人生迷走中の意味について。

この4月から、「🎤人生迷走中シンガーソングライター藤原 敬🎹」と名乗り始めた。
でも、よく考えてみたら、何をもって人生迷走中と言っているのか、自分でもよく分からない。
そこで、人生迷走中の意味について、改めて、ここでちょっと考えてみようと思う。

3月までは、教員の仕事をやっていた。
でも、2月から休職し始めて、結局、教員の仕事を辞める3月末まで休み続けた。
ここらへんが、人生迷走中なのは分かる。

3月末に、自分が大事にしていた教員の仕事を辞めた。人生迷走中。これも分かる。

4月に、いきなりシンガーソングライター名乗り出すのも、何を血迷ったか感がある。人生迷走中。これも分かる。

でも、今、新しい仕事を始めて、歌う生活に慣れてきて、だんだん、何をもって人生迷走中なのかが分からなくなってきている感がある。

仕事のことは、守秘義務がある仕事なので、SNSでは書かないようにしているのだけれども、「藤原、どうやって生活してんねん…！？」と心配してくださっている心優しい方々がいらっしゃるから、一応、ここでご報告しておこうと思う。

僕は、ひとまず、今、教員以外の仕事をしながら、歌を歌っている。

じゃあ、「🎤シンガーソングライター藤原 敬🎹」でいいじゃないかと。
そんな気もしてくる。

でも、僕の自己認識として、僕は、「音楽家になるために、ひとまず食い繋ぐための仕事をして頑張ってる人」ではない。
そう思っている。

そういう人たちのことは、すごいなぁと思うけれども、僕は、そういう土俵に乗っかりたいわけではない。

だから、シンガーソングライターを始めましたという話をしたときに、話が噛み合わないことが多い。

「いや、別に音楽で食っていくとか、そういう気はなくて…。」

そういうことを言うと、言われた側からすれば、「？？？」という感じなのだろう。

いや、それはそうだ。

応援する側からすれば、「お前、これで食ってくって覚悟決めてんじゃないのかよ？」っていう気持ちにもなる。
その覚悟を決めてない奴なんて、応援のしがいもないと思うかもしれない。

でも、そういう人たちには申し訳ないけれども、僕は、そういうところに覚悟の軸足を置いていないから、そう言われたとしても、まともにその気持ちには答えられない。

僕の覚悟は、何か職業に自分の人生を捧げる覚悟ではない。

僕の覚悟は、あらゆる手段を使い、自分の目的に向かって走り続ける覚悟だ。

だから、教員にしたって、シンガーソングライターにしたって、教育学研究にしたって、学習コミュニティ『ディアローグ』にしたって、それらは、僕にとっては手段でしかなくて、その根本には、自分の目的がある。

その目的から外れない覚悟をすることが、僕にとっては大切なのだ。

じゃあ、今、僕は、どんな目的のために、シンガーソングライターをやっているのか。

…分からない。

いや、しんどい想いをしている人に寄り添う歌を歌いたい。
そんな漠然とした想いはある。
けれども、これという核が、今の自分にはない。

…そうだ。

だから、人生迷走中。

核となる自分の目的を見失っているから、人生迷走中なんだ。

生活も、ギリギリ。

何のために歌っているのかも分からず、ただ今の自分には歌うことしかできないから歌っている。

この生活がどこにつながっているのかも分からない。

これから、この先どうなっていくのかも分からない。

教員に戻る気はあるのか？

教育学研究はどうするのか？

『ディアローグ』はどんなコミュニティにしていきたい？

もし万が一歌が誰かに何かの形で認められたら、他のものを投げ捨てて、名実ともに(？)、シンガーソングライターとしてやっていくのか？

今の僕は、そうした人生の問いに、何一つ答えられない。

人生迷走中。

でも、そんな人生迷走中の僕だから歌える歌もある。
そう思っている。

だから、僕は歌う。
何のために歌っているのか、自分では分からずとも。

🎤人生迷走中シンガーソングライター藤原 敬🎹

やっぱり、しばらくは、これでいこうと思う。

※

4月27日(土)は、19:00から歌います。
Seiさんとご一緒させていただきます。
雨天決行ですが、屋根のある場所が取れなかった場合は中止の可能性もあります。
ご了承ください。
場所が知りたいという方は、藤原まで直接ご連絡ください。