「世間や世俗、時代を超えた〈役割〉」とはなにか――【用語集】『〈自己完結社会〉の成立』
「世間や世俗、時代を超えた〈役割〉」 【せけんやせぞく、じだいをこえたやくわり】 「〈共同〉のための作法や知恵」としての〈役割〉の原理の一形態で、人々が世間や世俗、時代を超えた何ものかに対して積極的な意味を見いだし、何ものかを引き受ける場面で生じるもののこと。
「〈間柄〉を引き受けるものとしての〈役割〉」が、「共同行為」を実践する目の前の他者や、同時代に一般的な「世界観=人間観」に規定されるのに対して、「世間や世俗、時代を超えた〈役割〉」は、しばしばこうした枠組みとは対立