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秦氏の真実

あまり興味がないのだが、古代フェイクニュースに必ず出てくるのが、秦氏なので、ちょっと整理してみました。
(太秦の映画村はいいよねー! 楽しいもん。近くなら行く。ちょっと行きにくいんだよなあ・・・。京都駅からは微妙な距離なのだ。)


1つめ 先祖は弓月君です。

応神天皇のときに、一族仲間を率いて日本に来て、太秦あたりに住みました。これが、太秦が秦氏の本拠地という理由ですね。

ちなみに、応神天皇の時代は、仲哀天皇、神功皇后の子供です。つまり、
390年くらいからの天皇です。
弓月君は応神14年ですので、だいたいちょうと400年―405年くらいで、おそらくかなり、時期は絞られます。


2つめ 秦氏は始皇帝の子孫か?
「『新撰姓氏録』によれば、「秦氏は、秦の始皇帝の末裔」という意味の記載がある。これは秦氏自らが、権威を高めるために、王朝の名を借りたという説などもある[5]。」
 実はすでにハプログループがわかっています。秦河勝と始皇帝のハプログループは一致していましたので、これは嘘ではないです。グループOですね。普通の中国人というか、シナ人系です。

3つめ 技術指導
「秦氏一族は稲荷神社などを創祀したことでも知られており、蚕や絹などによる織物、土木技術、砂鉄や銅等の採鉱及び精錬、薬草なども広めた。」
これはたしかにそうかもしれないのですが、すでに日本の弥生時代には、養蚕、絹、土木、青銅器、鉄器技術はマスターしています。なので、教えてやったといわれても、「知ってるわ」って話でして、まあ、多少は改善して効率のいい技術を教えてくれたのかもしれないです。

4つめ 秦氏の宗教

よくインチキ本に出てくるのが、これです。
「景教(キリスト教のネストリウス派)徒のユダヤ人が祖であるとする説(日ユ同祖論)が佐伯好郎によって提唱された[29]。」

これはすでに、Wikipediaには嘘だといっているし、佐伯好郎は金のためにそういっていたので、これも嘘だと言っています。
だいたい、ハプログループが完全に中国人なので、ユダヤだの、なんも関係ありません。
(まあ、始皇帝が青い目の白人説は、ちょっと面白いので、現実だとおもろいですが、ぜんぜん違いますね。)



まあ、総括すると、それなりに日本に影響を与えたけど、それはせいぜいが、改良された技術をすでに日本人が知っているのに、持ち込んだという程度で、下級貴族くらいにいて、ある程度、あちこちに住んで、豪族的な立場になったけど、もう溶け込んでるしーって感じですね。
始皇帝の子孫は、すごいですが、日本には天皇の子孫が、3000万人以上いるので、別にたいしたことないです。
ユダヤのは完全にフェイクです。


おまけ
本当のイスラエルの十支族が移住した地域は、この通り。
アフガニスタン、ナイジェリア、エチオピア、インドです。
日本はありません。意味なく遠くにいくと、飛行機もないんですから、死にます。



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