マガジンのカバー画像

190
壱貫亨司詩作集め
運営しているクリエイター

2022年1月の記事一覧

ジェミニ

失いたくないものだから 追いかけながら半分こ いつも片手を握ってる 手にしたものは半分こ …

壱貫亨治
2年前
50

ピアノ弾き

わたしはいつから此処に居る 白鍵見たなら色褪せて 四季の巡りを告げる音 奏でるあなたは何処…

壱貫亨治
2年前
53

決着

始まりに後悔を持つ そんな出来事もある 責めようなんて思わない その時はそれを選択した 最善…

壱貫亨治
2年前
48

腹が減ったか

腹が減ったか ようけ食うとけ なんぼでもある 好きなもんなんや 嫌いなもんあるんか 腹が減っ…

壱貫亨治
2年前
55

君の歌

君の歌はどこにある 僕はそれだけ探したい 君が笑えば見つかるか 君が泣いたら落ちてるか 君…

壱貫亨治
2年前
57

一言

もう行くよ そんな私の 一言を 手を振る君は 好きだと言った 愛すれば 知らずに済んだ 寂しさ…

壱貫亨治
2年前
65

ベント

しつこい雨と まとわりつくような 削除したはずの想い かまびすしい沈黙が 最終防衛ラインにて 膠着状態のまま 苛つく間隙を 時折指差し確認するが 現状に至る要因については 無関心を決め込む 何ら変わりはしない事を 受け入れたくもないくせに 通い慣れた道を辿る最中 高校生の夢を盗んで 君の墓を掘り起こし 添い寝したって良いだろう 今から電話するから 必ず出てくれよ

声を聴かせて

ねえ 君の声を 聴かせて欲しい なんて 言わないけどさ だから 黙ることにした そう 君の鼻歌 …

壱貫亨治
2年前
74