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プロ漫画家になりたければ、人気テーマを描けるようになると、リーチしやすい。

世の中には、受けやすいテーマの漫画とそうでもない漫画があります。

まあ、最近は「生まれ変わって異世界」www というのが大流行ですが、意識は同じだけど、DNAや肉体と環境が違うので、それを変えないと成功しないと思い込んでいるのでしょう。
残念なことです。

さて、人気テーマというのは、一定数の同じ好みの読者層を持っているのです。

一番わかりやすいのが、本能に近いものです。

食欲、財産欲、恋愛(生殖欲)、名誉欲や達成欲などです。達成欲は、スポーツとか、芸術系が多いです。たまに小説家になりたいというのもあるのですが、たぶんアクションがないので、ビジュアル的にスポーツやアーティスト系のほうがいいかなと思います。「のだめカンタービレ」などもそうですよね。ダンスだと「アラベスク」や「SWAN」などがあります。
絵面受けしやすいです。スポーツは、野球もサッカーもテニスもたくさんあります。珍しい種類のスポーツもあると思います。
そのスポーツが現在、それほど参加者はいなくても、漫画になると始める人などもいます。

一方、メジャーではないですが、知的な趣味で受けるテーマがあります。
それは、歴史もの、SF、ホラー、ミステリー系です。

大きくいうと、これもまあ、「知識欲」系です。ただ、メジャーな部数は狙いにくいです。
「ベルサイユのばら」は、特別です。たぶん、あれ、当時、男装の麗人 オスカルを入れたから受けたのであって、マリー・アントワネットだけだとあんなに人気にならなかったと思います。

ただ、ホラーなどは「危険なものに本能が反応する」ので、メジャーになれるかもしれません。
たとえば、映画の貞子シリーズがそれです。怖くてぞくぞくして、それなりにいろいろ詰めてあれば、面白いです。→検索したら、貞子ってだけで、山のように出てましたwww サブジャンルになってますねwww

新進映画監督などがやらされるのはこれでして、だいだい才能のある監督はたぶん、1回はやってるんじゃないかなあ?


ただ、これは作家さんがアホだと描けないので、一定の頭の良さが必要です。それに怖がらせる描写力もいると思います。絵が下手だと、ホラーじゃなくて、コメディーになってしまいますwww

ファンタジーはアホでもいいです。好きなことをしていいので。例えば、インチキな伝説、インチキな武器や魔法、インチキな架空の国など、好き勝手です。これだけ好き勝手しているのに、面白くなかったら、まじに作家がアホです。

ただ、SFやホラー、ミステリー系は「着地点」「最後の謎解き」なども必要なので、このための構成力がいるので、一定の頭が必要です。IQ 100未満だと描けないかなあと思います。
まあ、たくさん読んでいたら、似たようにしてもいいので、「先祖霊だった」とか「現地の地縛霊や文化・宗教系理由だった」「宇宙人の超科学のせいだった」などでもいいです。
まあ、奥の手は「夢でした」っていうのがあります。→この手で一番すごいのが、某N物語です。映画もできましたが、続編が終わってないですwww 金をかけすぎて、収支が取れなくなったのかもです。

達成欲系では、特に男性漫画だと「お仕事系」があります。
一番成功したのは、「課長 島耕作」ではないでしょうか? 部長になるし、最後は社長にもなったし、出世すごろくです。
他にも、ファッションデザイナーとか、帽子やさんとか、やってない仕事があるかどうかわかりません。
このお仕事系は、「今その仕事してないけど、そういう仕事したいなあ、したかったなあ」という読者も呼び込めますので、ポテンシャルがあるのです。

「日常系」もありますが、これは一番受けるかもです。仕事系みたいに、仕事のノウハウまで考える必要がないです。ただ、トラブルがあったら、それを描くだけです。
姑ー嫁確執、子供育児系、モラハラ配偶者、専業主婦・主夫もの、学園ドラマなどです。
たぶん、不勉強な編集者で、「安易に売れたらいいな」と思っているような編集部には、絶対に受けます。
「身近な小さいことを丁寧に描くといいよ」などと、おだてられて書ける作家さんもいます。
(私はあまりに退屈すぎて、描く気がさっぱりなかったですので、ミリオンセラー作家にはなれませんでしたwww)


まあ、そんなわけで、本気でプロ漫画家になりたい人は、これらので人気になりやすいもので1本描いてみるといいと思います。
自分にあっていたら、2本3本描くと、もっとうまくなるはずなので、プロになれるかもしれないです。

根源的な本能を刺激する何かがあるといいかなと思います。

日展という日本で最高の芸術展覧会があるのですが、そこで入賞するような人や、審査員になるような大先生はだいたい、5年10年くらい、同じテーマで描く人がいます。一度受けたら、自分で二匹目のどじょうを狙うのです。

旅行外国テーマ、舞妓さん、桜や紅葉 などなど、決まったものを狙う先生も多いです。受けるテーマが、油絵や日本画、彫刻などにもあるのです。



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