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オンラインレッスンを始めるにあたって、「規約」って必要?

今まで講座やレッスンを対面で提供されていた方の多くが、このコロナ渦で、オンラインで提供するスタイルに切り替えられています。

その際に、オンラインで受講いただく生徒さんに、事前に同意してもらう「規約」って必要?

そんなご相談が多くあります。


規約作成の専門家がわかりやすく解説します。


1.「規約」とは

「規約」とは、受講規約、オンライン規約、利用規約、と名前は様々ですが、要は、オンラインでサービスを提供する際に、事前にお客様に同意いただいておく、決まりごと、ルールのことです。

ただ、なかには、この「規約」無しに、オンラインでサービスの提供を始めてしまっておられる方もいらっしゃいます。

この「規約」って必要なのでしょうか?

2.考えられるリスクとは?

ある程度大きなスクールで運営するレッスンなどは、受講申し込みの際に、たいてい所定の「受講規約」などに同意したうえで申し込むというスタイルがとられています。

申し込み後に、「こんなはずじゃなかった」などと顧客からクレームをもらっては、運営が滞り、大きなリスクを負うことになってしまうからです。

それでは、個人レベルでオンラインレッスンなどサービスを提供する場合は、これらの大手に比べてリスクが無いと言えるでしょうか?

たとえば、よくあるオンラインレッスンの場合、以下の様なリスクが考えられます。

前日にキャンセルされ、全額返金して欲しいと言われた。
レッスン中に、お客様のスマホや通信環境の調子が悪くなったことを理由に返金を求められた。
他の受講者に迷惑となるような行為があって受講者全員からクレームが出た。
習ったことを、あたかも自分が考えたノウハウであるかのように発信したり、そのノウハウを使って似たようなスクール事業を始められた。
先生の個人情報をさらされた。
思っていた内容と違ったと、受講終了後にクレームがあった。

などなど、たとえ個人レベルでサービスを提供する場合であっても、少なくても上記のようなリスクを負う危険性があることを理解しなければなりません。


3.「こんなはずじゃなかった」を回避するため

「規約」とは、後々の、「こんなはずじゃなかった」を回避するためのものであるということができます。

事業者として顧客にサービスを提供していると、最初は思いもよらなかった事態が生じることもありますし、たとえ、こちら側に責任がなかった場合であっても、顧客から苦情がでることもあるかもしれません。

そのようなときに、

“受講いただく場合は必ず同意しなければならない決まりごと”

として、しっかりした「規約」をあらかじめ提示し、同意いただいておいた場合と、そうでない場合とでは、このようなリスクに対応できるかどうかに大きな影響がでます。


4.事前に同意いただく

「規約」を用意した場合も、この“あらかじめ”が大変重要になります。「規約」は後出しができません。

「そんなの読んでない」
「そんなこと知らなかった」
「そんなんだったら最初から受講しなかった」

などと言われてしまうことがないよう、しっかり事前に同意を得ていただいたことを証拠として残せるような申し込みのスタイルにしておくことが重要になります。

オンラインスクール、オンラインレッスン、オンラインサービス、オンラインサロン、教室、協会事業に欠かせない規約について、当事務所は多く取り扱っています。お気軽にご相談ください。

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