に色々な一挙放送からの除夜の鐘にカウントダウン。あー今日はのんびりしていいんだー!って教えてくれるようなテレビたちの序列なんです。

この日は家から出ません。それはもう小さい頃から決めていること。その代わり色々なことをします。親戚との新年会で披露する曲のダンスを覚えたり、
マフラーを作ってみたり、懐かしいビデオを見たり。
だいたいその年毎でやることが変わっているのですが、ひとつだけ固定事項があります。
タイトルにも書きましたが、ケーキ作りなんです。

クリスマス終わってるのになぜと思われる方、みなまで言うなと(2回目)
明けた次の日が父上の誕生日なのでございます。
なので暦大晦日は絶対にケーキを作ります。
一年に一回、この日にケーキを作り続けてはや15年くらい?1年に1回でも人間成長するんですよ、継続は力なりといえど1年に1回って単発じゃないのと思うかもしれませんが。多少残ってるんでしょうね、去年の感覚というやつが。
レシピ通り材料集めて、混ぜて焼いてと。久しぶりに作ると楽しい!!と毎年言いながら粉たちをふるっているわけです。

ただ、今年は異例なことが。元旦に父方の祖父母の家へ行くことになりまして、せっかくならそこでケーキを食べようじゃないか!という話に。
今年はイチゴの白いケーキ(ショートケーキと言え)を作ろうかなーと考えていて、前日にマミ親と買い出しへ。
そしてきました大晦日、普段は夕方から作り出すものの、今日はなんだか昼からクッキングタイム突入。だいたい普段チョコレート系なんです、黒いケーキ(雑)なので緊張からか早めの走り出し。
順調に生地をつくり、焼いて、粗熱を取って半分に切って生クリームを塗って苺を敷いて。
奥の部屋で掃除をしていたマミ親が帰ってきて、

飾り付け今しちゃうの??

え、あ、ぬぬ。確かに今じゃないわ。そうだった、忘れていた。フルーツ×生クリームのケーキは日を跨げないことを。
Google先生に聞いてみてもやはりその日中に食べるべしとのご達しが、、確かに思い返せばフルーツサンド屋さんも閉め際にありえない割引をしてでも売り捌いてるもんな、、、
上手く生地が焼けて調子に乗ったと反省するや否や、
えこれどうする???明日持ってけないのでは?!

爆笑しながら色々な案を出し合う我々。祖父母宅は私のケーキがあるからとデザートは用意しないからねと完全なる期待を寄せているとの噂。ソースは父なので噂というより事実。
A4サイズで印刷して写真提供にする??
動画で本当に作っていたんですという説明をする??
それかもう一個作る??

それだ、もう一個作るしかない。
次は黒いケーキ(チョコレート)を作ろうと意気込みスーパーに買い出し。ケーキ屋に移る綺麗な黒いケーキに手を伸ばしそうなところをグッと引っ込めて帰宅。
そしてまた生地をつくり焼き、粗熱を取って型から出したい気持ちもグッと引っ込めて(2回目)冷蔵庫へぶち込み。危うくまた飾るところだった。
朝起きて生クリームを立ててイチゴとブルーベリーで飾り無事祖父母の家に送り届けることができました。

ケーキを二つ作るだけでとんでもない労力だというのに、パティシエの方はすごいなと感じた大晦日。
祖母に一連の話をしたところ、来年は白いケーキを食べたいわと一言、来年こそ盛り付けは焦らず慎重に。

1ヶ月に一つケーキやお菓子を手作りすると意気込んだ去年だったはずが、3月にプリン作りを失敗して無かったことに。
今年こそはもう一度この目標を成し遂げようじゃないかと息巻く今日の私でした。

えのもときょうか

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