「人間という存在に対する〈信頼〉」(「人間存在に対する〈信頼〉」)とはなにか――【用語集】『〈自己完結社会〉の成立』
「人間という存在に対する〈信頼〉」(「人間存在に対する〈信頼〉」) 【にんげんというそんざいにたいするしんらい】 「〈共同〉のための作法や知恵」としての〈信頼〉の原理の一形態で、〈有限の生〉=「意のままにならない生」の現実を前に、何かを背負い、必死に生きようとしてきた(そして生きていくだろう)人間存在そのものへの〈信頼〉のこと。
〈信頼〉の本質は、盲目になって何かに身を任せることではなく、あやふやで、眼で見たり、触って確かめたりすることができない何かを、それでも信じること