横浜翠嵐高校「知の集団」の学校評判は?

横浜翠嵐高校の結論!

1. 最難関大(東大・京大・東工大・一橋大)合格数は神奈川高校受験トップ。本気で最難関大を目指すならココ!

2. 数学研究会、クイズ研究会、科学部など、他校では見られないほど盛んなアカデミックな部活動が大活躍。全国のトップ中高一貫校と争う。

3. 帰国子女が急増して、世界中から生徒が集まるのが今の翠嵐。海外修学旅行や大使館交流、アメリカとの姉妹校事業などグローバル教育盛ん。

4. 翠嵐の体育祭はスポーツ要素だけでない知的営みの集大成。可愛子は学年を越えた1年間の団結の結晶になる。

横浜翠嵐高校の2020年大学合格実績分析

神奈川に住む最上位の中学生は、横浜翠嵐高校と湘南高校への進学で二分されて、その他に、校風で川和高校や柏陽高校を選ぶ人もいます。横浜翠嵐高校と湘南高校の大学合格実績を紹介しますね。

★横浜翠嵐高校 (将来予想:急激に伸びる)

東大+京大37人 東工大15人 一橋大13人 旧帝大22人 横国13人 早稲田大118 慶應大95人 上智大24人

☆湘南高校 (将来予想:伸びる)

東大+京大36人 東工大15人 一橋大14人 旧帝大36人 横国19人 早稲田大169 慶應大87人 上智大23人

横浜翠嵐高校は、東大+京大に37人合格していて、これは高校受験だと神奈川トップになります。東工大、一橋大、旧帝大(北大・東北大・名大・阪大・九大)、横浜国立大の難関国立大学を含めると、合計は100人!です。国立大学を志望する生徒が併願する早慶上智も、素晴らしい合格実績に感じますね。湘南高校も互角ですね。現役率は横浜翠嵐高校が高いです。横浜翠嵐は現役力に強みがあります。湘南高校は、全国の最上位の旧帝大にたくさん合格が出ている特色がありますね。

川和・柏陽・学芸大附属と比較してみる

神奈川公立トップ校とされる4校(翠嵐・湘南・川和・柏陽 SSKH)のうち、翠嵐と湘南に次ぐレベルの川和高校、柏陽高校、東京の学芸大附属と比べます。

◯川和高校 (将来予想:伸びる)東大3(現役3・理三1)京大2(現役1)東工大4 一橋大7 旧帝大4 横国23 横市6 都立大13  早稲田94 慶應35 上智26 明治大233 青山学院大67 立教大60 中央大78 法政大93

◯柏陽高校 (将来予想:横ばい)東大4(現役2)京大2(現役2)東工大5 一橋大7 旧帝大9 横国17 横市14 都立大7 早稲田74 慶應31 上智21 明治大171 青山学院大62 立教大76 中央大74 法政大88

◯東京学芸大学附属高校 (将来予想:急激に下る)東大28(現役16)京大9(現役5)東工大10 一橋大7 旧帝大13 横国3 横市4 都立大1 早稲田114 慶應81 上智35 明治大79 青山学院大31 立教大31 中央大62 法政大29

都立大や横浜市立大のような人気国公立大、MARCHも入れてみました。川和高校から現役で東大理三に合格が出ているのはすごいですね。川和高校は文武両道で、運動部が有名です。翠嵐や湘南に行ける学力でも、川和に行きたいという川和ファンが結構いると聞きます。川和高校は、首都圏の難関国立大(東大・京大・東工大・一橋大・横浜国立大)にたくさん合格を出していますが、地方の国公立大は少なくて、早稲田や慶應の合格が多いです。また併願大になるMARCHの合格数は日本一でした。川和高校は「首都圏の通学圏の難関国立大か早稲田、慶應を目指す」という志向のようです。柏陽高校は伝統的に国公立大を目指します。全国の国公立大に合格が出ています。他方で早稲田大や慶應大は川和ほど強く有りません。「全国の国公立大を目指す」という志向のようです。東京学芸大学附属高校は、低迷が続いています。将来予想を「急激に下がる」としたのは、難関国立大を目指すような中学生は、横浜翠嵐や湘南へ進学するようになり、今後ジリ貧になると予測がつくからです。3年後くらいには、川和高校と柏陽高校に並ぶと想定されます。現役の東大合格数は4~5名ぐらいになるのではないでしょうか。いじめ問題が尾を引いています。川和、柏陽、学芸大附属の3校による2番手争いも今後激化しそうですね。

横浜翠嵐高校「知の集団」超高校級が集結

学校説明会と、学習塾の生徒スチューデントレポートから内容をまとめようと思います。

横浜翠嵐高校は「知の集団」です。

勉強はできるのは当たり前、それ以上に何か「強い個性」や「強い知的好奇心」を持っている生徒が集まっています。

「翠嵐の学校生活で感じるのは、思わず『凄いな!』と圧倒されるような級友に出会えること。」

たとえば、横浜翠嵐高校には「数学研究会」という部活動があります。普通の学校では、「趣味は数学」なんて、ちょっと引かれるというか、ガリ勉のレッテルすら貼られてしまいます。でも、翠嵐では、それが一大勢力を持っていて、学校内でも一目置かれる存在感を放っています。世界最高峰の数学五輪出場を目標に、論文の発表や探求活動を行っています。大学の講義書を普通に読んでいる同級生も。数学オリンピックにチャレンジするのは、首都圏では中高一貫生がほとんどだから、高校入試からこのような大会に果敢に挑みたい生徒は翠嵐に自然と集まります。

「クイズ研究会」は全国的にも大変有名で、テレビ出演歴も多い部活動です。また「科学部」も、横浜翠嵐は本物です。全国のトップ進学校の生徒たちが高度な科学的頭脳を競う「科学の甲子園」に、神奈川で一貫して出場を続けていた私立中高一貫校の栄光学園を破って、高校入試校として初めて出場を決めました。

翠嵐は、知の超高校級が集う学校です。「三度の飯よりも数学を愛している」「大学物理を独学している」「歴史オタク」「学術五輪の出場経験者」こういった高校は、中学入試校ではいくつかあるのですが、高校入試校では、神奈川県内では横浜翠嵐高校が唯一無二の環境です。

横浜翠嵐に国境なし? 世界中から集まる帰国子女率の高さ

「横浜翠嵐高校のもう一つの魅力は、世界中の学校から生徒が入学することです。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンパウロ、上海、香港、シンガポール、ソウル、ドバイ、ロンドン、デュッセルドルフ、ナイロビ・・・多数の海外現地校、日本人学校から、横浜翠嵐高校に集まります。帰国子女入試を行っているわけでない高校に、これだけたくさんの帰国子女が集まるのは珍しいといえます。」

横浜翠嵐高校はグローバル教育の先進校です。海外への修学旅行、世界中の大使館と提携した活動、アメリカ姉妹校との相互交流事業や留学、朝鮮学校との伝統交流など、横浜という絶好の立地を生かした海外交流がとても盛んです。

学術的でアカデミックな風潮があるなかで、横浜翠嵐のグローバル教育は常に外を向いています。海外からの著名人の来校も多いという横浜翠嵐高校。ボーダレスな進学校は、21世紀型の新しい進学校のスタイルなのかもしれませんね。

1年間かけて創られる独自文化の体育祭 「7分間」に込められたカワイコの世界観

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横浜翠嵐最大のイベント、体育祭は、1年間をかけて準備される巨大行事です。

翠嵐体育祭は誕生日の季節で色を分けており、緑色(春)、赤色(夏)、黄色(秋)、白色(冬)の4チームに分かれ、様々な競技を行い、総合得点を競い合います。各競技の中でも特に人気のある競技は可愛子と驚師像です。

可愛子は、1年間かけて仕込まれる独特な文化だといいます。2年生が中心となって、テーマや世界観を選定のうえ、衣装製作、台本、選曲、振り付けなどを分担し、1年間という期間を利用して、1つの作品を作り出します。

昨年の黄色組のテーマは「ローマの休日」。1953年のアメリカ映画であり、世界最高傑作の一つとされる古典的映画を題材に、ジョーとアニの二人の物語を舞台に繰り広げます。

わずか7分間のために、1年間かけて2年生が全力で創り上げ、下級生の1年生が演じきります。学年の枠を越えた、世界でたった1つだけの作品が、7分間に凝縮されます。これぞ「知の集団」が団結してつくる翠嵐の体育祭。

翠嵐の体育祭は、スポーツが得意な生徒たちが活躍する騎馬戦や棒倒し、色別リレーがあるだけでなく、スポーツが得意でない生徒が知的に活躍できる場面が多くあるのですね。

また、ベニヤ板12枚分の大きなパネルに各色が描いた作品の完成度を競い合う種目もあります。巨大パネルは昨年、画像がSNSで拡散して、「日本一完成度の高い巨大パネル」として話題になりました。これらを創るのは最上級生である3年生の役目。3年生が集大成として作り上げた作品も見ものです。

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