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プロ漫画家は当然知っている読者に受けるコツ(少女漫画版)

実は、5本くらい漫画雑誌に掲載してもらうと、読者受けするかどうかコツがあることがわかる。
もちろん、「意外なの」も受けたりするんだけども・・・。
(だいたい、編集者さんが、読者アンケートとかで教えてくれます。ファンレターがあれば、転送してくれます。)

このコラムには、有名作品のラストの解説がありますので、注意です。知らない人は読まないほうがいいです。




たぶん、エンドはできるだけハッピーエンドにする。8割くらいはハッピーエンドにする。悲劇で終わる場合でも、「明日は大丈夫」みたいに締める。

私の読者さんも、「エンドがハッピーでよかったです」という感想は何人にもいただきました。

これの一番有名なのは、「風と共に去りぬ」だ。




スカーレット・オハラは大好きだとわかったレット・バトラーと結婚して、かわいい女の子が生まれる。
でもちょっとした乗馬の事故で娘は死ぬ。レットはひどく嘆き悲しみ、夫婦の間で喧嘩ばかりになる。
最後は、スカーレットはレットに捨てられてしまうのだが、嘆き悲しみながらも言うのは
「明日考えましょう」だ。
そして、ラストのシーンは、彼女の心のふるさと、タラの大地のシーンで終わっている。

ああ、なんという感動的なラストシーン。
このタラの大地がとてもカラーで美しいのだ。
農場主の娘に生まれたスカーレットは、農場に帰りたかったのだ。
ちなみに、タラは架空の地名らしいが、モデルの土地はあったらしい。

で、ストーリーエンドとしては、離婚なわけだから、アンハッピーなのだが、スカーレットはへこたれない女www
「明日考えましょう」
問題は先送りにしているが、寝ると疲れが取れる。だから、辛いことがあっても、ゆっくり休めばいいのだ。
明日生きるために。

ということで、悲しいけど、この一言でハッピーエンドで、前向きになるのでありますよ。
ああ、なんて名作。泣かせるーーー。

ただし、2割くらいはバッドエンドとか、悲しいままのエンドもある。それが受ける場合もある。安っぽいハッピーエンドがよくない場合だ。

とても悲劇的で抒情的な終わり方をしたいときは、たとえば、
「愛する彼女が死んでしまった。この思いを抱えて生きていこう」
というような終わりなのですが、まあ、「明日も生きる」という意味では、半分ハッピーエンドというか、前向きな妥協点を見出す終わりですな。
代表作は、「ヴァン・ヘルシング」かなと思います。
9割アクションなんだけど、このヒロインが元気だけど、悲しい立場なのだ!! ヒュー・ジャックマンさん 素敵www → 他にいうことはないのかwww ヒュー・ジャックマンさん、おじさん呼ばわりしてすみませんでしたーっつ!!


バッドエンドは、テーマによりまして、ホラーとかミステリーとかは、バッドエンドにしておくと、スリルが最後まで続くとかでよい。
とはいえ、幽霊が退治されてハッピー。でもなんか予後の次作がありそう。
っていう、怖いまま終わるのでもOKなのだ。

ちなみに、例は「シン・ゴジラ」だ。
たぶん、2を作ろうか狙ってるからだろう。

ゴジラのしっぽが変だったwww

でも「大魔神」は3作あるが、特にそれぞれの最後に次作ひっぱりエピソードっぽいのは、ない。
毎回、魔神様がくずれて消えて終わる。
まあ、古い作品なので、そういう期待感とかで営業しようっていう作劇的工夫がなかっただけじゃないかなあと思います。

→ 個人的にはあの埴輪顔が素敵www かわいいwww なに、ウルトラマンみたいに鼻筋通っていて、卵顔で目は切れ長ですっきり。イケメンwww

まあ、けっこう昭和時代の小説や漫画と、現代の小説や漫画の作劇としては、多少変わっていて、やはり現代のほうが小技とか複雑度とか、筋運びが違うのです。まあ、現代人の複雑さに向いているのだろう。
あまりに単純だと先が見えすぎて、つまらんかもしれない。ただ、あまり作品を見てない10代の若者には、受けるかもしれない。


受ける2つめというと、少女漫画の恋愛ものについては、これが鉄板受けするらしい。
これは、ありすぎて作品名を出せないくらい、いっぱいある(笑)。

「実は、前から君が好きだった」
ってもので、いやー、かっこいい男性が主人公の女性にこういうと、読者はたいがいが、胸キュンなんだそうだ(笑)
→ただし、イケメンに限るwww 不細工主人公とかがいうと、うーんと、たぶんストーカーのホラー漫画になってしまううーーー(笑) あれ? そういえば、そんなのがあったなあ。
美人のヒロインが「不細工は努力が足りないわ」とかいって、イケメンと結婚するんだが、そのイケメンは不細工な幼馴染が整形したものだった。「え! いやー!」みたいな・・・っていうのがある。ああ、ホラーだわwww
(でも逆張りで、整形したんだけど、相手が認めてくれてハッピーエンドってのもありますが。これかな???)

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B009SN9FO2/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i3


しかし、一方で、 Boy Meets Girl ストーリーという鉄板もあって、「一目ぼれ」ストーリーである。いや、これは本能的なもので、騙しがない限りは、人類共通で、「最初から、感じがいいと思っていた」というのなのですな。
これは、男性からみたら、「美人、かわいい、若い女性」「おっぱいがでかいとか、セクシーとか、母親みたい」であり、女性から見たら、「この人、遺伝子いいから、この男性の子供産んでもいいわ」(だいたい、顔や体が均整が取れている=免疫性が高い、健康ってことだ)なのだ。

いやあ、本能には勝てないのでありますが、でも、一方で「なんか、気持ちが通わないとだめよね」というのもあって、「私を長く見てくれていた = 私を理解してくれたうえで、好きっていってくれてる」ってことで胸キュンになるわけですなwww

いやー、めんどうくさいな、女心って!!


他は、まあ逆転劇が好きだから、弱い人が強い人に勝つとかは、鉄板です。
正直、週刊ジャンプなんてさ、ほぼこれじゃん?(笑) たまに「俺様」ヒーローがいますが、一度、油断して叩かれて、這い上がる・・みたいなので、やはり、逆転劇としては同じなわけです。

ジャンプ読者って、毎回毎回似たようなストーリーで、飽きないのかなあ? まあ、アクションシーンがいろいろだから、飽きないかな。
カレーライスに飽きる人はおらんしな。



というわけで、ご参考にしてください。
ネタに困ったら、これですよ、これwww

ヒュー・ジャックマンさんは、これがいいです。
ちょっと年齢的に無理があるけど、若いときから演じてる。

https://www.youtube.com/watch?v=Z9g-ChsgTuQ


こんなくだらんコメディーにまで、出てくれるwww
(ペーパー用意したのに、ぼろぼろにされる。かわいそう orz)
自動車の中で待ってる普通の人が、笑えるのだwww


AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!