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教育&頭脳ねた 2つ

うーん、まあ、3割がまともに国語読み書きできないですからねえ。
それに昭和初期に田舎のおじさんたちが「私わ、学校え、行きました」みたいなのを書いている人とか、ちょこちょこいたよ。看板とかの文字がまちがっていたりしてました。今でも、変なカフェの看板とかで、おかしい書き方をしている店とか、ありますよね。
あと、住所とかでちょっと有名だけど、ちょっと難しい地名は、なかなか書けないよ。郵便局の人でも、「どんな字でしたっけ?」っていうもん。まあ、これはどうしようもないかなあ・・・。何万字もあるし、わりと変わった地名もあるしね。

登校拒否児とかは、甘やかされているから、よけいにそうかも? 親もフリースクールに通わせられる経済力がある人とない人がいるだろうし。

「日本では憲法で教育を受ける権利が保障されていて、ほぼ全ての人が中学校を卒業している。「文部科学統計要覧」によると、統計が始まった1948年から義務教育の就学率は99%台で推移し、2022年も99・96%だった。

 しかし、学校関係者の間で長年認識されながらも見過ごされてきた「形式卒業者」の存在が近年、クローズアップされている。病欠や不登校などで学校に十分通えず形式的に中学を卒業した人を指す。自身に卒業したとの認識がない人ですら一定数いるとされる。

 今や中学生の二十数人に1人が不登校と言われる時代。義務教育が十分に受けられなかったことで基礎学力が足りず、抱えることになる生活上の不便は想像以上に深刻だ。読み書きに不安を持つ人々が学び直す場としての夜間中学が、今再び注目されている。(共同通信=浦郷遼太郎)」

「小中学校での義務教育の内容を理解していることは、人生をよりよく生きるための土台として必要不可欠だ。文部科学省は義務教育の目的の一つに「国家・社会の形成者として共通に求められる最低限の基盤的な資質の育成」を挙げている。

 2020年の国勢調査では、約80万人が最終学歴を「小卒」と回答した。戦中、戦後の混乱期で教育を受けられなかった人が多いため、80歳以上は約74万人。一方、50代以下でも約2万人いた。中卒と回答した人は約1126万人。既卒者の全体に占める割合は約11%となる。
「 戦後、連合国総司令部(GHQ)の占領下で約1万7千人を対象に「日本人の読み書き能力調査」として一度実施されただけだ。その結果、読み書きが全くできない「非識字者」は1・7%で、読み書き能力の水準は極めて高いとされた。この結果や、戦後も義務教育の就学率が高水準のまま維持されてきたことを背景に、国内の識字率は「ほぼ100%」と認識され、識字問題は「終わった課題」とされてきた。」

「 調査チームの野山広准教授はこう指摘する。「実際にどれくらいの人が日本語の読み書きに生活上困っているかを計る基礎的な資料を提供したい。調査を通じて識字率がほぼ100%とされてきたことが『共同幻想』だったと世の中に知ってもらい、必要な施策を取らなければならない」」

もし5%以上あったら、これは先進国としてはありえないくらいの大問題だし、歴史上、日本は世界的には最高ランクに教育レベルがずーっと高かったので、由々しい事態であります。

外国人がちゃんと「こんにちは」って書けるのに、大卒のくせして、「こんにちわ」って書いてる日本人見ると、「ああ、国語できないんだー」って思いますな。→ジャンプの漫画家にけっこういたりして、よけいにまずい。恥ずかしい。集英社なんとかしろ。
だって、外国人の日本語学習教科書の、1章目の挨拶に「こんにちは」の「は」の読み方と、これが「助詞」であることを教えているのだ。
これでは、昭和の小学校卒のおじさん、「学校え行きました」おじさんと同じになってしまう。恥ずかしい、情けない。
(いうと切れるやつらがいて、さらにもっと恥ずかしいんだなあ・・・。)

「人類の祖先が、約600万年前に他の霊長類から分岐して以来、脳は4倍ほど大きくなったと言われています。

しかし、多くの人は、約1万年前の最終氷期の後で、脳が縮小し始めたことを知らないでしょう。

結果、現在人の脳は、10万年前の初期人類のそれより、わずかに小さくなっているのです。

なぜ、そんなことが起こったのでしょうか。

アメリカの研究チームは今回、その謎について、ヒトより100万倍も小さな脳を持つアリとの共通点から新たな仮説を発表しました。

それによると、アリとヒトは、個人知より社会全体の集合知を発達させたことで、脳が効率化のために縮小したという。

頭蓋骨のデータセットからも、それを支持する証拠が見つかったとのことです。

研究は、10月22日付けで学術誌『Frontiers in Ecology and Evolution』に掲載されています。」

「アリから見えてきた「脳縮小」のヒント

アリとヒトとは遠い関係にありますが、どちらも高度な社会生活を営んでおり、親族を中心とした複雑な共同体を築いています。

また、社会の中で、さまざまな専門分野に特化した労働者が存在し、アリには、農家のように自分たちで作物を生産する種もあるのです。

主著者の一人で、ボストン大学(Boston University・米)のジェームズ・トラニエロ(James Traniello)氏は、こう述べます。

「私たちは、社会生活によって人類の容積が増減した理由をアリの中に求めることを提案します。

アリとヒトの社会は多くの面で違っており、社会的進化の過程も異なっています。

しかしアリは、集団での意思決定や分業、食べ物の栽培生産など、社会生活の重要な側面を私たちと共有しているのです。

こうした共通点は、脳容積の変化にかかわる要因を、幅広い視点から捉えることを可能にするでしょう」」

「そこで研究チームは、数種のアリの脳サイズ、構造、エネルギー使用の計算モデルとパターンを調査。

その結果、集団レベルでの認知と分業が、適応的な脳サイズの変化を促していることが示されました。

つまり、知識が共有されていたり、仕事が分担されている集団では、脳を小さくすることで、より効率的で協調的な社会が築けるということです。

チームはここから、「ヒトの脳も、知識を共有したり分配する集団的な知性によって、同じ変化をしたのではないか」と考えました。

それを証明するべく、原始人および現代人の頭蓋骨985個を対象に、時代ごとの脳容積の変化を分析。

すると、思わぬ事実が判明したのです。」

「「文字の出現」が脳を小さくさせた⁈

調査の結果、ヒトのは、約210万〜150万年前に大きくなったのですが、3000年前頃から縮小に転じたことが判明したのです。

これは従来の推定年代とは違い、脳の縮小がごく最近に起こったことを示します。

興味深いのは、3000年前という時代が、歴史的記録に文字システムが登場してから数千年後である点です。

人類は文字を手にしたことで、各人のうちに蓄積されていた知識や情報を外在化し、他者と共有できるようになりました。

要するに、脳の縮小は、人類社会における集団的な知性の拡大と平行して生じた可能性があるのです。」
「主著者の一人で、ダートマス大学(Dartmouth College・米)のジェレミー・デシルバ(Jeremy DeSilva)氏は、次のように説明します。

「もし集団での意思決定が、個々人の意思決定の認知的な正確さや速さを上回る反応をもたらしたとすれば、ヒトの脳サイズは、代謝コストの削減の結果として減少したのかもしれません。

『知的な脂肪(intellectual fat)』をカットすることで、脳はより少ない数の仕事をより効率的にこなせるようになったのでしょう」

本研究の成果は、チームの新仮説に重みを説得力を与える一方で、すべてを説明したことにはなりません。

集合知の拡大のほかに、氷河期以降の食生活の変化や体の小型化が関係している可能性もあります。

たとえば、「ベルクマンの法則」が示すように、寒い地域に住む動物(ヒトも含む)ほど、体は大きく太くなり、熱い地域に住む動物ほど、体は小さく細くなります。

つまり、氷河期が終わって地球が温かくなるにつれ、ヒトの体が小さくなり、それに応じて脳容積も縮んだのかもしれません。

今回の結果は、脳サイズをめぐる謎を完全に解明するものではないですが、その一因として興味深いモデルを提示しました。

研究チームは今後、仮説の実証を目指して、調査を続ける予定です。」

これは面白い発想です。
しかし、たしかに頭の容積は知性とは比例しません。
ニューロンの発達複雑度が高いなら、そこまで容積はいりません。もしかしたら、コンピュータのように、集積度が高いほうが伝達距離が短いので、思考の速度性能は高くなるかもしれません。性能が高くなると一般にIQは高くなります。

それに文字があれば、時間や空間を越えて、知識を共有できます。知的処理の効率が確実にあがります。

面白いですね!!

お! これは鋭い!!
「んなわけない。文字の出現と言っても識字率を考えたら文字の普及は
ここ数百年での話だろう。文字が普及してないのに文字が原因で脳が
縮小することなんてありえるかね。

たしかに、90%以上の識字率を保ってるなんて、先進国でさえここ100年程度です。韓国や中国では、識字率が100%ではなく、50歳のおばさんが夜間中学校に通っていたり、中国の農民は文字が読めないので、農薬を原液で使って、川を汚しています。江戸時代から識字率が高かった日本のほうがおかしいのです。18世紀ではヨーロッパでは、貴族の夫人でさえ、文字が簡単なものしか書けませんでした。
そして、アフリカにいけばもっと文字の識字率が低いでしょうから、どうなんだって話はたしかにありますね。

「文字に限定するのはともかく
広く社会的分業が進んだ結果という言い方だね
だからアリと比較してる」

「農業から格差が生まれたと言ってる
それまではアマゾンジャングルの民のように
捕った獲物はみんなに分け与えて平等だったと」

「文字が記憶と思考を補助してくれるから、必死で暗記や思考をする必要性が減ったんだ」

「狩猟採集から農業に変化したことによる、筋肉の縮小が原因だと思う。
農業も労働としては手間がかかるが、狩猟採集重労働の比ではないから。」

ふうん。これは論文をそのまま信じられないかなあ。
ただ、情報共有が個体だけでなくて、集団でできると価値がありますね。
それで勝ち残った民族とかいるもんね。

AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!